うちは大根も栽培している。スープにでもするのかしら、と思っていたら、先日、食べ方を見せてくれた。
薄切りにして塩少々を振り、２～３０分おく。しんなりしたら出来上がり。
バターをたっぷり塗ったライ麦入りの薄切りパンに載せていただく。もちろん、ビールも一緒。
あれ？これって、ラディッシュが正解じゃあなかったかい？？と思ったのだが、義父母にとってはどちらも同じらしい。
今年はラディッシュでなく、大根栽培の気分だった様子。
想像するだけでは気持ち悪いが、食べるとけっこうおいしい。
これだったら、日本でも簡単にドイツの食卓を再現できるではないか？？
パンは白いものではダメ。ライ麦入りの黒いやつがよろしい。デパ地下のパン屋にはドイツ風のパンを販売しているところが多いだろう。
健康を考えてマーガリン、ってのもだめ。牛の分泌物から作るバターじゃあないと！！
不健康とされる食材は、おいしいんだぞぉ～
残った大根の葉。義母がコンポストに捨てていたものを私が取り上げてきた。
家の中に保存するのを嫌がったので、こうして外に放置・・・
翌日には炒め物と味噌汁になった。もちろん食べるのはわたしだけ。
義両親は「大根の葉をどうやって食べるのだ？？」とちょっと馬鹿にした口調で尋ねていたぞ。
葉もの野菜を摂取する機会が少ないここ、貴重なわたしのビタミン源だ。しかも完全無農薬！独り占め！！
うほほほほほほほほほほっほほほっほほ～
そういえば学生時代、
ドイツ人の留学生達と電車に乗っていたとき、
女の子が、
「あたし、大根食べたくなった」
と袋から大人の腕ほどもあるやつを取り出し、
車内でバリボリかじりだしたのを思い出しました。
周りの乗客の視線など、
まったく意に介さず、
バリボリバリボリボリボリバリバリ……
それって、関東周辺の電車での出来事ですよね・・・
いくら昔でも、そりゃ、乗客は驚くだろうなぁ。
うさぎかっ！！この白人女っ！？
今ではどんな容貌になっているか、簡単に想像できます。
すれ違っていたりして・・・
っていうか、日本に定住している？？
白人おばさんが大根一本丸かじり！！
ひゃ＝＝＝＝＝！！！
大根サンドイッチ、おいしいです、お試しください。
大根の辛さは平気なんですか？
すりおろさないから、
あまり辛くならないのかな？
ところで、
電車内でドイツ女子が大根をかじっているのを呆気にとられて見ていると、
隣の、同じくドイツ人留学生（男）が、
吊革を使って、懸垂を始めました。
「アインス、ツヴァイ、ドライ！」
と数えながら。
「おまえ、周りの迷惑になるからやめろ」
と注意すると、
「この電車は空いているから構わない」
と真面目に反論され、
彼はそのまま百までやり続けました。
「……運動不足が解消できた」
と満面の笑みを浮かべていました。
いい汗をかいたようでした。
世界各国、若者は恐れを知らないことがよくわかりました・・・
いまじゃあみんな、面白くない大人になってしまったのでしょうか。
時々、羽目を外して心の健康を維持しなくてはなりませんね～
もう一度、その人たちと集まって、電車の中でやりたいものです、
大根かじりとつり革懸垂！！
あ、私は遠くから見ていますから。
義母は私の作るバーモントカレーには「辛い」と大騒ぎするくせに、大根は平気な様子です。
確かに、薄切りにして塩を振ると辛くないのですが・・・
日本風のものには辛いだの甘いだのなんだかんだ言いたいのでしょうね、ああ、勝手にわめけ～義両親！！
貧乏臭いって。
日本をはじめとする東洋で好まれる人形の顔立ち、こちらでも受けると思いますよ。
実験してみなくては！姪に買ってやって反応を見たい・・・
ああ、帰省したいよぉぉ～