水曜日は2階のホールでみんなでお昼ごはん。だから小さいお友達も自分のかばんを持ってお二階にいく。ちびっこクラスの子達も、チョコチョコと歩いていく。
途中、Tくんが転んだ。えーんと涙。D先生に助け起こしてもらって、足をしばらくなででもらう。だんだん涙がひいていって・・・・。D先生がちょっとほほえんだ顔で「いたいの、いたいの、とんでけー」。
「ほーら、いたいの、あっちにとんでったよ」とお庭の木の上の方を指さすと、泣きやんだTくんが、コックンとうなづく。まーるいおめめで、「いたいの」が飛んでいったところを見つめて、もう一回コックン。そして、またカバンをもって歩き出す。
「いたいの」の正体はよくわからないけど、どうしてとんでいくのかわからないけど、先生になででもらうと、痛みはなくなる。先生に大丈夫って言ってもらうと、安心して笑顔が戻る。