2時バスを待っている子たちとの会話。
幼稚園の先生のお仕事とは何か?というお話です。
「F先生がお仕事しているの見たことある?」と園長先生が聞くと、そこにいた年少さん(F先生がいつもいるクラス)が声をそろえて、「なーい」というのです。
いやいやお仕事してるってと思ったらんこ先生は、「今日、ホールの時間にピアノひいてくれたよ」と言ってみました。
でも、首を横に振る年少さんたち。いっしょにいた年中のMちゃんだけがそうそうというお顔で、先生の言うことを聞いていました。どういろいろお話ししても、年少さんたちには、F先生がお仕事してるっていうイメージがないんです。おもしろいでしょ、入園の時からトイレを手伝ってもらったり、制作の時に助けてもらったり、お洋服を着るのを手助けしてもらったり、とっても助けてもらっているはずなのに。
けれど、それがF先生のいいところだなって、らんこ先生は思うのです。ほんとうはいっぱい子どもたちのために動いているんだけど、それが子どもたちの記憶に残らないほど自然なんです。大変そうな顔をしたり、がない。普通にいっしょにいて、ふつうにちょっと手助けして・・の毎日。ピアノをひいているのも、楽しそうにしてるから、「仕事」に見えない。いっしょにダンスをするのも、楽しそうにしてるから、「仕事」に見えない。
だからF先生が仕事してるところを見たことがない、子どもたち。そんなふうな先生と子どもたちの関係が、ちょっと誇らしいらんこ先生です。