懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

NHKスーパーバレエレッスン「インザミドル」

2007-03-24 14:48:33 | Weblog
いや、これも面白かったです。

最終回、画面に向かって拍手したくなってしまった。

フォーサイスやってくれたのはGOOD!

エックなんかもやってくれたらもっとよかった。

番組関係者様、お疲れ様です。これからも意欲的な企画を!


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「華麗なる一族」終了

2007-03-24 14:45:55 | Weblog
ああ、最後まで見られて良かった。

いつも思うのは、見のがし、録画ミスの類で、話が全部見られないことは避けたい、ということ。でも時々やる。

こんなに弛緩せずに毎回質を落とさずドラマが作れてるのは、最近の連ドラでは記憶にない。

良く出来ていた。つい、泣きました。(泣くなよって・・)

娯楽としても、戦後経済を振り返るドラマとしても、良く出来ていた。

それにしても、ここでも「音楽が支配する」というキーを再確認せずにはいられなかった。

毎回鳴り渡るあの暗く大仰な音楽が、作品の印象に強い影響を与えていたことを毎度意識する作りだった。

最後のオチもなかなかよかったが、大介の尽力が結局は権力闘争の一通過点に過ぎないことを匂わせて・・つい、スターリンの映画(昔、地方局でやっていた)と比べてしまった。スターリンは勝ち組、大介は明日の負け組みか。

勝ち続けたスターリンの孤独な生き方にも想像を絶するものがある。
人を切り続けた男。映画「イワン雷帝」はスターリンの比喩だそうだが、ローカル局でなぜか流れたスターリン映画にも、権力闘争に勝ち続ける人間(つまり大介より上手)の、厳しい人生が良く出ていた。といっても舞踊シーンが目当てで見てただけなんだけど。

同情されるほどの立場の人でもないのだが、大介がちょっと気の毒なような。

鉄平のほうは、死んで大逆転劇を果たしたような結果論ではある。

女の争いのオチもなかなか。

大介は正妻とよりが戻り、あぶれた派手な愛人さんは野心家の美馬と今度はくっつくのか。野心家の女も大変だ。大介は結局奥さんのことが好きみたいな気がしたのだけど。

鉄平のほうは、親に愛されない子に共通の心の世界が見られて、最後は自殺も止む無しだが、人徳か運の強さか、その志は死によって状況逆転で、誰かに受け継がれそうで、妙に救いのある結果になってる。普通は自殺によって状況が好転ってあまりないけど。

次男が困難を越えて人間的に大きくなるような気がした。

キムタクの咳払いは治らなかったですね。

いやいや、よくできたドラマざんした。私らに意識されないスタッフの勝利でしょう。セットとか専門的なことはわからん。



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テレビドラマ「ハゲタカ」

2007-03-11 20:47:04 | Weblog
『華麗なる一族」の方は意外な健闘で、回を重ねても面白さが堕ちない近来まれなできのドラマになっているが、一方のNHK「ハゲタカ」は、初回が良かっただけに、昨日の回の内容は残念だった。脚本化が悪いのか、それ以前か知らないが、
古いタイプのカリスマ経営者の描き方が無意味に現実離れしていて子供騙しのようで最悪だった。見るに耐えないと言ってもいい。

社員を大事にするなんてあの手の人にあるだろうか。むしろ成功にのってワンマンで周りが手を焼く、と聞く。もっと取材をきちんとやってまともなものをつくってほしい。
たまたま仕事で検索した『何とか製作所」という名の、やはり精密機械系の会社は、労働争議関係で、なにやら判例が出ていた。小さい会社だと色々あるのだと思う。
紅一点の女優さんもかなり台詞術など最悪に近い。作品の質を下げている。

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コジョカル、ルグリ客演「ジゼル」東京バレエ団公演、テレビ放映

2007-03-11 20:36:11 | Weblog
今回は、カメラワークが良く、きれいに撮れていてとても見やすかった。
いつもこんなに見やすいわけじゃない。

まず、とても見やすい画面に感心した。

指揮ソトニコフの特にファンではないが、ギャラの高そうなバレエ指揮者を呼んだだけに音楽、演奏も日本の最近のバレエ公演の中ではかなりいい方だと思う。
それとも私が行った公演の音楽、演奏に多分に問題があるのか。
時々音楽だけでもうっとりする場面もあった。

主役もさることながら、東京バレエ団の力量なりの覇気ある好演には感じ入った。
バレエ団も、ヒラリオン役木村さんも、特にファンというわけでもないが、とても好感の持てる踊りで心を動かされた。
やはり
友人は、「東京バレエ団はやはりコールドに難あり」、と冷静なお言葉。
各バレエ団、それぞれ内情は色々だと察するし、完璧ではなくてもよくがんばって踊ってる気もちは伝わったと自分は思ってる。

主役たちもよく頑張って自分の踊りを披露。
古典バレエ、芸術に上限はないし、自分の踊りをそれぞれ踊った、と言う感じ。

ただ、これが現代で称賛される舞台とすると、過去に自分の見た「ジゼル」はとても水準が高かったのかも知れないと思った。

コジョカルは一部で「演技が出来る」と言われてるそうだが、今日は、かつてのテクニシャン、ルグリの方が、どっちかっていうと熱い演技だったように思う。

若い頃のスポーティーな「ロミオ」役の演技と、明らかに異なっていた。円熟期の男性の包容力を感じさせた。これは相手役が若いせいもあるのか、今の地なのか・・・?

個人的には今のほうが好きかもしれない・・・。

コジョカルは空気感のあるジャンプ、バロンが心地よかった。

とてもいいところとあれっと思うところの混在した踊り。「ジゼル」の難しさを痛感した。

若いときのほうが笑顔が屈託がなかったような気がする。

今回はおとなしやかな娘に見えた。ウラーノワの解釈では、もっと活発な形象だったのをふと思い出した。

ヴぃヴィアナ・デュランテでロイヤルバレエで見た時は、1幕は茶系のベストだった気がする。タテロールだった。

コジョカルは青いベストで、衣装は英国というよりロシア風「ジゼル」に見えた。
髪はのタテロールでなく、ウエーブヘア。

ミルタの吉岡さんも形象が白いバレエの世界に慣れた安心して見ていられる雰囲気があった。

テレビだから細かく見るといいところとちょっとなとこが見えてしまうかもしれないが、ハードなスケジュールなどをこなす中、これだけなにか覇気を感じさせる舞台を見せてくれたのが嬉しい。

公演数が多い中、水準をキープする難しさは、幾つかのバレエ団を見て感じる。

ヒラリオンの演技が細かく、わかりやすくて感動した。この版は好きではないが、ヒラリオンが主役のような変わった版で、それに見合うだけの演技をしてるダンサーを、同版ではじめて見た。


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「華麗なる一族」の原作の元ネタは?

2007-03-09 01:13:42 | Weblog
頑張ってる主人公が敗色色濃く、ついでに日銀出のエリートも一緒に失脚すんのかしらと思うと・・・ドラマはフィクションだからいいんだけど、これって原作はモデルがあるのよね。
古い人ならネタは知ってると思うけど、私は昔のことは詳しく知らない。
たしか太陽神戸三井銀行とかの話だと人が言っていた。
定かではありませんが。
どこからが、オリジナルのフィクションか知らないけど、日銀出のエリート頭取が策にまんまとはまって失脚するのとかも、事実に近かったら、片腹痛い話だなとは思う。
山崎豊子の原作で、「華麗なる一族」ではなくて、もっと後の作品では、ほとんど事実に近いような内容が(一部かも知れないけど)出てると又聞きしたことはあるけれど。(ほんとかどうかは知りません)

実の所、金融再編の裏事情なんて、昔は自分は全然わかってなかったですね。

そういえば、関係ないけど「郵政民営化」もね、結局なにやら、メガバンクの1行の上の人がそのトップになったのよね。それで何だかまことしやかな大義名分とは裏腹に、私利私欲の、上の人々の争いの舞台という印象なんだけど。
小さい会社の万年ヒラOLの知人が、あの頃突然「郵政民営化には賛成だけど」と言い出して、私をビックリさせた。よく聞いてみると、彼女は郵政関係のこと何にも知らなかった。勿論金融業界のことなんかもからっきし。なま半かな政治意識なんて持たない方が無難な気がした。

北大路欣也の芝居はちょい、じめっとしている。日本人だねえ~~~という風味。元二枚目役者だから仕方ないのか。もっと心臓に毛が生えてる感じの方が、非情なエリートの現実感があって個人的にはいいのだが。テレビドラマとしてはあんなもんなのか。それとも欣也風なのか。もし別の役者さんだったらどうなったか興味少々。
でもキムタクというスターの共演者として、バランス感覚は抜群か。

それにしても人騒がせなじーさんの趣味。息子の妻をって・・。なのにあまり責められないじーさん。

花粉症警報!

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