つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

小品、カキとクモ。

2023年06月24日 17時45分45秒 | 自然
                           
朝イチ(6:10)に近所のコンビニへ出かけ、
スポーツ新聞を買うのが、ここ5日間の日課になっている。
それは僕にとって、競艇SGレース開催期間中のルーティーン。
--- 勝負の行方は後に譲るとして、今回はごく短い道行きのハナシだ。

同じ時間、同じ道を歩き、見るともなしに同じ景色の中に身を置いていると、
ちょっとした変化に気付く事がある。
今朝のそれは「青柿」。



梅雨入りした頃は萼(がく/花びらを支える器官)に隠れていた実が、
いつも間にか随分大きくなっていた。
青葉に包まれた熟す前の柿の実は目立たず、認識しずらい。
今朝も、もし「異色」が混入していなかったとしたら、
目に留まらなかったのではないだろうか。



何故か気の早い一葉。
孤独な柿紅葉に惹かれてスマホカメラを近づけると---
『おやっ?!』
--- 朱色の上で蠢く影が。
「ハエトリグモ」だ。



腹部に灰褐色の条紋。
「マミジロハエトリ」の様な気がするが、まだ小さく特徴がハッキリ現出しておらず、
特定は難しい。
そもそもハエトリグモの種類は多い。
世界中で5000を超え、日本国内でも100を下らない。
こいつは中々優れたハンターで、自身の何倍もの距離を飛び跳ね、
ハエ、小型の蛾、ダニ、蚊などを狙う。
ゆえに人間にとっては「益虫」とも言える。

無事に成長できたなら、この木に於けるミニマム級チャンプに君臨するだろう。
暫く、柿の実が色づくあたりまでは観察してみるとしようか。

『ガンバレよ』
                        

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