津幡町の命名の由来は河北潟の水辺に設けられた港…「津」の末端。
「津端」から「津幡」になったそうだ。
その津幡の端が、標高260mの「倶利伽羅峠」である。
「今日の一枚」は峠に穿たれた「倶利伽羅トンネル」の津幡側入口。
957メートルの向こうは、富山県だ。
自動車に乗って、順に辿ってみよう。
トンネル手前でライト点灯。
すぐに陽の光が届かなくなり、周囲の色彩は一変する。
今はトンネルの中でもラジオが聞こえるのがありがたい。
昔は電波が遮断されると「地の底」にいる事を実感して、
寂しさがこみ上げてきたものだ。
人気のない峠道や暗いトンネルの中に「オカルト」はつきもの。
ここもご多分にもれず、その手の話に事欠かない。
何しろ「倶利伽羅」はサンスクリット語で
「黒龍が巻きついた剣を持つ不動明王」の意。
かつては大合戦の舞台にもなったし、
急峻な道で遭難した旅人だっていただろう。
心霊を取り沙汰すにはピッタリなのかもしれない。
トンネルはそんな「負のイメージ」も抱くが
冬にはありがたい存在でもある。
何故なら外の雪や風から守ってくれる場所。
荒天の折、トンネルに入るとホッとする。
さぁ、やがて視線の彼方に陽光が差してきたら…
あっという間に終点。
ここはもう越中である。
心なしか雪の量が多い。
信号機の形状が石川県側の横並びから縦型になり、
街の雰囲気もどことなく異なる気がするのだ。
やはりトンネルは、異世界を結ぶ隧道である。
「津端」から「津幡」になったそうだ。
その津幡の端が、標高260mの「倶利伽羅峠」である。
「今日の一枚」は峠に穿たれた「倶利伽羅トンネル」の津幡側入口。
957メートルの向こうは、富山県だ。
自動車に乗って、順に辿ってみよう。
トンネル手前でライト点灯。
すぐに陽の光が届かなくなり、周囲の色彩は一変する。
今はトンネルの中でもラジオが聞こえるのがありがたい。
昔は電波が遮断されると「地の底」にいる事を実感して、
寂しさがこみ上げてきたものだ。
人気のない峠道や暗いトンネルの中に「オカルト」はつきもの。
ここもご多分にもれず、その手の話に事欠かない。
何しろ「倶利伽羅」はサンスクリット語で
「黒龍が巻きついた剣を持つ不動明王」の意。
かつては大合戦の舞台にもなったし、
急峻な道で遭難した旅人だっていただろう。
心霊を取り沙汰すにはピッタリなのかもしれない。
トンネルはそんな「負のイメージ」も抱くが
冬にはありがたい存在でもある。
何故なら外の雪や風から守ってくれる場所。
荒天の折、トンネルに入るとホッとする。
さぁ、やがて視線の彼方に陽光が差してきたら…
あっという間に終点。
ここはもう越中である。
心なしか雪の量が多い。
信号機の形状が石川県側の横並びから縦型になり、
街の雰囲気もどことなく異なる気がするのだ。
やはりトンネルは、異世界を結ぶ隧道である。