六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

天理臨 伊吹の山と 美の競演 

2016-01-29 |  出撃 at 近畿地方
 北陸新幹線の開業のあおりを喰らって北陸本線が分断されてしまい、東日本-西日本の直通運転ができなくなり、客車列車の運転を拒否しているJR東海の線路を走らざるを得なくなった環境下で、頑張って天理教団体専用列車、いわゆる「天理臨」が走り続けてくれています。
 車両は電車方式に変わったものの、それが国鉄色の583系とあって、何とか撮りたいところでしたが、会社の出勤日と重なって、客車運行時代を含めて中々行けなかったのですが、今回ようやく行ける目処がつきました。
 折しも運転時刻が今回から往路の京都に朝到着は変わらないのですが、復路が京都を昼に出るダイヤに変わったため、静岡辺りまでが撮影可能な範囲となり、関西・東海の鉄っちゃんはもう興奮高まるところです。

   どこで撮るか 
 列車は、午後の東海道上りになるので、多くの区間で先頭が逆光になってしまうため、どうしても撮影場所は限られてしまいます。
 天気は のち 夜には という予報が出ているので、雨の心配はないものの、多分曇るだろな思いつつ、晴れたら伊吹山を入れて良い写真が撮れるやも知れないとの期待から、やっぱりあそこに出掛けることにしました。

   最高の人出? 
 今日は仕事の関係で10時ごろまではフリーにならかなったので、出足が遅くなるものの、現地通過は14時前ぐらいなので、時間的には間に合います。あとは撮影者が多くて場所がなくなっていないか心配。


 12:30 柏原駅を降りて現地に到着。結構いるいる。
 ここは以前E6系の甲種輸送の時に来た際に30人程度集まったのが、自分が見たここの最高の人出(話に聞くとJR東海のラッセル車最終運転の時が記録的な人出だったそうな)でしたが、今回は軽く倍の60人ぐらいはいる感じ、これで列車通過まで1時間以上あるので、まだ集まりそうです。

 天気は薄く雲が掛かった感じですが、なんとか伊吹山も見れるので、贅沢は言えないかなというところ、貨物列車などを撮って本番を待ちます。今回は動画パン撮影をしたいので、後ろの雛壇には登らずに下の道路から撮ります。

   幸運の女神?現れる 
 この撮影地は南側が中学校になっており、今日は当然授業が行なわれております。そんな中、学校のグランドの斜面にへばり付くように黒山の人だかりが出来ているので、学校関係者や生徒たちへの迷惑になっていないか、悪影響が心配されるところ。
 しかしその心配をよそに1人の生徒が、それも女の子がこちら側にやってきます。
 どういうこと?
 そしてノリの良さそうな某軍団の若者達としばし会話をして、「もう休み時間終わるから・・・」と言って校舎へ戻っていきました。
 そうしたら、なんと、

 雲が切れて晴れてきたではありませんか、(↑コントラストの濃いスマホで撮影) これはもう激V期待だ。JC効果が凄い!
 この快晴に先程の軍団連中はもう大はしゃぎ。「やったー」と拍手でこのピーカンを喜んでおりましたが、列車通過までまだ20分近くあるので、これが糠喜びにならないか心配です。

 13:33の下り229F 一眼だとこんな感じになります。あとは雲が掛からないよう祈るばかり。

   本番はやっぱり 
 列車通過まであと数分。どかどかと車での追っかけ族が一部割り込んで俄かに緊張が高まってしたところ、こんな時に残念ながら雲が掛かってきてしまいました。
 しかもウロコ雲のように次々と連なっています。もうこれは絶望的。
 そして、13:47 遠くにタイフォンの音が聞こえます。

 途中で一旦閉じていたらしいタイフォンカバーがまたパッカーンに。

 引きで伊吹山を入れたショットで。やっぱり国鉄色583系は美しい。
 
 そして列車が通過した30秒後にウロコ雲の切れ間から日が差してきました。「今来いや!」と嘆く声。もういつもの事だから慣れっこです。

 最終的には100人を超える人出でしょう(既に追っかけ族が帰った状態)皆さん、おっ疲れ~っす。

 このあと新幹線で浜松辺りまで追っかけると、もう1回撮れますが、雲ってきたので、追っかけはせずに帰宅しました。ダイヤ改正以降も残ってほしいと願ってやみません。
コメント (4)
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