(新型コロナウィルスで、色々あるのに、フィギュアスケートの話を書くのは気が引けるけど。とりあえず。)
(武漢で日本人男性が亡くなられたそうで、衷心よりお悔やみを申し上げます。)
同時期に行われたフィギュアスケートの2試合。四大陸選手権と、ロシアジュニア選手権。
得点で、ジュニア(露)1位>シニア(四大陸)1位。この事実に驚いては、いけないのか?女子シングルの若手快進撃!
ロシアジュニア選手権で7日、驚異の13歳、カミラ・ワリエワが、238.17点で優勝。
一方、世界のトップ3、ロシア3強がいない試合ではあるけれど、8日、シニアの四大陸選手権は、1位の紀平でも、232.34点で、
って、ジュニアのワリエワの方が、シニアの紀平より上!!
これって・・・。
(さらに言えば、世界の若手女子には、まだ、アリサ・リウもいて、ワリエワって、一回前の代の、ジュニア時代のトゥルソワのような、ジュニア連覇の絶対女王的立場の人でもないみたいだし、ジャンプだけなら、シニア3強やアリサ・リウとかと比べても、女子シングルの最高峰クワドを跳ぶってイメージでもない。)
とりあえず、いままでのロシアジュニア女子って、優秀ではあっても、シニアよりここまで飛びぬけた点では無かったんではなかったかな?忘れちゃったけど。
ロシアジュニア選手権、この結果なら、TVの大きい画面で見たかったなあ。日本のテレビ放送でやってくれるわけないけど。
(私的には、こんな中、羽生結弦のSF含む、男子SPが、録画機器の不具合で録画されてなく、世界選手権までに録画機器を買うべきか、思案中。
ボーヤン・ジンのSP見たかった。(羽生はすぐネットで見られた))
個人的には、女子シングルの中で、ワリエワは魅力的だが、まだまだロシア3強+ザギトワも楽しみたいし、次の世界選手権は、予断を許さない状況でも、トゥルソワを一番の愉しみとして見続けたい。
樋口若葉選手の3A挑戦もあったが、結果はまだでも、坂本花織選手の4T挑戦っていうのも、ビビッドに反応してしまった。
(ザギトワ選手が、4回転をやるならもっと若いうちにやった方がいいんだ的なことを言ってた時があったので、坂本選手にも、無理はしないでほしいと思う反面、運動神経やパワーに恵まれてるので、出来るのかも?という気も半分。五輪までは、個々の結果だけでなく、先を見据えて自分を信じて今の挑戦を楽しんでほしいと思った。)
韓国の2位のユ・ヨン選手だっけ、大技をやる人がふえたようで。私的には、トゥルソワが女子シングル界に革命をもたらした、牽引した気がする。
ロシア3強が出る試合と、出ない試合で、試合の雰囲気が違った。
例えば、ウンス選手のFS,3強が出ない四大陸の方が、彼女が大きく見えるような気がした。
イェリム選手とかも、4大陸だと、雰囲気のある選手がいるなって感じで。3強がいると、中位下位の選手まで目が行きづらくなるというか。
強い光があって、そっちに気を取られてしまう感じで。
※録画ミスでちゃんと見られなかった羽生のSPは、ニュースとかの映像見て、衣装が前のと少し違って、淡いグリーンがかって、首周りの光物も、色味が前のと違ってて、綺麗だなって思って。相変わらず衣装センスが目の保養。演技はナルナルしてましたね。見てる側としては、怪我しなければ、もうなんでもいいわい、みたいな気分で。期待とか、一番になって、とかよりも、無事でいてくれればもはや何でもいい。
FSの、SEIMEIの方は、一回前の試合のエキシでやった時、魔界を統べる者の操る、見えない糸が氷上で見えるようだと思ったし、こういう羽生を初めて見たと思った。
音楽的にもいつにも増して高度だったし、氷上で大きく見える、存在感が増したと思った。
ただ、あれは試合じゃないから、余裕もあって、ああいう、舞台芸術として見たら一段上の事がやれたのかもしれないし、試合は結果がすべてなんでしょうから、点数が出て本人が満足する結果であれば、自分的には、いいんじゃね?っていう気でいる。
アートを本気で追及するなら、試合ではない方が、そっちに集中できるのかもしれないし。
衣装と言えば、あの、紫のオリジンの衣装も超ハイレベルな衣装で、見るのが楽しかった。もうやらないなら、その試合の映像は、愛蔵版。
ついでの話をすると、羽生は、既に試合ではほとんどのタイトルを手にしていて、功なり名をなした者。なので、本人が無事でいてくれれば、もはや何でもいい。過去に、ビックリするほど奇跡を起こし続けてきたから。
対し、トゥルソワは、あれほど偉大なパフォーマンスを行いながらも、まだ、シニアではビッグタイトルを手にしていない。だから気になってる。
主観的には実力なら世界一に見えたし、できれば何か取れればいい、と思うのが、凡人の欲。
やっぱり、世界選手権とか、五輪で勝ってほしかったけど。あの、3A投入が禍いしたかな?って、凡人の惑いはあれど、また笑顔の見られるスカッとした演技で、世界選手権で活躍してほしいと思う反面、結果に関係なく果敢な挑戦を愛し応援していきたいと思った。
表題のワリエワは、氷上の演技は申し分ないけど、インタビューすると、トゥルソワよりは普通。トゥルソワは、多彩な魅力があるけど、いっとう単純には、氷上じゃない時も、ニコニコして愛嬌たっぷりだったり、あの天才に似合わぬフレッシュな魅力がある人。一方、インタビューでは、教科書通りなんてまっぴら、と言ってみたり、非凡さが光る。アンバランスな才能が、上手く着地できるよう祈りながら見守りたい。
ついでに、女子シングルの世界選手権での優勝争いは、現状なら、大崩れなければ、シェルバコワ VS コストルナヤ、と行った所かなと思うし、彼女たちは技術がすごいだけじゃなく、それぞれ容姿に恵まれてて舞台映えがする所など、何度見ても不思議に思う。