懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

未解決事件 File.09 松本清張と帝銀事件

2022-12-31 01:35:04 | Weblog
年末時期のTV番組で、「未解決事件 File.09 松本清張と帝銀事件」というのをやっていて、とっても恐い内容だった。

帝銀事件の犯人にされた、横山大観の弟子の画家、平沢氏は冤罪で、戦後、敗戦国日本が占領軍GHQの支配下にあって、真実が圧殺されたんではないか、と言うような内容。

う、やってないのに犯人にされて獄中死って、酷い。

で、大量殺人の真犯人は、日本軍の731部隊で捕虜を沢山人体実験して殺して研究してた中に居た人、っていう推理を、検証付きでやってた。

731部隊自体が怖すぎる話なのに。
その推理では、真犯人は、部隊でたくさん人を殺してたので、平和な世の人間的な心を失ってる憲兵のAという人、だったのではないか、という示唆になっていて。

GHQ,アメリカ側が、731部隊の人体実験データを欲しがり、取引のような形で、それに乗った人は、戦後裁かれずに終わった、のではないか、と言うような話。

事情を知る男がGHQに呼び出され、真実を法廷で証言しないことを強要され、で、しゃべったら巣鴨プリズン行き、刑務所行きになると、GHQに脅され、事実と異なる、GHQの描いた筋書き通りの証言をして、口をつぐんだ人もいて、結局冤罪は晴れぬまま、と言った話。

731部隊も怖いが、戦後に裁かれなかった人もいるのも怖いし、さらに、部隊の生き残りが、銀行へ行って、行員たちを騙して731部隊の研究で見いだされた普通の青酸カリより遅効性の毒を使って、毒を飲ませて大量殺人して、その様子を平然と見てたこと、で大金を奪ってドロン。この真犯人は捕まってない。

GHQが、731部隊の戦争犯罪を、糾弾するんじゃなく、その成果(?)を、どうやったら毒とかで人を殺せるか、その実験データを欲しがって、得た事も、怖すぎる。

一応、推論、という事の様だけど、つじつまが合うし、最新技術を使った検証も出てきていた。

第一部はドラマだったけど。

もし、真実がその通りなら、恐ろしい真実。

(アメリカは水爆実験の時の、太平洋の島で放射能を浴びた島民についても、モルモットみたいに、水爆の放射能浴びて、その後、どうなっていくかのデータを取っていて、データ摂る為に治療しなかった話も、以前、民放局のドキュメンタリーで放送してたんで、データ摂りたがることは間違いないと思う。)

こんな、真相があるかも、って知らなかった。これが真実なら、冤罪で犯人扱いされて死んだ平沢氏が、あまりにもお気の毒。自白を強要された時は、もう、そういう雰囲気だったような事を言っていた。有無を言わせず、取り調べで犯人として「私が青酸カリで殺しました」と言え、という感じだったんだろうし、拒否りたくても個人の力では無理!という雰囲気だったんだろうと思うと、…そんな怖い目に遭いたくない。

昔帝銀事件のあらましを知った時は、GHQや731部隊が関係してるとは、知らなかった。

(使われた毒が遅効性で、自白の供述にあるような、「青酸カリ」でなく、日本軍の731部隊が使用した毒である可能性が高い、みたいなので、その通りなんじゃないかと思う。)

人の国の戦争を、今ああだこうだ言ってる、若いTV局の社員とかは、過去に、日本軍が色んなことしてた事実を、もっと知った方がいいと思う。

日本の人は、自国の戦争の歴史を知らない、過去の歴史を学んでない事を、別のTV番組でドイツの学生が指摘していたけど、本当にその通りだと思う。

今回、731部隊が人体実験したのは、中国人捕虜とソ連人捕虜、って、TVで番組で言ってたけど。

細菌、炭そ菌・ボツリヌス菌とか人体に注入したり、色んな物で、人を殺す研究を捕虜を使ってしていて、やられた捕虜が気の毒過ぎて、聞くだけで青くなる。。
それと別に、九州の大学教授が、アメリカ兵を生きたまま解剖してしまった件も、その件はアメリカに謝りたいような、酷すぎて怖すぎる話。

戦争は人を狂わせる。ロシアがどうとか今のTV人は言いたがるけれど、それを真に受けてる愚か者は、こういう番組でも見て、戦争があれば狂気が生まれ、色んな国で、知れば「うっ・・!」と思うような出来事、残虐行為が行われている事を、ちゃんと認識すべき。

日本軍だって、他国に負けない、酷い系なことを、いろいろやってきたんですよ~~~。

イギリスは、かつて、植民地でレイプだけじゃなく去勢までしてたっていうし・・・。

そういう国が、今、自由と民主主義って言ってんだから・・。片腹痛い。

というわけで、戦争に反対です。平沢死刑囚の再審、通るといい。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 米国の大手軍需産業と戦争に... | トップ | 変化してゆくこと »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事