六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

電車は撮っとらん、でんちゃばい

2017-04-03 |  出撃 at 九州地方
 記事が前後しますが、3/31は結局雨の止まない熊本から、昼過ぎには雨が止みそうな福岡へ移動することとし、3/4に営業運転を始めたばかりの新車819系を乗り&録りすることにしました。

 .新車じゃなくて新チャ?(お茶かよ)に乗る 

 博多発福北ゆたか線経由の快速に乗って、14時ごろに直方に到着しました。
 おお、早速白い輝きを放つ車体を発見! すぐに接続の黒崎行き813系に乗客が全て乗って、ホームに誰も居なくなったので、しばしの間は動き放題でしたが、ここに居たのは留置中の1編成だけでした。

 隣の3番線に別の引上線に停まっていた14:25発の若松行きが入線してきました。若松線は全て819系に置き換えられたので、若松行きといえば100%この車両に当たります。
 ちょうど部活帰りの女子高生たちが「あっ、でんちゃや。」と言ってた位なので、意外と呼び名は一般にも浸透しているようです。

 さっそく車内をパチリ。悪名高い白缶(817系2000・3000番台)と似た座席で、乗車時間が20分程度しかない事を思えば、致し方ないでしょう。まぁ直方から若松まで全区間乗り通しても1時間以内だから、ロングシートでも許せます。(門司港-大牟田の快速に入ったりする817系3000番台は許せません。)
 座席の端はアームレストではなく、保温対策のためガラスの風防が取り付けられています。

 連結面の側ですが、東日本のEV-E301系にはトイレが無かったのですが、この車両は直方以南への直通運転も考慮に入れてるようで(実際に博多まで乗り入れている)安心して下さい、付いてます。

 向かって左側の壁面にあるのが、マルチサポートビジョンで、次駅名案内の他に充電システムの様子や解説を表示しています。

 さて乗客が乗り込んできたのでホームへ出てスナップ1枚撮ったところで、いよいよ出発です。
 加速し始めると、817系とさほど変わらないような音ですが、東日本の烏山線ACCUMとの違いは、こちらはかなりぶっ飛ばします。最初は交流集電区間だからかと思ったのですが、その後非電化区間でもそれなりに飛ばしますので、充電車両は遅いとの思い込みをあっさりぶっ飛ばしてくれました。

 ドアやドア横のゴミ箱設置などは、他の白缶車と同じですが、各ドア面に犬のマスコットが描かれており、好評のようです。そのうち他形式同様に「床に座らないで下さい」のシールに貼りかえられたりして。

 車番表示の部分。 東日本のEV-Eooo系の場合は電車なのか気動車なのか分かりにくいのですが、こちらはハッキリと「クハ」「クモハ」の文字があるので、電車の類だと分かります。中間に充電式車両を表す「BEC」を入れてますが、表記が長くなるので、バッテリーのB1文字だけでよいと思いますが。

 折尾に到着しました。
 折尾でこの車両はパンタの下降・上昇タイムがあるので、新たな名物スポットになると思いますが、この折尾駅での停車時間が10分程度取られているため、反対側のホームにも列車が居る事が多くあり、反対側ホームからきれいにパンタの上下シーンを撮るのは難しいようです。
 上げ下ろしのタイミングは、若松行きが下ろすのは発車の数分前、直方方面行きは到着後直ぐに上げるので、動画をトリたい人は見計らってスタンバイしましよう。

 こちらは折尾を発車する直方行き列車。
 上下で停車位置が1両分以上ずれるので、並びを撮るのは望遠圧縮しかなさそうです。

 .やっぱり走行シーンを撮らんとね
 雨も完全に上がったので、走行シーンを撮ります。走行画像はいずれも4K動画からの切り出し画像です。

 まずは非電化の二島-奥洞海間で撮影。
 この場所は置き換え前にも気動車を撮りに来た場所で、歩道から少し見下ろした感じで撮れます。

 パンタを降ろして走っている状態。
 やはりこの車両はこのシーンは外せません。もう少し天気が良ければハッキリ見えたのですが。

 二島駅は大きくカーブしているので、ホームの端からやって来る列車を望遠で撮ることができ、もういかにもおあつらえ向きの駅撮り写真(撮ったのは動画ですが)になり、休日や夏休みなどには大きなリュックを抱えた人たちの撮影名所になるかも知れません。

 続いて電化区間の走行シーンを撮ります。

 やって来たのが、鞍手駅。
 ここはまだ筑豊本線が電化される前の50系客車が走っていた時代になるので、その時以来の十数年ぶりの再訪となります。駅寝をしたフラットなベンチも健在でした。

 駅から10分ほどの畑の中の道路から上り列車を追い撮り。
 直方側には高圧鉄塔がバックに写るために、こちら側の角度で撮るのが無難、晴れると逆光ですし。

 そして畦道を入って線路に近付いて下り列車を1ショット。
 畑と線路の間には用水路があるので、これ以上線路には近づけません。逆に安心して撮れます。でも夏場は草が伸びると思われるので、今の時期までです。

 こうして819系(正式にはBEC819系と呼ぶようです)に乗り&撮りを愉しみましたが、もう一度天気が良い日に来てみたいところです。ということで、リベンジ計画に入れておきます。
コメント (2)
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