らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

自慢の子どもたち

2017-02-25 17:44:20 | Weblog

今日はおひなさまの会でした。合奏やオペレッタ、ささやかな会ですが、お家の方はハラハラしながら見守り、子どもたちもドキドキしながらしたと思います。いつも幼稚園でしていることですが、たくさんの人がくると、お家の人がくると、カメラがいっぱいあると、いつもと同じというわけにはいきません。

けれど、今日はだいたいいつも通りにできました。まあ、入園まもないちびっこたちはお家の人と離れなくても、当たり前なので・・・。

大きいクラスの子たちは、もしかしたらいつもより上手にできたかもしれません。今日の様子をビデオにおさめ、お家でみんなで見て楽しんでいる方も多いかも。もっとも、録画ボタンが押されてなかった・・・とガッカリしていた方もいらっしゃいましたが。ビデオにうつっていなくても目には焼き付けてお帰りになったことと思います。

おひなさまの会は、子どもたちが一年間で大きく成長したことを喜ぶ会です。4月から比べたら、どの子もその子なりに成長してきたと思います。そしてそんな子どもたちを見て、お家の方が、うれしくなっていただけたら、今日のおひなさまの会は大成功です。

新聞などでお気づきになった方もいらっしゃるかもしれませんが、昨日は園長の母の葬式でした。86才。長く小学校教諭として働き、それを誇りとしていた母でした。母が亡くなってがっくりしている父が、前夜式(通夜)のあと、急に息子たちが小さかった頃に海にいった話を私にしてくれました。家族4人で海にいったら、周りの人が「かわいい、かわいい」と声をかけてくれたこと。海の家のおばさんが、仕事を放り出して、ずっと自分の息子二人をかまっていたこと。きっと父にとっては、自分の息子を自慢におもった、家族の幸せな時間だったのだと思います。

そう、幼稚園の頃の子どもたちは、かわいいかわいい時代です。いっぱいいっぱい、一人ひとりの子どもたちをかわいがってください。いっぱいいっぱいほめてあげてくださいね。そして、周りに自慢してくださいね。

 

 

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