六甲1号の出撃にっき

撮影ロケの出撃模様のほか、日々の雑感なんかも綴ったものです。

白新線界隈で115系を撮影する

2016-08-11 |  出撃 at 北信越地方
 昨日は爆音快速(新井快速)に乗って新潟まで来ました。明日は朝から上りカシオペアクルーズを撮るために今日中に宮城県入りする必要があるのですが、今日は午前中に白新線界隈で115系を撮影し、午後から宮城県へ向けて移動することとします。

 .115系の充当列車は
 撮影対象となる115系の充当列車ですが、白新線内は午前中に意外と本数が残っていて、下りが3本、上りが5本あるので、今のうちに撮っておきたいところです。全てがN+Nの6両編成なのも特徴です。
 下り 1925M、1629M、927M
 上り 1928M、1630M、1632M、1932M、934M
10時~12時の間に上り2本あるので、白昼堂々と上ってくる姿を捉えられます、まぁ今の時季はトップライトですが。

 .佐々木の大カーブへ
 白新線で最も有名な撮影地といえば、佐々木駅の西側にある大カーブだと思いますが、なかなか訪れる機会がなかったのですが、今回ようやく訪れる機会がやってきました。

 新潟を6時40分ごろに出る普通電車に乗り、30分ほどで到着。撮影地までは徒歩10分程度なので余裕で準備できます。

 やってきました「稲荷踏切」っていうんですね。誰も撮影者はいません。(その後8時半頃に1人来ただけ)90度とまでは曲がってませんが、見た感じ70度近くはあるでしょうか?
 この場所で9時台までの6本を撮影することにします。場所も広いので、特撮+遠隔操作の一眼レフ+コンデジ動画の3台体勢で挑みます。
 ここでトラブル発生。特撮用のカメラがSDカードエラーを起こしてしまい撮影不可に。電源オフオンやカードの抜き差しをしても全く認識されません。カードがクラッシュしちゃったかな?
 仕方なく最初の2本はビデオパン撮影+一眼カメラのみ撮影。

 写真は下り1925M、後ろの3両の色褪せ具合が酷いですね。
 次の列車が来るまでの間に秘策を講じることにします。認識しなくなったマイクロSDカードをカメラから取り出して、スマホのSDと差し替えて電源を再起動します。「フォーマットしますか?」と聞いてきたので“はい”を選択し、フォーマット完了。それを抜き出してカメラに差し込んだところ、おー認識された。android携帯だからこそできた救援劇でした。

 こちらは上り1928M、緑塗装の車両はこれともう1列車で見ただけで、あとは全て青+青の編成でした。

 下りの〔いなほ1号〕 濃い青空にフルーツ牛乳色の車体が映えます。

 9:21 下り927Mを撮って、佐々木での撮影は打ち止めとします。

 .草ぼうぼうの新発田駅西側
 9:21の下り927M撮影後、次の上り1932Mまで1時間あるので移動します。
 と言っても歩き鉄なので、公共交通機関しかないのですが、次の白新線下りに乗っていると間に合わないので、県道を走る新潟交通のバスを利用します。
 問題はアプローチ方法。佐々木駅前を9:56に出たバスは新発田市の中心を通って、新発田駅に10:11に着きます。上りの新発田発は10:29なので時間がありません。駅から禁断のタクシーで行くか?
 そこで地図で距離を測りながら途中のバス停との時間を測ったところ、中央町というバス停から降りて徒歩で17分ぐらいなので、撮影地には列車通過の4分ほど前に着けそうです。

 しかし現地は線路脇の草がぼうぼうで、かろうじて第4種踏切を中間に挟んだ形で1ショット撮れたに過ぎませんでした。

 その後数分で下り〔きらきらうえつ〕がやってきたのですが、最大広角で2両程度を収める形で撮影。とても4~6両は収まりません。なお線路の北側のインカーブであれば草の丈は短く、6両収まるのですが、影側になります。
 以上でこの場所は終了。タクシー代出して来てたらガッカリ度が増大してたところでした。

 .加治川の鉄橋へ行ってみたが
 この日最後の撮影となる、上り934Mの撮影ですが、どこで撮るか? 一度加治川の鉄橋へ行ってみることにしました。新発田駅からはかなり距離があるのですが、うまい具合にコミュニティバスが走っているので、これを利用して途中の「上島潟」で下車、お寺の脇を通れば10分程で堤防に立てると目論見ます。
 しかし嫌な予感が・・・

 ありゃりゃ、完全に木が伸びています。
 堤防から降りて川岸に行けるよう誰かが刈り取ってくれた鉄っちゃん道を抜けて川岸に行きましたが、倒木がアングルの邪魔をしていて収まらず。また堤防に戻ってきました。列車通過までもう数分しかありません。

 ここは特撮+一眼レフの2台体勢で撮影。一眼レフの方はこんな感じで、下からの木が掛かるのと後ろも邪魔でせいぜい4両程度しか入りません。まぁひでぇ写真だこと。
 ここだと2m以上の高さのある三脚なら、何とかかわせるかも知れません。
 堤防からお寺の所まで戻って、築堤を走る列車を撮ろうとしましたが

 やっぱりビンビンに伸びきった下草に足回りがほとんど隠れています。これで加治川鉄橋での撮影はもうしないかな?

 コミュニティバスで新発田駅まで戻ります。
 このバス、何とナンバーが白。いわゆる白ナンバー輸送なのですが、特例で合法にしてるのしょうか?
 ちなみに料金は1区100円、両替機がないので、100円玉を必ず持って乗らなくてはなりません。

 .ディーゼル三昧で宮城へ
 明日のカシクル撮影のため今晩中に宮城へ行く必要があるのですが、新潟→宮城は3ルートがあります。
 1.新津から磐越西線経由で郡山へ出て、東北本線を下って仙台へ。(順当なルートです。)
 2.坂町から米坂線で米沢まで出て、奥羽本線を下り、山形から仙山線で仙台へ。(少しひねってますが、間に合います。)
 3.羽越本線を下り、余目から陸羽西線・陸羽東線と乗り継いで小牛田へ出る。(大回り過ぎて間に合うの?)
 いずれも今日中に仙台まで着けます。


 ということでやってきました村上駅。
 村上16:13発の829Dに乗ります。新潟色の2連が既に停まっています。

 車内に乗り込んでみると、あれ、新津車にこの座席配置の車両いたっけ?しかも幌のところも広げられています。
 これってもしかして・・・

 ほらほら、どこかで見た奴ですよ。
 これどう見ても、元石巻線仕様の車両ですよね。側面の幕が使えないので、行き先表示はサボを使っています。
 去年の大晦日に郡山工場内に留められていたのを見ましたが、新潟色への塗り替えのために置かれていたのでしょう。この羽越本線(新津区)がこの気動車の最終配置になるのでしょうか。

 キハ48の旅は快調に進み、快晴の日本海を見ながら北進します。
 午後の日差しを浴びてカーテン閉めないと暑いですが、景色を見たいので暑くてもいいです。どうせ1車両に10人も乗ってないし。

 ガラガラの昼下がり列車を堪能してきたのですが、鶴岡からは様相が一変。
 夕方の帰宅輸送に役目が変わり、車内は立ち客も出る程の混雑になります。これでも学生の数が半分以下なので普段はもっと混雑してるのでしょうね。

 夕方の庄内平野を走ります。
 あれほど快晴だったのに、鶴岡を過ぎると急に雲が増え始めます。やっぱり台風が近付いてて、天気が急変するかも知れません。

 余目に18:10到着し、5番線で乗り換え待ちをしている陸羽西線の162Dに乗り換えます。
 次の南野を過ぎたあたりから、遂に雨が降りだしてしまいました。

 新庄からは陸羽東線の気動車を乗り継ぎます。途中の鳴子温泉で乗り換えるため、今日は気動車を4本乗り継いだことになります。

 雨は上がったものの、天気予報はすこぶる悪い感じ。明日朝の松島以北での撮影は厳しそう。パソコンを使った鉄道生中継と同様に特撮も雨が1粒でも降ると行なえないため、明朝の松島以北での撮影は諦めることに。

 小牛田まで行かずに古川で下車し、ここで今夜は滞泊することにします。

 明日は松島以南の多分宮城県内で上りカシクルを狙います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする