懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

新国立劇場『マノン』、再演の意義

2012-06-30 22:39:26 | バレエ
6/30、オペラパレス『マノン』、強行軍で見てきました。(1幕見逃し)

あでやかな本島美和さんの「マノン」。
花・存在感と役作り、効いてる解釈、丁寧な舞踊により、好舞台となってました。
やっぱりこの演目は、主役も大事!

最後は泣きました。演奏が盛り上げるので、かなり感動する。英国ロイヤルのDVDも持ってますが、ライブに価値あり。

(キャスト変わりますが、明日1日、日曜2時もあるので、迷ってる方は、行ってみてい~んじゃないかと。この劇場、当日券枠が別にあるのが、チケット買う身としては嬉しい)

※私は、次の予定ありで、途中退出予定が、舞台の続きを見たくなり、最後までいてしまった・・・。(おいおい。)
それと、やはり3幕まで居て、途中退出は、この演目は、自分には無理目でした。盛り上がっていく所なので。自分は、周りのお客様の集中力に水を差したくない気分に。

・バレエ『マノン』は、マクミランの振付を超えて、原作がストーリーテラーの傑作という意味で優れていると感じました。

・マクミラン版は、マスネの音楽の挿入の仕方とか、いかに~も「メロドラマ」的甘ったるさはあり、劇として”鬼才の意表をつく演出”ではなく、大衆娯楽向けの、分りやすく手堅い演出。

魔性の少女の物語が魅惑的なため、それで十分。とらえどころのない娼婦のような少女に、神学生が翻弄されるが、最終場で感動的な純愛譚として止揚する、女優たちがやりたがりそうな話だな~、と帰り道に痛感しました。ほんとに、作品がいい。

・島田監督、牧監督と、国立の劇場に相応しい演目をと、頑張っていい作品を選んできた軌跡を、チラリ感じました。そして、このバレエ団は、再演に強いのではないでしょうか。

自分のマノンのイメージは、本島さんとは、違うのですが。
でも、私は、この日を選んで、大正解。

(自分のマノンのイメージは、もっとバカな女性と思うのだけど(白痴美という言葉がありますが)本島マノンは、もう少し頭が良さそうで良心もあり、根はわりとまともな女性に見え、自分のイメージとの違いを楽しみながら見ました。3幕は女らしい感じ。)

※2幕でアップにした髪と髪飾りが、少しずれるアクシデントがあったけど、そつなく直していて、客席からは、全く気になりませんでした。

★マノン:本島さん、デ・グリュー:山本さん、レスコー:福田さん、看守:輪島さん、そして新国立劇場の皆さん、無理して行って良かったです!すてきな舞台をありがとう!
演奏にも拍手!


つたない感想ですいません。

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公演に行くタイミング

2012-06-28 09:07:46 | バレエ
●グルジアバレエ団、来日公演。自分は、ツアー前半行くか迷い、結局後半だけになった

東京での「白鳥の湖」公演、見た人の感想が少々入ってきて。「以前は、もう少し作品を見る感じだったけれど、今回は、ニーナ単体で観てる感じ」「ジークフリート王子役は、前の人の方が、より良かった」etc、と。

えっと、前の人は、ゲストのアンドレイ・ウヴァーロフ。

※でもマトヴィも、今では、日本で見られる、いまどき貴重な、正統派の教育受けたダンスールノーブルでは?、と思う。こういう人がもう、あまりいない。

●今回ツアーは、東京⇒地方巡演⇒来月また東京。

前回は、地方公演が先で、その時、私は、ロメジュリ2幕で、ニーナのグラン・ジュテを見た。が、その直後の公演で、彼女は怪我。その後の東京ではそんなに跳んでなかった。だから今回前半、ちょっとだけ迷った。(後半の方が公演が安定するツアーも多いけど)

今回の方が、ニーナの出演時間も短いし、大丈夫と思うけど。彼らが大過なく1ヶ月すごせるよう祈ります。

私はニーナを、日本初来日から見てるのに。そのわりには、ここに掲載できる1枚の写真もないんだな~、と気づく。

●グルジアの白鳥の美術、2幕・湖のほとり、葉のない白い木々が舞台を囲むように生い茂り、他のロシアのバレエ団の白鳥と、イメージが少し違って、いつも不思議だった。

オデットと王子の白のアダージョ。ここの美術は、中天に描かれた月の絵が、雲を被ってたのが、ちょっと珍しい。
その月が、お姫様と王子様を照らしていた。

誰も気にしてなさそうだけど・・。(笑)

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オルフェ勝利!

2012-06-24 16:53:50 | Weblog
レース前:オルフェが負けるの見たくないな~(敗北主義どっぶり)

レース後:えっ?!勝っちゃったの?、ウッソ~!

そんな、宝塚記念でした。

2着のルーラーシップの方が馬体ふっくら。
1着のオルフェは、今日は7割の出来だそうで、細くてきれいな馬体で、来ると思ってなかった。

でも、阪神競馬場の勝負所で、馬群を割ってオルフェが出て、前の馬を抜いて先頭に立ち突き放しゴールする時・・・。

涙ぐむ自分を、けなしてやりたい。
オルフェが勝ったのも驚いたし、そのことで自分が泣くのにも驚いた。

G1、1番人気3.2倍の馬が勝つ確率は低いと思うので、珍しい。単勝320円。
ゴール前の勝ち方見てると、この馬、人気出ちゃうよね。(見てて面白いもん)
3着ショウナンマイティ。

ファン投票一位の馬が、ファンの夢のレースで勝つ。
競馬の面白さの一つは、人の思い通りにならないことだから、こういうのは逆に珍しい。しかし、オルフェの予想、次も難しそう。
馬と陣営は、お疲れ様。ウインバリアシオンは来なかったけど(4着)、今日はいい夢見ました。


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空間の振動

2012-06-24 00:37:32 | Weblog
【フラメンコの空間】

バレエじゃないけど、フラメンコのコンサートを観て来ました。

始まる前から、ず~っと、ショーの「場」に、あちらの音楽が流れていて、踊りが出てくる前から、そこから何かが始まっていた感じ。異文化に触れ、自分の身体にもバイブレーションを伝えられ、注入されていたみたい、・・。

都会で、PCなんか打って仕事して生活してると、忘れがちな人間の身体の活性みたいなものを、呼び覚まされた感じで、しょっぱなから触発されっぱなし。

舞踊家やその卵さんたちの踊りは、その道のプロから見てどの位かは、私にはわからないけど、自分でもこんなに感動していいのか、恥ずかしいくらい感動しました。
歌が上手かった。

ただ踊りを観るだけでなく、異文化に触れた休日でした。

客席から「オーレ!」って掛け声や、なにか外国語の声が掛かるのだけど。
(観客も参加してる感じで、いつもの2分化された舞台/客席とは違う形。)
自分はオーレ!なんて言えず、観て拍手だけ。


(当たり前だけど、撮影禁止で、残念ながら写真なし。)

【余談:NHK「卵子の老化」についての番組の話】

(この種の番組の強みは、科学的な映像部分。不妊治療の実際で、「ハ~イ今、針で卵胞をとってきました~」「シャーレに移しますぅ~」「卵子が、いませ~ん」とか、「卵子がいました~」とか、人が作業してて、人工的に受精卵を作り、それが高速で細胞分裂する画像シーン。そこだけでも良かったくらい。

下に長々批判書いたけど、夫を不妊治療に参加させたい妻向けに、医師がその夫に、不妊治療の宣伝したいなら、こういうのを「生命の神秘」トーンで、見て楽しく見られる映像に編集して、「だから、我々も頑張りますから、ご主人も検査協力願いますぅ~」みたいな説得しやすい不妊治療宣伝映像を作って、見せれば、人によっては意識変わるかも。)

せっかくフラメンコで感動したのに、家に帰ってTV付けたら、不妊治療の話をやってて(NHK)、ありがちがけど、「不妊には男性側にも原因が・・」とかって、またまた変な言い回し。
こういう話って、なんで、「どっちに原因がある」とかって言い方になるのか、といつも思う。離婚の裁判じゃないんだから。

例えば、世間体のために仕方なく結婚し、小市民意識で子供がほしいと思うだけなのか?
愛があって結ばれたなら、思いやりとか、歩み寄りとか、もっとあっていいはず。

今時の報じられ方って、学生の就活でも、夫婦の不妊治療でも、何でもそうだけど、何かを誰かを責める形で、甘ったれた意識が散見される話が多くて。
こういうスタンスからは、問題解決へのスムースな繋がりは見えないと思う。

不妊で女性に原因があるとか、男性に原因があるとか、もう少し言葉の使い方変えて、「どっちが悪い」みたいに聞こえる言い方やめるべき。科学的にこうだっていう話は、変な意識がなければ、もっとスムースに行く時はいくはず。

例えば「不妊について女性側の身体が原因」なら、じゃあ、女性が悪いのか?逆なら男性が「悪い」のか??そうじゃないでしょう?
単に、身体の不具合が見つかって、じゃあ環境を整備しましょう、ってことじゃない。
人間的に欠陥(?)があるかのような言い回しはやめるべき。
そういう思想性があるから、検査行きたくない人も出るんだよ。

何のための結婚なのか、何の為の生殖なのか。
男性側にも「気持ち」がある。まあ、プライドも、良く分からないことへの不安もある。
なぜ、男性側が不妊の原因チェックの検査したくないのか、原因調べたくないと思うのか、その気持ちが理解できれば、説得する気があれば、その道も開けるし、もう少し鷹揚に考えてもいいかと、気持ちを切り替えることも出来ると思う。
こういう報道見てて、自分が自分が、みたいな、我欲の強さばかり目立つのは、見てて疲れる。

私が10代の頃、学校の保健の先生に、社会性を度外視すれば、女性の身体は妊娠には18歳位が向いてる、早い方がいい、と言われたことがある。

子供を作るなら、20代位の方がいいことは、私とかは考えてたし、どうしても必要かそうじゃないか考えて、対応した。
30歳位までに、そういう決断しなくって、別にできるなら40だろうがいいけど、でもかなり丈夫な人じゃないと少しハードルが上がる。

そういう当たり前のことを、該当年齢で考えて決断するのも自然で、逆に仕事が大変だったから、結婚、出産できなかった、とかっていうのは、ちょっとね。たまにはそういう人もいるかもしれないし、それはそれでいいことだけど、それは、どちらかといえば一般的には自己責任の範疇で。

愛し合って結婚した夫婦なら、相手とコミュニケーションしてやってくことだと思うし、見栄で結婚したとか、見合いだからとか言う人のことは、自分にはよく分からないけど、結婚って、そんな簡単なもんじゃないと思うし、男の身体も生殖の道具じゃないし、ね。

昔牧師さんが、不妊に悩む夫婦に、「子供はボーナスですから」と穏やかに言って、気持ちを和ませ、励ましていた。(給料じゃなく、ボーナスみたいなものだから、あってもなくても良いのだ、という意味。)

だから不妊の問題なんて、実は昔からある。(むしろ生殖医療が進んで、昔ならできないことができるようになった。昔、私が20代当時、生まれつき子供が産めないという女性の悩み事を、飲んでる時に延々と聞いたことがある。)

仕事で地位を得たい、結婚の肩書きが欲しくて、負け組と言われたくない。子供を持って、一人前扱いされたい。・・・そんな我欲とか、変な社会通念。
そういうの、何を持っても、中身がスカスカになりやすいんじゃないかって思う。

デパートで何か買うみたいに、あれもこれもと欲しがる人って、結局多くを持たずに、でも確かな一つを持つものより、心も貧しいし、幸せではない、と思う。

仕事での成功。
夫やパートナーの、ゆるぎない愛。
子供を持つ喜び。

或いは、独身で得る、精神の自由、とか・・。

それらどれか一つでも、手に出来れば、確かな手ごたえのあるものなら、それが人生の糧となる。

私もDV夫とか、そういうのを弁護する気は、さらさらない。個別的には、同情に値する話もいっぱいあるかもしれない。
けど、何が「悪い」と、自分以外の何かを責める論理の裏側に、真の問題解決を果てしなく遠ざける欺瞞が潜在するように思えてならない時が、ある。

子供より、まず先に夫婦の愛情なんじゃないのかな。
ま~、不幸になりたい人は、何かのせいにして、誰かが悪いと他人に訴えて気持ちを発散させるのも、一興かもしれないが。

就職できない学生が、社会が悪いから、政治が悪いから、とか、TVのインタビューで言ってるのを聞くと、でも自分の周囲には、就職できてる優秀な新入社員がいたりすると、こういう報道の方向性も、国の未来のためになってるのかどうか、疑問に思う。
何事も、解決の糸口が見える建設的な方向性で行くべき。意味なく暗いトーンとか、おいそれと共有できない繊細な面もある事項(不妊治療とか)を、今回の番組のように、無責任な「えせ共有トーン」で包むとか、欺瞞もいい所。

(本当に問題意識があるなら、話を「男性側が不妊治療に非協力的な場合もある」で終わらせずに、「そういうケースもあるので、そういう時は、例えば、こうやって説得してみましょ~♪」みたいな、提案型の話になってれば、いいわけで。番組を作ってる側の意識の持ち方に問題があるから、話が変な方向になる。

「女性に特有の」みたいに、特権化して思ってるなら、思想的にも問題ありだし、結局コミュニケーション不足なら、それは夫婦の不妊の話以外でも、仕事の商談不成立にどう対応するか、なんて話と、実は解決策は一緒。「女性の問題」とかって話を特別視してるから、易しい話も難しい話に見えるだけ。根本は、夫婦間で、子供についてのコンセンサスが弱い、ってことだから。

⇒すると、解決策は、夫婦二人の考えが一致してないので、夫に検査して欲しい妻が、後は「いかに営業かけるか」、つまり説得するか、の問題に過ぎない。そこを妻側もNHKの作り手も整理できてないから、話がややこしくなる。相手に落ち度があると思ってるなら、こういう現実的な見方ができにくくなる。人は必要性を痛感すれば、やるから。夫がどれほど子供の必要性を感じてるか、その辺も押し所。

問題を解決したい人と、愚痴をこぼしたいだけの人が、何事もいるから、愚痴こぼしたいだけで、「本心は、波風立てず現状維持」の人には、愚痴を聞いてあげればいいだけだし。話の整理のつけ方が、下手なのよね。番組作ってる人。)

最近のNHKは、こういう、ちょっと変な意識が散見されると言われてるけど、自分もそう思う。去年、ちょっと内容が変なので話題になったTVドラマとか、朝イチとか。)

言葉は思想だ、という。
(私が言うのも何だけど。)誰かが悪いという論理でなく、どうすれば良い方向に行けるか、明るく考えるトーンがあった方がいい。

※本当のことを言えば、むしろ生殖医療ばかりが婦人科で脚光を浴び、それ以外がないがしろにされてたりするけど。高齢出産は、産婦人科の利益にかなってるのだろうとは、病院で実感する。先生方は、そっちのことには熱心。どの科もかもだけど、商売にならないことには不熱心。個人的には、高齢で高度な医療技術を使って、身体に負担掛けて出産するより、若く健康な時に産んだ子が、無事に育てるように、わけありの子とかにもたいおうできる世の中になった方が、いいんだろうなとは、思う。理想論だし、今の日本じゃとても無理そうだけど。

あ~あ、せっかくの舞踊バイブレーションが遠くなってしまった・・。
ラテンの明るさと、日本人の勤勉さを、明るく合成させられたら、と。(って無理か。)

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万障繰り合わせの上・・

2012-06-23 00:11:47 | バレエ
シュツットガルトバレエは、当方体力負けで行かず。白鳥がちょっと変わってて、面白そうな広告だった。
早くも、もう6月下旬の公演時期。

ニーナのグルジアバレエ団と、新国立の「マノン」が、この週末から開幕しますが。

【新国立劇場『マノン』とか】

去年の今頃、新国立『ロミジュリ』に行った時、外人ゲスト日を選択した私に、友人が酒井&山本ペアの日の感想を伝えてきて・・。(ヒロインの愛が感じられる舞台だったことを、もっと濃ゆい言葉で言ってた。但し万人向けかは、分からない。)

それで、次は自分は、このバレエ団では、ドラマティックバレエは、一度「大人コンビ」でもいいかも、と思っていたので、今回の『マノン』では、公演後半、30日の本島・山本ペアの日に行こうかと思ってた。

(あっ、人には、もし行きたいなら、よく宣伝されてる初日か、2日目の外国人ゲストあたりを勧めちゃうけど。宣伝の写真見た限りでは、小野さん&福岡雄大さんも、いい表情で写ってる。福岡さん、若い人には勢いがあるよね。役の理解云々もあるけど、感じるままに、の、勢いやパワーも大事。全部分かってなくても、がむしゃらに走っていい公演にになる時もあるのが、舞台。外国人ゲストは、私は知らない人だから、いいかどうか分からないけど、一般的には無難だし。よく言われるのは、日本人より外人の方が合うという、耳の痛い意見。あっ、宣伝になってないな。)

この演目の、本格的な演舞をを見たい人には、むしろ昔のフェリあたりの画像で見た方が良さそうだけど。(私的には、英国ロイヤルのコジョカルは、ジュリエットより、この演目で、全幕観たかった。
福岡さんは、私もどこかで観たいと思ってるのだけど、なかなか機会に恵まれず。)

ところが、今日になって、30日に予定が入り。と、ありがちな展開。
その日、公演行って、観られる所までみて、次の予定に行くか、どうか。

上演時間考えると、本当に時間ぎりぎり。でも、この演目で、ラストシーンを途中ではしょるのも愚の骨頂。それに周囲に迷惑しない退出タイミング考えると微妙。2幕までだけ観るのも・・悲しいし~。でも最後まで見て、私の鈍足で間に合うか、疑問・・。
そう、鈍足が問題なのよね~。走れればね~。感動してもたもたしてたら、最悪だし~。

煩悩は続く・・・。

【脱線。映画とか過去の名演とか】

「マノン」は、映画系のイメージでは、もっと肉感的で男性好みの女性が出てきて、そういう嗜好だと、近年のバレエダンサーは圏外かも。

2000年代にTV放映で観た英国ロイヤルの、ロホ・アコスタ組も、ストーリーをなぞってる感じで、映画のイメージとはかなりずれた。ロホは、ほんとは色気を見せる時もありそうなんだけど。ストーリーと段取りに足をとられてたのか?ただ、筋を見せて筋の説明があるのが、ドラマティックバレエとは、私は思わない。

もっと昔、マラーホフとABTのダンサーが、マクミランを超えた解釈で名演を見せたことがあるそうで、そういう、天上的な突き抜けた「マノン」も、私的にはいいなと思う。
バレリーナは、スーザン・ジャフィーだったかしら。
演技は、演劇の演出家から勉強してたとか。好演に理由あり。

※新国立の話の戻ると、数年前の酒井・山本ペアなら、見たいような気もした。
(いや、このペアなら、ロミジュリの方がいいかな?)

勝手を言えば、数年前の酒井・マトヴィエンコで『マノン』か、或いは『椿姫』なんか、個人的には観たかった。ペアの相性が良かったらしいから。
(マトヴィは、今度はニーナ公演に登場。ほんとにボリショイ・マリインスキー来日公演に出ない人。いつも他バレエ団の助っ人ゲスト。)


【グルジアバレエも来日】

ニーナの『椿姫(マルグリットとアルマン)』のパートナーが、てっきりマトヴィエンコと、私は早とちりしてた。けど、もしかしてアフメテリ?・・・。

また、地方公演の一部の宣伝見るとアナスタシア・マトヴィエンコが、白鳥を踊る予定?。(沖縄とか1,2箇所だけだったと思うけど。もちろん予定キャスト:ニーナになってる地方公演もあり。)変則の夫婦共演。

(振付家ポソホフの、バレエ誌に出た顔写真、ネット画像の若い時のロミオとの落差に、絶句した・・。振付家の顔写真、アップでなくてもい~んだけど・・。)

【次期バレエ芸術監督】
☆大原永子さんが、新国立の時期バレエ部門芸術監督だそう。
今までと違うチョイス。

この方は、たしか、昔、グランフェッテ・アントールナンで、「3回転」が出来る珍しい日本人バレリーナだった方。
(しかも、バレエ団のメインプリマが霞む大技なので、使わせて貰えなかった事があると聞いた。そういう要素も含めて、バレエ団という「社会」には、戦いがあり、個々の切磋琢磨もあるのでしょう。
精進の半生が、次代のバレエ団の更なる発展に繋がるといいですね。)

今でこそ、3回転やる人、10代で多くいるそうだけど、当時は「凄~い!」だった。
私は監督人選の内情全く存知ませんが、島田監督、牧監督と、それぞれ異なる形でレールを敷き、発展させてきたものが、大原さんの時代に、また別の角度から堅実な発展があるといいんじゃないか、と(あまり良く知らないので)、シンプルに思いましたです。

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効能

2012-06-22 00:07:45 | Weblog
今日帰りに文春を立ち読みして(買わずに)きて、なかにがんについての記事で、ゴボウ茶の紹介があったのですが。

これって1ヶ月ほど自分は続けてるのですが、効果があるのか?とか、そろそろ集中力が途切れそうで。ゴボウをそのまま料理して食べてもい~んじゃないか、という気がしてきて・・・。脂っっこい料理をもっと食べる人にはいいのかもしれないけど。

判定しにくいものって、難しい。

ところで文春といえば、先週の記事に、仲井真沖縄県知事のスキャンダルがあり、このいばってるおっさん、何様?と、自分も思ってたので、なかなかでした。TVでの態度とか、増長ぶりが目に余り、そろそろ叩かれ時の人。さらなる追求を期待。


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発表会

2012-06-17 15:33:04 | Weblog
趣味で、バレエや演劇をやる知合いがいたり、なにかつてがあって、発表会とか、セミプロ(って言わないか)位の人たちの公演を観る機会も、時には発生する。

バレエのお稽古の発表会は、お客さんとしてみて、自分は素直に感動できる楽しい記憶しか、残ってない。
知り合いたちは謙虚で、「あなたはいつも上手なダンサーばかりみてるから、・・」と、公演後、舞台がつまらなくなかったか、心配されてしまう。けど案外、心のこもったものって、感動できる。(バレエマニアによっては決してこの限りでは、ないんだけど。)

対して、演劇は悲惨で、舞台もいまいちというか、いま3レベルだったし、何より「繋がり」で行った、仕事上の知合いが、演技者として舞台人として酷かった。で、友人から、「彼は賞賛は喜び、批判には烈火で反論する」と聞いてたので、さすがの私も、悪いことは言わず、いいと思った所だけを、その俳優さんに伝えた。不親切だが、言っても受け入れない、もう固まっちゃってる人には、何を言っても猫に小判、お互いに時間の無駄だから。意外と、才能ある人の方が、謙虚だったりする。(たまたま自分の体験が、そうだっただけかも。)

というわけで、発表会にも色々ある。

案外迷うのは、知り合いが出てる時、特に相手が女性の場合、プレゼントは花が良いか、マカロンとか、別のものが良いか、といったこと。
プロと、アマチュアは違う。生活の一部を舞台に立つことに当てる人にとって、その瞬間に受け取る花にも、価値はあるかな?と、私は思うのだけど。

さて。どうしよう。男性へのプレゼントより、女性へのプレゼントの方が、正直選ぶのが楽しい・・・。

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硬軟自在?

2012-06-17 01:13:03 | Weblog
マイナー公演(発表会)の事を書くつもりだったけど、土曜日にTVを見ていたら・・ちょっと面白かったので、今日はそちらで。

■6月16日「さんまのまんま」
ゲストが塩谷瞬。
私は12時台は、ニュース見ちゃってて、この番組に気づいたのは終わりの方だったので、内容のキモ部分は見てないんだけど。

シオシュンは、一回前に先月、TVでちょっと騒がれた際、他局の番組に出たことがあって、(報道ステーション サンデー。)こちらが、芸能番組でなく報道番組で、塩谷&富川悠太アナの、お真面目ど真面目系のものだった。美男男優と、室内で見れば端正な容姿の富川アナ(普段は現場の人で、容姿がいいとか思ったことは、ないんだけど。)
二人が二人とも真面目な性格、かつ、女性との付き合いには、かなり異質、対照的に見える二人で、二人の相容れない部分でのリアクションとか、新鮮でよかった。

その、硬派な方を先に見ていたから、軟らかいパーソナリティーのさんまとのトークが、また新鮮に見えたのかもしれない。

塩谷に対して、硬派な人と、軟派な人の対談が交互にあって。

浮気しない系?の男性と、恋は多いけど、本当に好きになった女性は、とても少なかった話を一生懸命していた塩谷の対談。(つまり、この人は女性に理想があるというか、年頃の男性らしい夢を抱いてる男性なのね、と私的には思うけど。では、上手くいったらいいね、と思うけど。でも、恋って運命の神が決める、人知を超えた事のような気がする。)

その後で、逆に女性関係豊富そう?な、離婚歴もあるさんまと、ってのが。

【おまけ】その後の番組で、ナイナイの人生相談てのが、インテリなオネエの人の意見とか、妙に冴えてて、この種の番組の中では出てるコメンテーターが厳選されてるのが良かった。山路は、ヒアリングスキルが低くて、人間固まっちゃってて面白くなく、出る価値なさげだったけど。

売れてるホストの人が、「男の肥やしは、夢と志」だかなんか(忘れた)言ってて、それは参考になった。

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梅雨入りですが。

2012-06-12 23:28:40 | Weblog


Gooのサービス提供側が、写真を使ってほしいみたいで、なんとなく写真を。
君に薔薇薔薇。無駄に派手派手。

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おしゃれな野菜

2012-06-11 00:34:10 | Weblog
紫たまねぎとか、ハーブの珍しいのとか、山菜の珍しいのとか、
普段うちでは使わない、Moko's キッチンや、和食系の別の料理番組に出てた、普段買わない、ややおしゃれ系の野菜類を頂いたので、今日はちょっとよそゆきの食卓になった。
やっぱり、おいしい。

ああいう料理番組も、よく言えば、色んな食材の宣伝になっているのかも。
普段は、値段見て「やっぱりいつもの野菜にしよう」って、買うのやめちゃうんだけど。

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