昨日ロンドン北に住む日本人の友達の家を訪れた。長年ロンドンで働き生活していた友達が自宅も売って帰国するという。私のようにこの地で結婚して家族ができ、家もあると永住するが、長年働いて独身で退職すると、やっぱり故国が懐かしくなるらしい。それでもこの国のほうが住みやすいという人たちもいる。
友達数人で近くの食堂でお昼を食べて、バスでスノードロップが咲いているのを見に行った。
マイデルトン・ハウスは17-18世紀のお金持ちのお屋敷で19世紀以降はどこのお屋敷も同じように衰退して、今では広大な庭園が一般公開されている。インターネットによれば、ここはジャーマンアイリスが有名だそうだが、今はその時期ではない。
あたり一面のスノードロップ、これにもいくつか種類の違うものが見られた。
3つの花弁に中の小さなグリーンがかわいい。
ワイルドクロッカスも満開だった。
早咲ミニアイリスが鮮やかな色合いを見せている。
この花は福寿草? キンポウゲ科の花だという。
たった1本だけ咲いていたアネモネ。
熱帯植物を集めた温室の中で咲いていた肉厚植物の花、この色がなんともかわいい。
葉の先は恐ろしいくらいに鋭い針のようなこのプランツ。自然の妙。
ヒヤシンスの仲間らしい素晴らしい色の小さな花。
この庭で一番気に入ったのがこんな変わったとげとげの木、名前を調べたらCrucifixion Thorn (十字架のとげ)と呼ぶ。南米原産でこの恐ろしいような葉にスズラン様のかわいい白い花が咲くという。花咲くころに来てみたいと思った。
私が渡仏した頃にフランス人と結婚してフランスに住んでいた先輩の方達は、老後は日本に帰ると皆さんおっしゃっていましたけれど、その方達全員フランスに残っていらっしゃいます。フランスは嫌いという方達が殆どですけれど、日本にはもう実家も無いし、子供達がこちらにいるからというのが理由のようです。
私の場合、フランスが好きな訳では無いし、子供も永住権を取得して日本に住んでいるので迷います。ただ、以前、帰国途中で怪我をして日本の病院で手術をした時、言葉が通じる自分の国なのに要領が分から無くて本当に浦島太郎の状態でびっくりでした。高齢になって再び日本の生活に慣れるのでしょうか?日本に帰ったら帰ったで、日本の嫌なところも見えてきてフランスに帰りたいと思うのでは?とか、色々考えてしまいます。
でも、今のところ、7.4mタイプのキャンパーで車中泊出来る生活だけは、フランスに住んでいてラッキーと思っています。玲子さん、ポールさんと、どこかのサイトでお会いしたかったです。
老後の帰国は大変らしいですね。私の友達も半数以上の人たちが75歳くらいで帰国しました。皆さん結婚してなくて、日本には親はいなくても兄弟の多い人たちです。
皆さん英国で働いて一人でお家を買っていた方ばかりですので帰国しても兄弟の近くに家を買ったりフラットを買ったりしていますが、帰国した友達が遠くで日本の古い友達とは話が合わなくて皆さんロンドンを懐かしがっています。
今まだキャンパーで旅行できる間は大いに出かけてくださいね。過去10年もいたキャンプサイトの友達はフランス人2組とオランダ人一組で毎朝私が教えたラジオ体操をして楽しんでいるそうです。