六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

近鉄2日間フリーきっぷ旅(前編)

2023-07-02 |  出撃 at 近畿地方
 近鉄が5月後半から6月末までの期間限定で、全線2日間乗り放題のフリーきっぷを発売しており、ようやく体調も復活してきたことから、そろそろ出掛けてみようと、2か月半ぶりに出撃することにしました。まだ、長駆歩くのは辛いのと、宿泊を伴うのは不安なため、近鉄沿線で日帰り✕2日という形にします。折しもどこかへ行きたいという欲求よりも、ボーーーっと乗り物に乗っていたいという欲のみなので、例えば高速バスで名古屋ー大阪3時間✕2なんて事も考えましたが、まずは今だけ乗れるフリーきっぷを買ってみました。

 近鉄のフリーきっぷと言えば、「週末フリーパス」があるのですが、土日を挟んだ3日間という曜日的な制約がつくので、私のように平日に週休日が回ってきたりする人間にとっては使いづらい切符です。そこへ渡りに船の如く、曜日制約のない2日間フリー、しかも値段も3,000円という安さで発売されたわけですから、これを使わない手はありません。
 どこか目的の場所がある訳でない、ただ列車に乗っていたいだけなので、この機会に今まで乗っていなかった近鉄ご自慢の観光特急〔しまかぜ〕や〔ひのとり〕、そして〔青の交響曲〕、このあたりの車両に乗ってみようということにしました。



 .しまかぜに乗る
 特急しまかぜは、大阪・京都。名古屋と伊勢を結ぶ観光特急で伊勢市まで途中ノンストップのため、伊勢中川や松阪などの途中駅からの乗車ができず、ほとんどが大阪線-名古屋線での乗車ばかりで特急を使っているような私にとっては縁のない列車でしたが、今回時間に余裕があり、近鉄船内乗り放題のきっぷなので、ようやく〔しまかぜ〕に乗ることができる見込みです(まだ確定していない)。
 どのしまかぜに乗るか
 1.名古屋しまかぜ・・・・乗っている時間が短すぎるので✕
 2.京都しまかぜ・・・・・京都に到着後に戻ってくるのが面倒くさいので今回は✕
 3.大阪しまかぜ・・・・・乗車時間もほどほどにあり、大阪到着後に戻ってくるのも便利。
ということで、大阪しまかぜに乗ることにしました。
 始発駅の賢島まで行くには、ロングシートの普通でチンタラチンタラ行くのも気が向かないので、宇治山田からの乗車にしました。
 その日の朝から5200系クロスシートの急行で五十鈴川まで来たのですが、まだ時間が早かったので、そのまま5200系に乗って名古屋方面へ戻り、名古屋13時台の急行で再び伊勢へ向かいます。
 本日2回目の名古屋発の急行に乗車している時に、ようやく〔しまかぜ〕乗車が確定したので、座席の予約をしよう特急券購入のサイトを見たら「残2席」という状況、梅雨時の月曜日なのに意外と混んでます、そこそこ空いているだろうと高を括っていたら危うく乗れないところでした。個室は相当前から売切れ、サロン席も大体が売切れになり、残りは一般席(と言っても豪華なプレミアム席)だけになります。

 しかし奇跡的に1人用の窓側席、それも先頭車の前の方が取れ、おそらく直前にキャンセルした座席が出たのと思われます。
 40分ほど余裕があるので、伊勢市で下車して外宮へお参りして(小雨が降っていたので神宮の写真はありません)、乗車駅の宇治山田へ向かいました。

 16:41 いよいよ初乗車のしまかぜがホームに入ってきます。
 ホームにはジジババを中心に結構列ができていました。

 あれ、ガラガラ?
 賢島・鳥羽からの乗車は少ないようで、この宇治山田と次の伊勢市からどっと乗り込むようです。

 先頭車の前の方ということで、ワクワク。
 満席なはずなのに、意外と席が空いてる感が否めません。

 この左窓側が私の座る3Aの席、前はあと2列だけですが、椅子がごついので、席に座ってしまうと前方の展望は全く見えません。

 マッサージ機能付き(と言っても腰の部分を前後に指圧するだけですが)の特注椅子ですが、窓が低い位置から立ち上がっているので、見晴らしはよいですが、窓際スペースに何か物を置いてということができない構造なのは、人によっては使いづらいかも知れません。

 伊勢市を出るとアテンダントがおしぼりと乗車記念証を配りに来ます。
 裏側にはスタンプが押され、柄にたこ焼きの模様が入っているので、大阪しまかぜ独特の柄でしょうか。京都や名古屋しまかぜなら別の柄になってるかも知れませんね。

 しまかぜに乗るなら1度は行っておきたいカフェカー
 こちらの階上席は満席で、どうりで座席の所々が空席だったのかと納得。

 混んでいる階上席を敬遠して、2人しかいなかった階下席に座ります。JR東日本の2階建てグリーン車に乗る時も、路線によっては好んで階下席に座ることがある私ですのでw 何が何でも階上席だという気はありません。
 
 そして店員オススメの松阪牛カレーではなくて、私が注文したのが、この松阪牛重 1,800円也。
 予想はしていましたが、結構小さいお重で、ペロリと平らげてしまいました。オススメの松阪牛カレーにしなかったのは、明日のことがあるからです。 また会計のレシートもちゃんとしまかぜの名前入りのこだわりようです。
 しまかぜは凄いスピードで大阪線を走り、一気に三重県を抜けて近畿地方に入ります。もっとゆっくり走ってくれてもいいのにという思いとは裏腹に、あっという間に大阪市内に入ります。

 鶴橋で最前列のお客が下車したので、席を移動して前面展望の模様(地下ですが)をちょっとだけ楽しみます。

 18:21 宇治山田からちょうど100分で終点の難波に到着し下車します。

 やっぱり100分は短いなと感じた今回の旅でした。
 次は京都しまかぜでも乗るか、いつになるか分かりませんがw

 .ひのとりに乗る
 さて大阪に着いたのですが、時になにをするでもなく、要朝も早くから撮影など何も予定もないので、今回はそのまま名古屋方面へ帰ることにして、途中の津までひのとりに乗ることにしました。
 普段の特急利用は、乗り換えしなくてよい乙特急に乗って、難波→桑名を利用するので、ひのとりのような甲特急の利用はありませんでしたが、今回初めて途中の津まで乗ってみることにしました。

 閑散期の平日とあって、8両編成のひのとりは予約も少なくてガラガラの予感、7号車の中ほどの座席を取ります。
 
 難波駅のホームにひのとりが入線。
 いつもは見過ごすだけの列車ですが、ようやく今回初めて乗り込みます。

 平日の列車はだいたいこんな感じでガラガラの様子です。金土日や夏休みなどで長距離の乗客がいないと、名阪直行需要はそんなにありません。いつも乗っている難波20:30の乙特急でも大和八木で半分が降りますからね。

 ひのとりご自慢のシェルバックシートに座ります。
 後ろを気にせずにリクライニング出来るのが売りなんですが、その肝心なリクライニング角が従来車よりも小さい感じがして、200円のひのとり加算料金(普通車用)が意味がない気がします。

 いよいよ難波を出発。名古屋方面へ向かいます。
 窓は色付きガラスになっているので、特に夜間などは外の様子はあまりよく見えません。

 ひのとりの目玉コーナーである、淹れたてコーヒー販売機コーナー。
 コーヒーマシンとお菓子の販売機で、ミニスナックの感じを味わえますが、今日は暑かったのでホットコーヒーは敬遠し、また次回(いつ乗るねんw)にしておきます。

 1時間半ほどで津に到着。
 ここからは後続の急行が5200系の運用のはずなので、急行に乗って帰りました。

 今日1日で名古屋ー伊勢 1往復半に伊勢→大阪→愛知 とだいぶ乗りました。
 2日目の分については後編の記事で書くことにします。
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