怠慢主婦 ドイツで同居 

日本食を食べなくなり義両親のしもべと化し、すでに何年になるだろう。遠い目しながら今日も行き抜いてやるぞっ

第一ポジションを普通にできる女性がときどきいるドイツ

2017年07月20日 | カテゴリー分けするのに飽き
街中で何気なく人々を観察していて長いこと疑問に思っていたことがある。
若い女性たちの本屋での立ち読みやバスを待っている立ち姿、片方の足先が異様に外側に向いていることがあるんだ。
これはありえないぞ、と思いながらしばらく観察し、ついつい声をかけてみたくなっていたのだが、不審な東洋人の声掛けで警戒されてしまったら嫌だな、と黙っていたものだ。
もしかしたら、バレエを習っていて、第一ポジションのような足先を90度外側に開く姿勢を普通にできるのかしら。
うーん、そうではなく、バレエとは関係なく自然に第一ポジションができてしまうのかもしれない。
こうした考えをぐるぐる数年持っていた。

疑問を少々解決するチャンスがやってきた。
まず、30歳代の普通の(舞踊のトレーニングをしていない、という意味で)欧州人女性の第一ポジション。

床と靴下の摩擦力を使った第一ポジション。両足全体がぴったりくっついているのでちょいと驚いた。
しかし、これは街中で私を驚かせたレベルではない。
次は40歳代普通の欧州人。

足裏皮膚とじゅうたんの摩擦で180度近く開いている。彼女も両脚全体がくっついていた。
ちなみにわたしも摩擦力でこの写真程度にできるけれど、脚には空間ができてしまう。
下の17歳普通の欧州人女子のように。

面白がってやってくれたM子さん、ありがとう。上二人のおばさんたちより自然に開いているけれど、両足が離れているところで、失格。
さて、最後に見つけた17歳普通欧州人女子。

何の苦も無く、また床面との摩擦を利用する様子も無く、180度以上と思われる勢いで開いてくれた。
両脚はぴったりくっついていた。
バレエの訓練の経験を問うと「ないです」ですって!

私のわずかな調査での結論。
欧州人女性の中にはトレーニングすることなく、生まれつき股関節の可動域が広く、バレエの第一ポジションを自然にできる人がいる!
日本で調査したことなどないし、また、普通の姿勢のときに足先がひどく外側に位置していることを気をつけてみたことが無い。
もしかしたら、日本人にもいるのかもしれないが、私の予想では欧州人の方が股関節やそれに関係する筋肉の状態が第一ポジションをし易いように出来上がっていると考えている。
でなければ、欧州で発生した舞踊に第一ポジションのような無理な脚の位置を要求されないと予想したんだ。

ただし。
若い女性しかできないようなので、年齢とともに訓練なしでは第一ポジションができなくなっていくのだろう、ヨーロッパ女も、うほほ。