らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

小さな命に対して

2006-05-06 11:21:34 | Weblog
休みの間の自由登園日。さすがに来る子も少なく12名。春ののんびりとした空気の中、子供も大人もほわぁ~とした気分ですごしています。
そんな中、小さなお友達が、小さな小さな虫さんをつぶしてしまうという事件が発生。そんな事をしてはいけません!と叱らなくてはいけない場面です。
お話ししにいったのはD先生。切々と話しかけます。「この虫さんにも、そばにお母さんがいたかもしれないんだよ・・・お父さんもおじいちゃんもおばあちゃんもいたかもしれないねぇ・・・弟もいたかもしれないねぇ、お姉ちゃんも・・・・。でも死んじゃったらどうなるの?つぶしちゃったら・・・・。もうあえないんだよ・・・。もしそうなったら、どう?・・・お母さんに会えなくなったらどうかな?」ゆっくりゆっくりでも目は真剣に語りかけ・・・。叱られている子も、自分がお父さんやお母さんに会えなくなる場面を想像したのか、目には涙。
小さな命も大切だと伝える事、それは幼児教育にとってとても大事な事です。相手にも、お父さんもお母さんも兄弟もいるんだ、大人になっても、その事を忘れずに胸に刻んでおいてほしいことです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする