梅様のその日暮らし日記

その日その日感じた事や世間で話題の事について自分なりの感想や考えを書いていきます。

セーラー・ムーンの力

2018-05-06 17:43:50 | 日記


  私は基本的に少女漫画に興味がありません。この私がそんなものに興味があったら、不気味以外の何物でもないでしょう。唯一の例外は、「ガラスの仮面」。これは全巻揃えて読破しました。もう一つあったのですが、それはタイトルがどうしても思い出せません。

  セーラームーンという漫画は、何歳くらいの女の子を対象として描かれたものなのでしょうか。何となく小学校低学年という気がするのですが、実物を見たことがないので何とも言えません。じゃあこのタイトルは何なんだという話になるのですが・・・・。

  先日「YOUは何しに日本へ」というテレビ東京の番組を見ていた時の事です。アメリカからやってきたという29歳の黒人女性が登場していました。成田空港でインタビューを受けた時点で天にも昇らんばかりの喜びようで、「いつ来るかいつ来るかと待ってたの!」という言葉からも、それが御世辞ではないことが見て取れました。スタッフが取材のため予告なしで彼女のアパートを訪問した際の喜びようもまた半端ではなく、歓喜の余り、スタッフの若い男性に抱き着いてしまうほどでした。

  彼女はアメリカで小学校時代ひどいいじめにあっていた、とても暗い少女だったそうです。しかし、アニメ・セーラー・ムーンと出会ってから、すっかり元気を取り戻し、そんな子供時代はとても想像できないほど明朗快活な女性となったようです。彼女によれば、アメリカのアニメの主人公はほぼ男ばかりなので、セーラー・ムーンのように女の子が主人公のアニメは皆無なのだそうです。

  セーラー・ムーンとの遭遇後、彼女の人生は全く変わり、日本語の勉強に励んだ結果、今では全く英語訛りのない完璧な日本語を話します。私がいま中国語を習っている先生もやはり28歳の女性ですが、日本の大学院を卒業しているものの、私が自分のレベルの日本語を話すと、一発でついて来られなくなります。しかしこの黒人女性の日本語は完璧。アパートの書棚には日本人でも読まなそうな書籍が沢山並んでいます。

  彼女は現在日本の小学校で英語を教える傍ら、小さな劇団で演技の勉強をしており、目標は日本で声優になることなのだそうです。見た目にも個性たっぷりなので、テレビでも活躍できそうな気がするのですが、とりあえずは目標とする声優の仕事が舞い込むことを祈りましょう。

  セーラー・ムーンなんて・・・と小馬鹿にしていた私ですが、自分の不明を大いに恥じました。セーラー・ムーンが内外で絶大な人気を博したのには、それだけの理由があったのですね。

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