一晩中ほとんど眠れずへとへとに疲れてバリーの港から約70㎞程離れたアルベロベッロの町へ向かったのは朝の9時過ぎ、キャンピングプラッツが町の真ん中にあり、プラッツの管理人に聞くとここを右に曲がってまた右に行くとあたりは全部と言われて半信半疑、行ってみて本当に驚いた。あっちにもこっちにも面白いキノコのお化けのような屋根が見える。この町に入る前にところどころに同じような屋根の家?小屋?が見えたのでこの地域一帯なのが分かる。
アルベロベッロは美しい木という意味だそうだがこの黒っぽい石の板を積み上げて作られた屋根は木には見えない。
この石の板はこの地域で採れるものらしく、英国でみられるスレートとは厚さが違う。煙突の上の風車がローマの軍人みたいで気に入った。
お土産店があちこちにあり観光客は住民の何倍もいそうだ。インターネットで見ると16世紀40家族がここに土地を得て農耕に従事し、この石積みの家屋には税金がかからないことから、地域一帯が同じようなつくりの家になったとのこと。
観光用に一軒の家を解放していて、入ってみたがベッドルームとリビングルーム、キチンはどこにもドアがなくトイレ・風呂だけがカーテンで仕切られていた。壁の厚さも相当なもので、夏は涼しく冬はあたたかだろうと思われる。
シンプルなリビングルーム。ここアルベロベッロは1996年にユネスコに指定された。
教会の屋根も同じつくりの巨大な丸天井で、祭壇がカラフルだった。右の写真は雪景色の写真看板を映したもの、こんなにイタリアの南でも雪が積もるのに驚いた。
木曜日はストリート・マーケットの日で、町の大通りいたるところに食べ物の屋台やたくさんの靴の店、衣類の店が並んでいたが午後1時過ぎに閉まりだした。おいしそうなキノコやオリーヴの漬物、いろいろな種類のキノコが売られていた。
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