ここロシェは昨年英国への帰り道、カーナヴィを間違えて通ったところで、素晴らしいお城や建物が見えたので、地図にしるしをつけておいたところだ。今年は時間的に余裕がありのんびりあちこち見て回ることができるから、初めからこの地への訪問を計画していた。
午後3時過ぎにキャンプサイトについて、サイトの片隅からお城と大聖堂が真近に見えて驚いた。夕方二人で近くを散歩して川のこちら側〈キャンプサイト側)に大きな子供の遊園地があり、親子連れや祖父母に連れられた子供たちが大勢遊びまわっていた。英国ならば 明日からイースターに入る忙しい時期、ロンドンを出る車の渋滞で身動きもできないだろう。
お城はキャンプサイトのある河を挟んだ東側から良く見える。
お城の隣にある教会もまたキャンプサイトや遊園地側から良く見え、とっても良い被写体だ。
城門から数百メーター離れた道端にこの立派な建物、表門の表札を見ればアーメイル宮殿と書いてある。昔は尼寺だったところをロッシェの市庁舎が買い取って改造したものだそうな。
城下町へ入っていく東門でこの中はお城の塀に平行してお土産店とレストランが並ぶ狭い道で車は通れない。
城下町の通りから北門を見たところ。
お土産店のたくさん並ぶ通り。
城門に囲まれた旧市街地。
イースターのころからライラックが満開になった。この濃い紫色のライラックは我が家にはないが、我が家の誇る明るいブルーのライラックは珍しく八重の花と一重のクリーム色のライラックがある。
グッドフライデーの朝からお城への坂道を行く。
城下町はいったいどんな人が住んでいるのか静かな通り。
お城への正門にはほころびも見えずがっしりした構え。
お城横の教会は正面よりも奥行きが非常に深く、大きい。
大聖堂に祭られているこの女性は、シャルル7世の愛人で出産時に使った水銀で死んだとも、毒殺されたともいわれている。
ロッシェ城もたいしてきれいな建物でなく中は意外と質素な作りだった。
お城の正門から大聖堂を見たところ。
大食堂の間、質素なテーブルとイスだけの大広間。
シャルル7世はたびたび愛人アグネス・ソレルとこの城で過ごし、王妃からは非常に憎まれた。アグネスはこの当時のファッションリーダーであり肩をむき出したドレスも彼女が流行らせたものだという。15世紀のフランスでは性のモラルは地に落ち,上流社会では姦通は当たり前のことになっていた。また毒殺も流行っていたというから恐ろしい。
お城の壁に掛けられた入浴シーンの絵。
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