つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡短信vol.58

2019年05月11日 16時21分47秒 | 津幡短信。
津幡町に関するよしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回は、この2本。

【商店街のギャラリー】

津幡中央銀座商店街(パピィ1通り)の一角に店を構える「みたにや呉服店」。
そのショーウィンドウは、春先なら学生服メーカーのキャンペーンや、
町内の小中学校の制服が並ぶのが常。
晩春から初夏に差し掛かる今は、一寸したギャラリーの趣だ。

昭和中期~戦後間もない頃の作と思しき徳利。
シンプルな青絵の焼き物は高級品ではないだけに、
往時の生活感が滲み出ている。
「倶利伽羅屋」の文字は、いかにもご当地らしい。
中央の赤絵は、お神酒用である。

おそらく「高光一也(たかみつ・かずや)」のデッサン。
明治40年(1907年)金沢市・北間町に生まれた「高光」氏は、
終生郷里にあって、戦後日本の洋画壇を代表する画家の一人として活躍した。
女性像が得意で、健康美に溢れた秀作を数多く残している。
また、金沢美術工芸大学教授、石川県美術文化協会理事長・顧問などを歴任。
石川県における洋画壇の重鎮としても知られている。

【町の花と町の木、花開く。】
昨年と比べ幾分遅くなったものの「ツツジ」が盛りを迎えた。

津幡町役場にて撮影。

津幡町文化会館シグナスにて撮影。
ツツジは津幡町の花。
公共施設の周辺や公園には、生垣や花壇が必ずと言っていいほどある。
何とも鮮やかで、華やか。
最近の眼福だ。

また町の木「マツ」も花が咲いた。

松は、花びらのない花を咲かせる裸子植物。
その花は「おしべ」か「めしべ」のどちらか一方だけの「単性花」で、
雌花と雄花が同じ個体にできる「雌雄同株」である。

控えめだが、実に機能的な美しさを備えていると思う。

<津幡短信vol.58>

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 天(あま)駆ける恍惚と不安... | トップ | 四つの時代をつなぐ場所。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿