らんこ先生のようちえん日記

能登半島にある幼稚園での小さな出来事の日記です。

おひさまのもとで

2006-05-18 11:35:29 | Weblog
朝からおひさまがニッコリしています。うーん、土曜日もこんな天気だといいのですが。子供達の中にはてるてる坊主を作っている子もいるらしい・・・。といっても、雨の時の事も考えておかなくてはいけないようです。
お庭の隅では先日プランターに植えたお野菜達に「お水をあげる」事が始まっています。年長さんの分は、きちんとお当番さんがするようになっていますが、お庭の方は、誰がしてもいいので、いろんなお友達がします。お洋服が濡れることもよくありますが・・・。
さて、そんな楽しいお庭のもう一方の隅で、金魚さんのお墓をつくりました。お祭りの時の金魚すくいでとったものを、幼稚園に持ってきてくれた金魚さんでした。残念ながら金魚すくい出身の金魚は病気やケガの子が多く、なかなか長生きしません。今回のもおそらく元々病気があったようです。
持ってきてくれた男の子は、毎日金魚さんのことをとても気にしてくれていて、「元気になってね」と朝昼、そしてお帰りの時と声をかけていました。
それでも亡くなった命。埋めてあげながら、涙があふれてきます。「この金魚さんにあえてありがとうございました」とお祈りしてあげると、もう号泣。
何度も何度も小さなお花を摘んで持ってきていました。横ではお友達も「ボクもカブトムシ死んだ時泣いたよ」と慰めてくれました。
この経験で彼に小さな命を慈しむ心が強くなってくれるのなら、金魚さんの短い小さな命は無意味ではないと思うのです。
コメント
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