41年ぶりの金閣寺
毎年強い冬型で近畿の中部も雪に見舞われると必ずと言っていいほどニュースに出てくるのが雪景色の金閣寺の模様で、全国ニュースでは流れなくても、関西ローカル枠ではだいたい毎年恒例のように流れます。
今年も1月中旬の寒波の時に確か全国ニュースで流れたと思いますが、今年は1月中は特に撮影予定が無かったので、ちょうど風邪でダウンしてる時にニュースを見て、今年こそ行ってみたいと思い、風邪の治った翌週に、また京都に大雪警報が出た1/23、京都へ出掛けたのですが、見事に空振りを喫し、お寺に入るまでもなく退散したのでした。
そして月が替わって立春も過ぎて、どちらかというと南岸低気圧で降雪しそうな時期に、「第一級の寒波が襲う」のニュースに心躍る気分。ちょうど土曜日は休みに当たるので絶好の機会です。あとはちゃんと雪景色になってくれるかが問題です。
というわけで、改めて今回こそということで金閣寺再訪となりました。前回行ったのは小学4年の遠足(昭和50年)なので、41年ぶりとなります。
前日からのtenki.jpで京都市上京区の1時間予報を何度もチェック。それと同時に京都市近辺のライブカメラも併せて参照します。金閣寺のサイトにもライブカメラがあるのですが、雪の予報が出るとアクセスが殺到し、重くてなかなか表示できません。
早起きが勝負の分かれ目
雪が降るとはいえ、1時間予報を見ていると、昼前には「雪」ではなく「みぞれ」の予報が出ていたので融けてしまう可能性があるので、行くなら朝9時の開門と同時に入って撮ってしまわないと意味がありません。また、この日は他の場所で鉄道の雪景色もついでに撮ることにしていて、そのためにも金閣寺は午前中で撮り終える必要があります。
朝5時半起きで各所ライブカメラをチェックし、予想以上の積雪だったため、京都行きを決行。
京都へは淀屋橋から京阪に乗ります。大阪市内は屋根がうっすら白くなる程度でしたが、途中の枚方市辺りまで来ると、かなり白くなっていて、これはもう確実に拝めるはずです。
金閣寺へは京都駅からの他に、四条河原町や三条京阪などからも行けますが、なるべくバスに乗ってる時間が短いルートを選ぶべく、京阪出町柳下車で鴨川を渡って対岸の河原町今出川からバスに乗ることにしました。
出町柳で降りて地上に上がると、道路がシャリシャリで、一部ツルンと滑る感じの所もあり、車もこわごわ走るような様子です。気温は中心地で-0.6度なので、この辺りならもう少し低いと思われます。
鴨川に掛かる橋から右手を見ると、川原から北側の山まで真っ白になっています。ここまできたらもう確信。あとは人出が多すぎないかの心配だけです。
河原町今出川からの最短経路のバスは1時間に2本しかなく、つい数分前に出たばかりだったので、少し遅くなるものの205系統で行き、金閣寺道のバス停に8:40過ぎに着きました。
やはり結構な開門待ちの行列が出来ていて、表の道路までズラリと並んでいました。
9時の開門を告げる鐘の合図がして暫くすると列がゾロゾロと動き出します、途中から列が乱れましたが、ほとんど抜かしたり割り込みをする者もないと思っていたら、1人早歩きで脇を抜かして行く、見るからに撮り鉄っぽい青年がいて、中国人でさえ列を守ってるのに恥さらしな輩です。
いよいよ門をくぐって、拝観料となるお札を買ったころ、太陽が差してきました。これはひょっとすると順光か?
おおおおぉぉぉぉ、来たああああぁぁぁぁ~
バリ順です。しっかし人の多いこと多いこと。
木の枝が邪魔になるため、枝が邪魔にならずにきれいに撮れるポイントは四重・五重の人だかりができていて、押し合いへし合いの芋洗い状態。
それでもせっかく来たからと押しのけ合いでようやく前に出て構えます。
これが人気の正面からの図。
雲1つなくはない快晴ピーカン・バリ順でおいしくいただきました。
この場所からは水面に映る逆さ金閣も特徴的です。
続いて2番人気の斜め45度右側からのアングルです。
ここは少し引き気味に撮って、金閣と周囲の木々の雪景色全体を撮ります。
ここではまだ水面の一部が氷っているので、完全な水鏡にはなりません。この日差しなら11時ぐらいにはここでも水鏡になりそうですが、同時に背景の雪も融けてしまうでしょう。
順路に沿って、今度は東側の日が当たっている部分から側面を撮ります。
雪のある手前の庭や木と青い空の対比が素晴らしい天気です。
続いて裏側に進みます。
晴れているので金閣は完全な逆光でハレーション状態でしたが、池に目をやると優雅そうに鯉が泳いでいたので、それを入れて撮影。
最後に奥の石段を上がって見返り金閣を撮影。
ここまでで大体40分程度と、お寺のガイド通りの時間で周りました。
門を出る頃にはまた上空に雲が出てきて影ってしまったので、本当に運が良かったと思います。
ツイートにも次々と写真を上げる人が続出してましたが、その中に「金閣寺 激パ」と書いているのがあり、これは言わずもがな、絶対撮り鉄でしょう。
出撃の判断とアクセスは?
まずは何と言っても天気予報です。1時間ごと予報で、夜中に氷点下まで下がることと、午前中も気温が3℃以下なら湿度が高くなければ雪確実。
次に実際の積雪状況の確認ですが、金閣寺のライブカメラは重くて表示出来なくなるので、参考にしたいのが
1.京都産業大学:ここは金閣寺よりも更に北側にあるので、バス停含めた全てが真っ白であればOK
2.KBS京都:5ヶ所ある地点のうち、京都駅の線路が白くなっていればOK
3.国道事務所:国道9号老ノ坂TNは道路まで真っ白であることと、国道1号東山TNは西側坑道周辺が白くなっていればOK
アクセスは電車+バスなどの公共機関を使いましょう。これは雪予報が出ている土日は駐車場が満杯になり、駐車場への入場待ちをしている間に開門時間を過ぎてしまい、折角のチャンスを逃すかも知れないので、基本的には公共交通で来るのがベターです。
毎年強い冬型で近畿の中部も雪に見舞われると必ずと言っていいほどニュースに出てくるのが雪景色の金閣寺の模様で、全国ニュースでは流れなくても、関西ローカル枠ではだいたい毎年恒例のように流れます。
今年も1月中旬の寒波の時に確か全国ニュースで流れたと思いますが、今年は1月中は特に撮影予定が無かったので、ちょうど風邪でダウンしてる時にニュースを見て、今年こそ行ってみたいと思い、風邪の治った翌週に、また京都に大雪警報が出た1/23、京都へ出掛けたのですが、見事に空振りを喫し、お寺に入るまでもなく退散したのでした。
そして月が替わって立春も過ぎて、どちらかというと南岸低気圧で降雪しそうな時期に、「第一級の寒波が襲う」のニュースに心躍る気分。ちょうど土曜日は休みに当たるので絶好の機会です。あとはちゃんと雪景色になってくれるかが問題です。
というわけで、改めて今回こそということで金閣寺再訪となりました。前回行ったのは小学4年の遠足(昭和50年)なので、41年ぶりとなります。
前日からのtenki.jpで京都市上京区の1時間予報を何度もチェック。それと同時に京都市近辺のライブカメラも併せて参照します。金閣寺のサイトにもライブカメラがあるのですが、雪の予報が出るとアクセスが殺到し、重くてなかなか表示できません。
早起きが勝負の分かれ目
雪が降るとはいえ、1時間予報を見ていると、昼前には「雪」ではなく「みぞれ」の予報が出ていたので融けてしまう可能性があるので、行くなら朝9時の開門と同時に入って撮ってしまわないと意味がありません。また、この日は他の場所で鉄道の雪景色もついでに撮ることにしていて、そのためにも金閣寺は午前中で撮り終える必要があります。
朝5時半起きで各所ライブカメラをチェックし、予想以上の積雪だったため、京都行きを決行。
京都へは淀屋橋から京阪に乗ります。大阪市内は屋根がうっすら白くなる程度でしたが、途中の枚方市辺りまで来ると、かなり白くなっていて、これはもう確実に拝めるはずです。
金閣寺へは京都駅からの他に、四条河原町や三条京阪などからも行けますが、なるべくバスに乗ってる時間が短いルートを選ぶべく、京阪出町柳下車で鴨川を渡って対岸の河原町今出川からバスに乗ることにしました。
出町柳で降りて地上に上がると、道路がシャリシャリで、一部ツルンと滑る感じの所もあり、車もこわごわ走るような様子です。気温は中心地で-0.6度なので、この辺りならもう少し低いと思われます。
鴨川に掛かる橋から右手を見ると、川原から北側の山まで真っ白になっています。ここまできたらもう確信。あとは人出が多すぎないかの心配だけです。
河原町今出川からの最短経路のバスは1時間に2本しかなく、つい数分前に出たばかりだったので、少し遅くなるものの205系統で行き、金閣寺道のバス停に8:40過ぎに着きました。
やはり結構な開門待ちの行列が出来ていて、表の道路までズラリと並んでいました。
9時の開門を告げる鐘の合図がして暫くすると列がゾロゾロと動き出します、途中から列が乱れましたが、ほとんど抜かしたり割り込みをする者もないと思っていたら、1人早歩きで脇を抜かして行く、見るからに撮り鉄っぽい青年がいて、中国人でさえ列を守ってるのに恥さらしな輩です。
いよいよ門をくぐって、拝観料となるお札を買ったころ、太陽が差してきました。これはひょっとすると順光か?
おおおおぉぉぉぉ、来たああああぁぁぁぁ~
バリ順です。しっかし人の多いこと多いこと。
木の枝が邪魔になるため、枝が邪魔にならずにきれいに撮れるポイントは四重・五重の人だかりができていて、押し合いへし合いの芋洗い状態。
それでもせっかく来たからと押しのけ合いでようやく前に出て構えます。
これが人気の正面からの図。
雲1つなくはない快晴ピーカン・バリ順でおいしくいただきました。
この場所からは水面に映る逆さ金閣も特徴的です。
続いて2番人気の斜め45度右側からのアングルです。
ここは少し引き気味に撮って、金閣と周囲の木々の雪景色全体を撮ります。
ここではまだ水面の一部が氷っているので、完全な水鏡にはなりません。この日差しなら11時ぐらいにはここでも水鏡になりそうですが、同時に背景の雪も融けてしまうでしょう。
順路に沿って、今度は東側の日が当たっている部分から側面を撮ります。
雪のある手前の庭や木と青い空の対比が素晴らしい天気です。
続いて裏側に進みます。
晴れているので金閣は完全な逆光でハレーション状態でしたが、池に目をやると優雅そうに鯉が泳いでいたので、それを入れて撮影。
最後に奥の石段を上がって見返り金閣を撮影。
ここまでで大体40分程度と、お寺のガイド通りの時間で周りました。
門を出る頃にはまた上空に雲が出てきて影ってしまったので、本当に運が良かったと思います。
ツイートにも次々と写真を上げる人が続出してましたが、その中に「金閣寺 激パ」と書いているのがあり、これは言わずもがな、絶対撮り鉄でしょう。
出撃の判断とアクセスは?
まずは何と言っても天気予報です。1時間ごと予報で、夜中に氷点下まで下がることと、午前中も気温が3℃以下なら湿度が高くなければ雪確実。
次に実際の積雪状況の確認ですが、金閣寺のライブカメラは重くて表示出来なくなるので、参考にしたいのが
1.京都産業大学:ここは金閣寺よりも更に北側にあるので、バス停含めた全てが真っ白であればOK
2.KBS京都:5ヶ所ある地点のうち、京都駅の線路が白くなっていればOK
3.国道事務所:国道9号老ノ坂TNは道路まで真っ白であることと、国道1号東山TNは西側坑道周辺が白くなっていればOK
アクセスは電車+バスなどの公共機関を使いましょう。これは雪予報が出ている土日は駐車場が満杯になり、駐車場への入場待ちをしている間に開門時間を過ぎてしまい、折角のチャンスを逃すかも知れないので、基本的には公共交通で来るのがベターです。
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