つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

Sushi、Tenpura、Sukiyaki、TSUBATA。

2017年02月04日 08時47分46秒 | 日記
僕が子供だった頃、「外国」に接する機会はごく限られていた。
朝の報道番組でアナウンサーが伝える、ニュース映像。
「兼高かおる」さんナビゲートによる、珍しい風物。
インクの匂いに包まれながら眺めた、目の粗い白黒ドット印刷の街角。
生家にうず高く積み上げられていた、女性誌の特集記事。
半島や大陸から飛んできた、ラジオの電波。
…せいぜい、そんなところだった。
生身の「ガイジン」さんとの遭遇は、宇宙人目撃と同様の驚き。
(※2010年9月16日に、関連投稿アリ)
北陸の片田舎に暮らす昭和の少年にとって、
「海外」は、実際の距離以上に遠く離れた「別世界」だった。

しかし、時代は変わった。
アメリカ合衆国大統領のつぶやきが即座に閲覧できるほど、
24時間いつでもオンタイムに情報が伝播する。
大都市圏に限らず、地方都市でも異国の方をお見掛けする。
英語、韓国語、中国語(北京/広東)などによる、案内や注意書きは珍しくない。
北陸の片田舎に暮らす平成のオッサンにも解る。
「海外」は、実際の距離を問わない「ご近所」になった。

…とは言え、新しい時代になってまだ間がない。
否応なく他国の動きと連動する政治経済。
国境のない仮想現実であるインターネット。
早くから進出を果たしている外食産業(和食)。
大きな組織が束ね、交流が盛んなスポーツなど、
幾つかの分野は別にして、一般の感覚は困惑の只中。
技術の進歩によって急速に接近してしまった事に戸惑いながら、
ようやく親近感を育み始めたのが現状だろう。
ちなみに、わが津幡町では、こんな取り組みを予定しているそうだ。

「寿し体験 in 津幡町(Sushi Making Class in Tsubata-machi)」
石川県内在住の外国人・15名を対象にした催しだ。

主催は、津幡町商工会青年部。
2017年2月12日(日)、午前10時より「井上コミュニティプラザ(井上公民館)」にて開催。
カツオ出汁を取り、茶碗蒸しとハマグリのお吸い物を調理する他、
天ぷら、花柄の太巻き、寿司7貫を作って、食べて、楽しむのだそうだ。
当日、参加者を指導するのは、津幡町の寿司店「美満寿(みます)」の若き3代目。
大阪の日本料理店にて修業後、家業を継いで板場に立つ。
個店の存続・繁盛は、町の活気につながる。
今後も益々の活躍を期待したい。

上記掲載した募集チラシに、次の一文を発見。
海外観光客向けの体験型観光商品創出を目的とした実験的イベント』。
…ナルホド。
満員御礼の盛会と、目的の成果獲得を願っています。
コメント
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