雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

武雄市民病院閉院式とーー

2010-02-01 05:31:09 | 樋渡啓祐さんのこと
★武雄の市民病院の閉院式と  これに関する新聞報道が 『武雄市長物語』で語られている。

市民病院が閉院する、その通りに読めば暗い話題だが、
民間病院として新しくスタートする門出であることは、ブログを見ても、その写真に写る人たちの表情を見ても、
更に、1日遅れての各紙の新聞報道を見ても、直ぐに読み取れるのである。


★全国的な問題の公的病院問題は各地で赤字という問題を抱えている。
人の命に関わる問題だから、その機能が果たせなかったら単に赤字だけの数字の問題では片付けられない、難しい問題を含んでいるのである。

こんな問題は、議論すると間違いなく賛否両論が出る。
ただ、これは理屈ではなくて、現実に赤字の解決と、医療機能の充実という二つのことを具体的に解決しないといけないのである。

私自身は病院問題の知識も持たないし、民間と公立とどちらの長短を解っているわけではないが、
これだけ全国の公立病院が軒並み問題化しているのは構造問題なのだから、
その解決策としての『民営化』は、確かに一つの解決策であることは間違いないと思う。


★だけど、武雄が成功したからと言って、どこでも民営化すれば全て解決するわけでなないだろう。
その辺りが現実の問題解決の難しさなのだと思う。

要は『人』なのだろう。
樋渡さんだから、成功したと言えるのかも知れない。

樋渡さんのブログのコメントの中で、ご自身でこんな風に言っておられる。
『ーーーーー成功すると思った瞬間は、池友会の皆さんから話を聞いて、池友会の病院群を見てまわったときですね。これが市民病院を引き受けるならば絶対に上手くいくと確信しました。ーーーー』
これもある意味『人』なのである。

民営化という形が成功のシステムであったとしても、必ずしも誰がやっても成功するとは、言えないのではないかと思う。

物事の成功の鍵は、それに取り組んだメンバーの質や結束力などもあるのだろうが、
それを引っ張るリーダーの資質こそ最も肝要なのだろう。




★各紙の報道を見ても、全般に好意的で後押しの姿勢である。
全国各地からまた視察が増えるのだろうが、単に形を真似てみても、それが即成功に繋がるとは言えないのだろう。

三木市も病院問題は課題である。
これも現状は形に拘りすぎているような気がしてならない。
微妙な難しい問題である。理屈ではなくてカンがあるかどうかだとも思ったりする。


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