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つばた徒然@つれづれ津幡

いつか、失われた風景の標となれば本望。
私的津幡町見聞録と旅の記録。
時々イラスト、度々ボート。

津幡短信vol.103. ~ 令和四年 文月 。

2022年07月16日 19時30分00秒 | 津幡短信。
                            
列島は、九州や東北を中心に記録的な大雨となっている。
拙ブログをご覧の皆さまの地域はいかがだろうか。
大事のないことを願っております。

ここ北陸・津幡町の今日(2022/07/16)の空は、
午後から雨がちで、時折、稲光が走る。
しかし、午前は晴れ間が覗いてくれたお陰で、散歩ができた。
津幡町で見聞した、よしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回の投稿は、今朝の撮れたて画像集である。

【夏の晴れ間に~ グラウンドの人影。】



早朝の津幡小学校グラウンド。
キャッチボールをする2人組に出合う。
子供はユニフォーム姿だから、学童野球チームの一員かもしれない。
大人は球さばきのコツを教えている様子だから、指導者か、父親かもしれない。
グローブを付けてボールを投げたり、受けたり。
そんな事、一体何年ご無沙汰だろう。
そんな事を考えるうち、あの皮が鳴る小気味いい捕球音と手のしびれを思い出した。

【夏の晴れ間に~ 生き物の影。】



雨が降ったお陰か、ようやく蝉の鳴き声を聞くようになった。
だが、まだチラホラ。
7月の最終週あたりは全国的に晴れる日が多くなる予報。
いやが上にも暑さを盛り上げてくれる彼らの大合唱は、もう間もなくである。



明るい中で黒猫はよく目立つ。
今朝出逢ったのは、黒い子猫。
好奇心旺盛で、スマホカメラを構える僕から目を離そうとしない。
4つの瞳に見つめられる事、数分。
「ニャ~ゴ」
建物の陰から親猫らしき鳴き声が聞こえた途端、
こちらを振り向きもせずに去ってしまった。

【夏の晴れ間に~ 木陰・草陰。】



陽の光を浴びて這い登る朝顔。
日本の夏らしい光景だなと思う。
撮影場所は「津幡小学校」。
葦簀(よしず)の向こう側は「ウサギ小屋」だ。
日本固有種の「ニホン野兎」は別だが、
ヨーロッパ由来の飼育種は、寒さには強いが暑さには弱い。
葦簀も、朝顔も、彼らの夏対策なのである。



葡萄棚の下の自動二輪。
YAMAHA発動機の「SRX600」である。
僕もかつてはバイクに乗っていた。
同車のシートを跨いだことはないが、カッコいいなと思う。
久しぶりにツーリングへ出かけるのも悪くない。
ふと単車を買おうかと、頭の中で算盤を弾いたりした。
                         
<津幡短信 vol.103>
                   
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津幡短信vol.102 ~ 令和四年 水無月 。

2022年06月12日 10時33分33秒 | 津幡短信。
         
津幡町で見聞した、よしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回の投稿は「人の営み」についての4本。

【清掃の営み。】



草刈り機を手にした人々が津幡川の護岸に並び、草刈りが行われていた。
担当地域内で、よくこれだけの数が揃うものだと感心する。
辺りに漂う排気の匂いから、どれも2ストロークエンジン。
単機の排気量は25~30cc、原付の半分くらいだろうから、
出力は3.5~4馬力程度か。
10数台が一斉に唸りを挙げると、かなりのボリュームである。



別の街角には、路肩の雑草やゴミを拾い集めたであろうゴミ袋の山。
ご苦労様です。

【備えの営み。】



「津幡消防本部」前では、消防団による消火訓練が行われていた。
わが津幡町には10の分団がある。
各々18~16名が所属しているようだ。
消防団は、消防本部と同様に、消防機関の1つ。
消防団員は、非常勤特別職の地方公務員。
津幡町に居住し、勤務し又は通学する人で年齢18際以上、
身体強健なら、男女問わず誰でも入団できる。

【記念の営み。】



津幡町役場前で「金色のポスト」を発見。
先の東京オリンピック・レスリング女子62キロ級で優勝した
「川井友香子」選手(津幡町出身)の功績を讃える記念ゴールドポストとの事。

【幕引きの営み。】



津幡中央銀座商店街の「ミヤノ写真館」が閉店した。
上掲画像中央、オレンジの外壁からは店名看板が外れ、
ショーウインドーに飾られていた記念写真もない。
出入り口に別れの手紙が張り出されていた。

<閉店のおしらせ
 この度、諸般の事情により閉店いたすこととなりました。
 これまでの皆さまのご愛顧に心から感謝申し上げます。
 お店に足を運んでくださった皆様
 本当にありがとうございました。>

諸般の事情、詳細は存じ上げない。
僕が物心ついた時から、ごく最近までここにあった。
ご商売の営みは半世紀を数えるだろうか?
津幡小学校のクラス集合写真、式典の記念写真、
卒業アルバムに収められたスナップなどは、こちらで撮影してもらったはずだ。
写真がフィルムからデジタルになり、スマホなどの撮影端末が普及し、
街の写真館には厳しい時代だったとは思うが、幕引きはやはり寂しいものである。



幹線沿いに設置された葬儀案内の看板。
故人に面識はないが、1つの人生に幕が引かれたことを知る。

<津幡短信 vol.102>
                   
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津幡短信vol.101 ~ 令和四年 皐月。

2022年05月15日 21時53分53秒 | 津幡短信。
                     
津幡町で見聞した、よしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回の投稿は、以下の2本。

【水田そばにて。】



とある住宅街の一角にて撮影。
田植えが終わった水田に農業用水が注がれていた。
家屋に囲まれたそこで風に揺れる早苗はやがて天へ伸び、草原になる。
稲穂が実り首を垂れるまで、あと4ヶ月あまり。
それまで、どうか無事に過ごして欲しい。

【津幡小学校にて。】



「津幡町立 津幡小学校」前にて撮影。
桜の若葉越しに「二宮金次郎」像が通学する子供たちを見守っている。
現在の在校生はおよそ400名。
僕が通っていた当時と比べ少なくとも1/3程度か。
少子化なのである。

先月、総務省が発表した2021年10月時点の人口推計によれば、
65歳以上の高齢者が総人口に占める割合は28.9%。
外国人を含む総人口は2020年10月と比べて64万4000人減。
統計を取り始めて以来、いずれも最高値を更新した。



わが津幡町は、人口、世帯数は微増傾向。
少子高齢化の進展度合いも全国と比べ、
15 歳未満の割合が高く、65歳以上の割合が低い。
つまり「マシな方」なのだが、むろん安心はできない。
人口減少と高齢化の進展は不可避だ。

<津幡短信 vol.101>
                   
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津幡短信vol.100 ~ 令和四年 卯月。

2022年04月18日 07時07分07秒 | 津幡短信。
                  
津幡町で見聞した、よしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
節目の100回目の投稿は、以下の4本。

【山笑う。】

山の草木が一斉に若芽を吹いて、明るい感じになる様子をいう季語「山笑う」。
今時分は開花も加わり、賑やかになる。
県道59号線を脇に入り「合羽池」越しに、小高い山を見つめた。



冬の間はモノトーンに沈んでいたが、全体的に緑の面積が増えてきた。
山桜、ハクモクレンも確認できる。
また、ビジュアルだけじゃなくサウンドも賑やか。
ウシガエル、シジュウカラ、コゲラ、キジなどの声が交錯。
中でも際立つのは、ウグイスの美しいさえずり。
春は鳥にとって“恋の季節”だけに、お盛んである。

多くの生き物たちの息吹きを感じ、改めて、日本の自然は懐が深いと実感。
四季の営みは美しく、環境循環の理に適っている。
平地は少ないが豊かな水や土壌がある。
世界を見渡せば、荒れ地や砂漠が広がり、灼熱や寒冷に支配され、
もっと厳しい条件の地域・国は珍しくない。

そして、平和の価値も実感。
こうして、呑気に春を楽しめるのは穏やかだからこそ。
ウクライナをはじめ、戦乱の只中にある国や地域ではこうはいかない。

【枝も笑う。】



街路樹のイチョウの枝から伸びる、小さな若芽。
やがて扇形の葉が茂るだろう。



染井吉野からバトン受け継いだ八重桜。
可憐だが儚さも持ち合わせた染井吉野に比べ、大振りで逞しい。

【建築は進む。】



葉桜越しに写るのは「津幡町住吉公園温水プール(仮称)」建築現場。
町のHPによると---
「町民の誰もが生涯スポーツと健康づくりに活用できる
 快適で身近な温水プールの整備」--- との事。
オープンは来春予定。
かなり建ち上がってきた。

【鳥は空を飛び、人は地で糸を垂れる。】



春爛漫ながら、飛び交う燕は夏が近いことを教えてくれる。
1週間前は数羽しか目にしなかったが、今はその姿を見るのに苦労しない。
大胆に目の前をかすめ去る燕を撮影しようとスマホカメラを構えるも、
画像の端に捉えるのが精一杯だった。



虚空に向かって何度もシャッターを切った後、
津幡川へ目を向けると、釣り人を発見。
狙うは、フナ、コイ、ブラックバスあたりか。
僕も、今度、文庫本を片手に釣り糸を垂れてみるかと考える。

<津幡短信 vol.100>
                   
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津幡短信vol.99 ~ 令和四年 弥生。

2022年03月13日 19時19分19秒 | 津幡短信。
                  

津幡町で見聞した、よしなしごとを簡潔にお届けする不定期通信。
今回の話題は以下の3本。

【シグナスにて、観賞。】

町の文化会館「シグナス」にて、東京五輪女子レスリングで金メダリストとなった
津幡町出身の「川井梨紗子」選手と、妹の「川井友香子」選手の展示が行われている。



競技用、式典用ユニフォーム、シューズ、キャップなどを
川井家から町が借り受け、期間を定めず常設展示するとのことだ。
写真や映像を通じた試合中の姿は、ご両名ともアスリートのそれ。
しかし、展示品のサイズが意外に小さく、驚いた。
鍛え上げた肉体美は、努力と節制の賜物なのだと納得する。



また、同施設にて本日(2022/03/13)まで、
「第7回 津幡町少年少女美術展」が開催されていた。
会場にお邪魔する。



書道・絵画・陶芸・絵手紙。
町内の小中学生による300点あまりの作品の中で、
個人的に気に入ったのは「雲外蒼天」の書。
字が下手な僕が言うのも面映いが、よく書けていると思う。
何よりチョイスがいい。
雲海を抜けたところにある青い空。
悩み、藻掻き、試練を乗り越え高みを目指す。
中三の気概が滲み出ているなと思うのである。
             
【津幡町役場にて、投票。】



石川県は、過去60年近くの間、知事を務めたのは2人だけ。
バリバリの保守王国に28年間君臨した「谷本」氏が引退し、
(おそらく)今夜「新しい県知事」が誕生する。



保守分裂に加え、金沢市長も参戦。
投票率もまあまあ高い。
勿論、僕も一票を投じてきた。
さぁ、結果は如何に---?!

【グラウンドで感じた、球春。】



津幡小学校のグラウンドに、子供たちの元気な声。
「津幡どんぐり」と「英田(あがた)パワフルズ」、
学童野球チームの練習試合が行われていた。
少子化の世の中であり、野球競技を取り巻く環境も過去とは違う。
「雲外蒼天」の気概で頑張って欲しい。

<津幡短信 vol.99>
                   
コメント (2)
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