つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡町の銭湯~鉄砲湯編。

2012年11月22日 22時37分08秒 | 日記
「今日の一枚」は、スガイ書店傍の銭湯「鉄砲湯」。
以前から、ネーミングの由来が気になる存在だった。
もしすると「鉄砲風呂」が関係しているのだろうか?

「鉄砲風呂」とは、江戸時代に生まれた内風呂。
木製の楕円形の桶風呂で、風呂桶の中の「鉄の筒(鉄砲)」に、
薪をいれて焚き、筒を加熱して湯を沸かすスタイルだ。
時たま、時代劇などに登場する。
つまり、伝統的なお風呂の粋を受け継いで命名されたのかな?とも考え、
少々ネットサーフィンをしていたところ…。
地元ローカルTV局のHPに、ヒントを発見。

『藩政時代、お客さんの中に、弾薬製造業者がいたらしいんです。
  どこへ行っても『鉄砲屋』と呼ばれます。』
                 (※テレビ金沢「誉のドコ行く?」より引用原文ママ)

上記は、アナウンサーが津幡町を歩く途中、
「鉄砲湯」に立ち寄り、お店の方に聞いたらしい件だ。
放送は観ておらず、いまいち判然としないが、どうやらそういう事らしい…。
また“藩政時代”の単語があるくらいだから、かなり歴史が長いようだ。

そして、更に「鉄砲湯」関するこんな記事も発見。

『津幡町津幡の銭湯「鉄砲湯」は、腐りにくく、
 虫がつかないとされる新月伐採の木の効用に着目し、
 月が姿を消す新月の日に伐採木の木片を湯船に浮かべる
 ユニークなサービスを続け、「ふしぎ銭湯」として注目されている。
 
 鉄砲湯は、重油類を使わず工務店などで出る木くずを燃料に
 地下水を沸かしている。
 同銭湯に木くずを提供している同町能瀬の工務店社長で、
 仲間と新月伐採 木による住宅、和船づくりに取り組む
 岡田良治さん(59)の勧めと木片の提供で、
 昨年一月にサービスを始めた。  
 以来、ほぼ月一回めぐってくる新月の日に、
 「新月の湯」の看板を掲げ、
 男女の湯船にはスギやアテなど各十個以上を浮かべている。

 脱衣場には新月や新月伐採法の紹介パネル、
 玄関には月関連の書籍約四十冊の文庫もある。
 書籍は利用客の小学六年生=当時=が
 「関心のある人に」と寄せたものという。
 新月の日以外にも「今晩は満月です」などとイラスト付き看板で
 月情報を提供している。

 では、“月の神秘の力”は利用客の心身にどう作用しているのか。
 常連客からは「木の香に癒やされる」「温まる」などの声も聞かれるが、
 鉄砲湯経営者の横川一郎さん(76)は
 「効果があるのかないのか、はっきりいってわかりません」。
 ただ、「月に関心を持つようになった」との声は多く、
 横川さんは「銭湯からの帰り道、夜空を見上げ、
 ゆったりとした気分を味わっていただいているようです」と話している。』

                  (※2009年掲載・北陸中日新聞記事より引用)

裏口付近に木屑が積み上げられているのは知っていたが、
「新月サービス」は知らなかった。
まだ行っているのだろうか?
今月の月齢スケジュールは…新月が14日!
既に終わっている!
来月は13日。
木曜日か…。
時間が許せば、足を運んでみたいと考えている。
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2 コメント

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鉄砲湯 (メアリのパパでした)
2012-11-26 09:29:02
由来を初めて知りました。
ここのお湯は湯冷めしなくて好きで以前はよく週末のたびに通っていたのですが最近はご無沙汰です。「新月」に関するうんちくは店内にも案内ありましたよ。なんどか「新月の湯」にも入ったことがありますが、効能のほどは、、、。

そういえば、CM大賞にもこちらが出ていました。もう津幡の顔ですね。ちなみに津幡は大賞!
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メアリのパパでした様へ。 (りくすけ)
2012-11-26 11:14:50
新月の湯…。気は心といった感じでしょうか。
いずれにしても機会があれば、行ってみようと思います。

CM大賞、リンクを張っていただきありがとうございました。
お蔭様で初めて拝見でき、鉄砲湯内部を窺えました。
ところで、主演の妙に体格のよい男性は誰なんでしょう?
町の職員さん??
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