六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

往復フェリー+九州内のフリーきっぷ使用

2024-05-24 |  出撃 at 九州地方

             (Tenki.JPより引用)
 前記事の続きになります。世間よりも約1週間遅れのゴールデンウイークということで、今年は5/14~5/17の平日に4連休を入れて前日の5/13の夜行フェリーで出発し、青春18きっぷ期間なら帰路は鉄道ですが、今は期間外なので、帰りも夜行フェリーを使い、都合5泊6日(船内2泊)で九州行きとします。
 4日間で何処へ行こうか直前まで悩んだのですが、週間予報だと九州が一番天気が良さそうなので、関東や東北も行先候補だったのですが脱落となりました。その後急に発達した低気圧の影響で、東日本は大荒れの天気になっていたので、結果的に九州行きとして当たりでした。
 青春18きっぷによる鈍行乗り継旅が、場所によっては結構苦痛になってきているので、701系ロングシート地獄の東北本線は勿論ですが、転換クロスシート車が幅をきかす山陽本線も車両がいいのにも関わらず、ダイヤ改悪による乗り継ぎの悪さ故に、もう下りの往路は専らフェリーを使う事が恒例になってきました。今回は往復ともに航路利用のため、JR西日本には1円もお金は落ちません。

 .数か月ぶりにフェリーの旅
 こうして昨年10月以来の7か月ぶりとなる九州行きを正式に決めたのは前日である5/12日曜日、さすがに連休も終わって閑散期に入っているから、フェリーの船室も楽に取れるかなと思ったのですが、はやり1等1人用個室は全て埋まっていました。さらに2等もそこそこ埋まっている状況で、良い席など期待できません。まぁいつも天気予報次第でギリギリになってから行先を決めますから仕方ありません。

 最近は駅から歩いて線路沿線に三脚を立てて列車を撮影する、いわゆる「撮り鉄」をほぼやらなくなりました。動画撮影のついでに時間があればやる程度で、最近は専ら朝ラッシュの風景や車窓撮影がメインです。今回も車窓撮影がメインなので、北九州に早く着く必要も無いので、ちょうど保有ポイントが6月末で切れるとメールが来ていた阪九フェリーを久々に使おうと思ったのですが、ドッグ入りで1隻運休で、他の船も満席に近い状態でしたので阪九フェリーは諦めて、最近よく使う名門大洋フェリーの早便としました。

 名門大洋フェリーの方は今月はドッグ入りによる運休はないので2隻体制ですが、やはり1等1人室は個室は満室なので、2等寝台で探すことに。出発の前日に見たところ、窓際はさすがに埋まってたので、もう少し様子を見ることにしていたら、何と出発当日に窓際席に1つ空きが出たので(このスクショは前夜の段階の別室もの)ので、すかさず予約を入れました。3割引の運賃が適用されるのは出航の3時間前までなので、当日キャンセルか、前日に窓口扱いで予約取消した分を当日になってシステムに戻した等が考えられます。しかも空いていたのがいつもの右舷側ではなく、女性専用室がある左舷側(団体用としてよく使われる部屋)なので、今日は団体が入ってないのかな?というところでした。通常予約人数が少ないと清掃の手間を省くために、部屋ごと閉鎖するのですが、今回は全部屋開放なので、平日なのにかなり一般乗客がいるという事です。

 ということで、大阪へ向けて家を出て近鉄電車で移動中にこうやってスマホで予約をして即決済。14時を回ると1便についてはネットで買えなくなるので、この時間帯がギリギリです。そしてここからは予約なしに、港で直接窓口購入(いわゆる飛び乗り)客が出ない限りは、この座席の埋まり方でほぼ確定します。
 何週間も前から予定を決めて動くような人ならこんな事はしなくてもいいのですが、私はギリギリになって旅行の行き先を決める質なので、その中で最も良い席を選ぶとなると、こういったキャンセル待ちを狙う方法も1つですが、その間に逆に埋まってしまうリスクの方が大きいので、皆さんにはあまりオススメはしません。

 近鉄で移動していた時はまだ雨が降っていたのですが、地下から上がってニュートラムに乗る頃にはほぼ止んでいました。
 週間予報を見て、今回の荷物の中には傘は入れてないので、降ってもらうと困りますw

 ニュートラムを下りてフェリー乗り場に向かいます。
 もう大丈夫でしょう。

 前々からQRチケットになってるので、港のカウンターで手続きすることなく(コロナ時は検温やらGoTo割引手続きでネット決済してもカウンターで手続きする必要がありましたが)、そのままQRコードかざして通過します。

 17時発の第1便のみ3割引と割引率が高いのは、利用率ご低いのと、この長〜〜〜〜い桟橋通路を通って登っていく必要があるからと思われます。でも3千円近くの割引は嬉しいです。

 ニュートラムを降りて船に乗り込むまで歩いて10分も掛かってませんが、急速に天気が回復して、陽射しが出てきました。明日からの九州の天気も期待通りに行けばいいのですが。

 そして何と、向かい側のベッドですが、結局出航時刻を過ぎてもお客が来ませんでした。
 出航4時間前の時点では埋まっていたので、その後にドタキャンしたのか、もしかしたら乗り遅れてしまったのかも。まぁいずれにせよ空いているのは快適です。ちなみにこの日の同じ船室は20名中6名ほどしか乗ってませんでした。他の船室はもっと埋まってたり、女性専用の2区画は満席で、私の同室にも多分溢れたと思われるオバサンが1人早々とカーテン閉めて籠っていました。
 よく出発間際に港の窓口で切符を買って乗り込んでくるグループ(大概が外人)が居たりすると、せっかく空いていたのにとガッカリしますが、今回は特にそういう事はありませんでした。

 そしていつもの食事風景などが展開されるわけですが、この辺りはこのフェリー旅をする毎にこれまで何度か書いて来たので、今回は敢えて書かずに次に進みます。

 九州内での予定ですが、
 ①なるべくJR九州のロングシート区間は利用しない
 ②私鉄や第三セクター鉄道をメインに撮影
 ③バスや航路などもルートに考慮する
という事で、九州内4日間の予定をある程度ぼんやり浮かべながら、その場その場で組み立てつつ移動することにします。

 .行程をどうするか悩む
 新門司港に定刻の朝5時半に上陸、ここから小倉駅まで無料送迎バスを使うと小一時間掛かります。

 連絡バスは小倉駅に6時半に到着、これまでなら直ぐに新幹線で1駅乗って、JR博多や西鉄の近辺で朝ラッシュの動画を撮ったりしたのですが、もう録り終えているので、今日は前面展望動画を撮る事にしました。門司港から羽犬塚までの快速電車の先頭部で動画を撮って、そのまま熊本方面に南下して、最終的に鹿児島まで下る予定とします。
 問題は4日間のうち、旅名人の切符は3日分となるので、残りの1日は別の切符を買うなどして移動する必要があり、旅程の組み立ても大事ですが、現時点ではまだ何も決めていません。

 取り敢えず切符は買いました。3日間有効で11,000円なので、1日当たり約3,667円になります。
 ちなみに福岡ー鹿児島でバスを検索したところ、北九州発着はなく、天神・博多発着で片道4,500円、鉄道(在来線)で行くと7,950円も掛かるので、大人しく旅名人きっぷの1回目にハンコを押してもらい旅行開始。

 ということで、ホームに降りると、あぁ~うどん屋に吸い寄せられてゆくぅぅぅ~
 ってお爺ちゃん、さっき船の中で朝ごはん食べたばっかりでしょ! いやうどん1杯ぐらいかまわん。
 さすがうどん県福岡、朝からサラリーマンなどで人気です。

 さて動画撮影ですが、一旦門司港へ行って、門司港発9:05の区間快速羽犬塚行きに乗って、前面展望を撮ったのですが、途中から小学生の遠足のガキが乗り込んできて車内で騒ぐわ、南福岡では便乗の乗務員が乗ってきてしまい、次の二日市でも降りずに鳥栖まで移動っぽかったのでこれで撃沈ということで二日市で撮影を止めました。公開するかお蔵入りにするか悩みのタメですが、天気がめっちゃいいので、つくずく惜しいところでした。

 .久々の撮り鉄
 羽犬塚行きの撮影を途中で止めて、疲れもどっと出てきた状態で電車も二日市で下車して、一旦南福岡に戻って再撮影しようとしましたが、他の乗客が立っていたので撮影はできず、仕方なく撮影は諦めてゆっくり南下することにしました。3時間ぶりに椅子に座って色々情報をみていると、ぼったくり観光列車「かんぱち・いちろく」が動いているとのことで、今日は上り博多行きの運転日とのことで、久大本線の西側なら今からでも間に合いそうなので、急遽予定変更としました。
 久留米で途中下車して、久大本線のうきは行き普通に乗車、この列車の終着駅のうきはで上りのいちろく号と交換する予想なので、その手前の駅で降りて撮影とします。

 14:10 うきはの3駅手前の筑後草野で下車、筑後吉井などでは下車していますが、この駅は今回が初めてです。

 駅の中はミニ展示館ぽくなっていますが、誰も係の人もおらず、ガランとしていました。列車の時間まで少ししかないので急いで撮影場所に向けて歩きます。

 14:33 ぼったくり観光列車いちろくが通過 3両編成だったんですね。或る列車とか2両編成を見慣れてたから、もしかしたら〔いさぶろう・しんぺい〕の使い回し? と思ったらやっぱりそうでしたw
 さて久っさびさの撮り鉄も終えて、大急ぎで来た道を帰ります。

 14:48 久留米行の列車に乗って久留米へ戻ります。


 この後久留米からは八代行きの普通(ロングシート)から新八代で数分接続で肥薩おれんじ鉄道の川内行きに乗り継ぎ、そのまま鹿児島県に入りましたが、夕方の帰宅時間帯で混んでたりするので、肥後田浦付近の車窓だけ動画に録って終了。

 最後は川内から再びJR九州線に戻って、817系500番台に乗ります。やっぱりロングシート改造された車両でしたが、唯一クモハの車端部4脚だけがクロスのまま残っているので、空いているのを機にそこに座ります。車端部なので盛大に揺れますw

 21:27 鹿児島中央に到着
 この後に前記事ですでに書いたすき家の話につながります。

・5/14の移動実績 (青字はロングシート席)
〜530新門司港553〜連絡バス北九州市営〜630小倉755〜2224M モハ414-1514〜810門司港914〜1425M クモハ813-2200〜1111二日市1134〜2344M クハ813-2221〜1146南福岡1234〜4129M クハ810-106〜1305鳥栖1309〜347M サハ821-3〜1317久留米1346〜1851D キハ200-1004〜1410筑後草野1448〜1854D キハ200-1004〜1510久留米1518+2〜5357M クハ821-3〜1721新八代1727〜6153D HSOR-101A〜2027川内2037〜2475M クモハ817-1506〜2128鹿児島中央/駅前2145〜 7003c〜2155天文館通

小倉→門司港   11.0km  280円
門司港→二日市  92.4km 1,850円
二日市→南福岡   7.5km  230円
南福岡→筑後草野 44.7km  950円
筑後草野→鹿児島中央 297.1km 6,410円
鹿児島中央→天文館通 1.5km 170円     合 計 454.2km 9,890円分(夜行フェリー移動分を除く)

 1日目で額面に迫る分の乗車をしたので、まずまずというところでしょうか? 残り3日の記事に続きます。
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