つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

らしくないぞ、冬。

2017年01月07日 23時13分01秒 | 日記
地球全体を見渡しても、沢山の雪が降る地域は案外少ない。
北米5大湖の沿岸、米加国境の山岳部。
北欧・スカンジナビア半島西側。
そして、日本列島。
わが津幡町が属する北陸・石川県は、長年「豪雪地帯」とされていた。
…しかし、その常識は過去のものになろうとしているのかもしれない。

昨シーズンは記録的な暖冬で雪不足となり、営業日数が大きく落ち込んだ県内のスキー場。
今シーズンも雪がほとんど積もらず、閑古鳥が鳴いている。
山間部の様子から、平野部も推して知るべし。
本日・2017年1月7日の町内は、大変うららかな日差しに包まれていた。

↑水分を多く含んだ北陸の雪から枝葉の損傷を守るための伝統「雪吊り」は、手持無沙汰。
  巻層雲越しに覗く空は、まるで春のそれだ。

↑寒桜までが早春を待たない。

のんびりと長時間の散歩が楽しめ、大変暮らし易いのだが、
まったく冬らしくないため、正直、少々戸惑っている。
…などと考えてしまうのは、季節感や生活習慣に意味合いを持たせたがる、
頭でっかちの「人間」だからなのだろうか。
動物たちにとっては、厳しい寒さをパスできて恐悦至極。

↑津幡川・白鳥橋下の川岸には、日向ぼっこに興じる鴨の群れ。
  こんな陽気が続くと、渡りの必要もなくなるカモ!?

↑越冬中の(おそらく)ナミハアブ。
  翅を閉じ、身を固く縮めているが、物陰に隠れず外気に己を晒している。
  一見、蜂のようだが、双翅目(そうしもく)に属する、ハエの仲間。
  ナミハナアブ(並花虻)は、美しいオレンジ色と黒の模様を持ち
  「ハナアブ」とも呼ばれている。
  ミツバチに擬態しているが、翅が前翅の2枚のみ。触角が短い。
  別の種である証拠だ。 

↑愛犬「りくすけ」も、いい陽気に誘われてか積極果敢。
  その足元で、本来は「春の花」のはずのタンポポが開花し、綿毛が風に揺れていた。

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