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つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

驚嘆は、すぐ傍に或る。

2016年05月14日 23時36分14秒 | 自然
本日夕方、陽が落ちる前にと出かけた散歩中に「感銘」を受けた。

それは、自宅近くの「住吉公園」の歩道を通りかかった時の事。
雑草が、同じ方向に並んで生えていたのである。

「りくすけ」の見つめる先へ、小さな叢生が点々と続く。
ある地点では、それが横へ伸長。
まるで、一定のルールに基づいているかのようだ。

同じ正四角形のタイルが並んでいるのに、
何故、草の生えている溝と、生えていない溝に分かれるのか?
おそらく、人の手で整えられた訳ではないだろう。
おおかた、根付く為の条件が整っているのだろう。
水はけ、日照時間、風による土の滞留などが、
ちょうどいい頃合いなのではないだろうか。

何と逞しい…。

生き物は、生命活動をするためにエネルギーが不可欠だが、
僕たち動物は、エネルギーを自分で作り出せない。
だから、食料を探して動き回らなくてはならない。
植物は、水分と二酸化炭素を素材に、太陽光を動力源にして、
葉緑素という工場でエネルギーを創り出す。
だから、条件が整った環境に根を下ろせば動く必要がない。
たとえそれが、深さ数ミリしかない細く小さな溝であっても、
通行人に何度も踏みつけられても、立派に生きてゆけるのである。
スゴイな~。

また「おやど橋」の袂では、タブノキの大木に咲く花を見た。

数百年間、同じ地点に留まり生き続け、営々と繰り返してきた営み。
これも素直にスゴイと思う。
コメント
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