懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

日本ダービー?

2012-05-27 15:53:15 | Weblog
今年のオークスが、2分23秒6だったのに、さらに高速馬場と言われていたのに、日本ダービーの勝ちタイムが2分23秒8。これって・・・。

ダービーって、普通は予想しやすい方だし、以前は堅い決着も多かったが、今年は自分的には、盛り上がらず。2強と言うが、この2頭とも軸には、いま一つ不足で。

銀行馬券派の私も、今年はさすがに、中穴の年になるとは思って、昨日の夜中に予想して。
で、新聞・ネットの予想を参考に、冗談本気で考えたプランが、本当に当たってしまった。

でも、きのうの予想で元気燃え尽きて、今日は小心に予想変えて外れ。
前日の予想で燃え尽き、当日頭が働かないのって、時々ある。予想がレジャー?

★昨日、TVで、35歳ユーイチ君が、ワールドエースとともにBSの方で出てた。
ワールドエース応援トーンの番組。
ついでに岩田ジョッキーと一緒にディナー懇談シーンも。料理おいしそう。

番組で褒められてるワールド ⇒来ないのでは?というヤマカン。
なんとな~く、事前にこういう所に出てくると、案外来ないような気がする。

で、消去法で、ほんじゃゴールドシップ?とやけ気味に思ったけど・・、
いつもは当てにならないの私のカンで、当日、馬見てて、どうもダービー勝つ馬って感じがしない・・・。(単なるヤマカンですが。)

いつもは、いい馬が色々居て、目移りするのがダービー。しかし、今日は、ピピピと来るのが居ない。走破タイムを見ると、その思い、あながち外れてなかった?、と思ったのが、今日の、もり下がりダービーの感想でござんした。

★1着:ディープブリランテ 辛くもハナ差2着:注目馬フェノーメノ、3着:先行、直線追い比べもしぶとく粘ったトーセンホマレボシ、・・穴狙いたちが推奨してた馬ばかり。

ワールド、ゴールド切って買った人たちはえらい。

私は、ど~しても「1,2番人気外し、穴狙い」、って買い方、ダービー等では、できないみたい。予想しても、いざ買う段になると、度胸が無い。性格ですね。

レースは、先行した2頭と中団有力馬の間が空いてて、雲行き怪しい感じから。
直線でもワールド、ゴールドが突き抜けてこず、渾身で追う岩田康誠ジョッキーのブリランテが伸びてきて、最後、穴党推奨の一角:黒い馬体、フェノーメノだけは迫ってきて、ゴール前は2頭が内、外。際どいゴール。

勝った岩田騎手も、最初は勝ったか確証なさげ。勝ったと分かってから、馬上で馬の背に上体丸めるように、つっぷして泣いてました。こみ上げる思いが偲ばれる光景。
今日はレースより、この時の岩田ジョッキーの方が感動的でした。

勝利ジョッキーとかの、感激の仕方にも、泣き方にも、色々あるんですね。
「男泣き」とかって表現はあるけど、今日見たのは、そういうのとは違い、今まで見たこと無いような泣き方。

岩田騎手が、優れた騎手としてJRAに来て、早や幾年。この人がまだ、ダービー勝って無かったことを、認識してなかった。ついにダービージョッキーだそうで。

私ごときがおめでとうを言うも憚られる、「重い」勝利でした。

会場につめかけた熱心な競馬ファンの、熱い岩田コールを受けていた。
日本晴れ。

(・・つまりダービーなのに馬券外したがっかり感を、岩田騎手の勝利の重さ見て、払拭してたようなレース観戦でした。)

P.S.ついでに、1週前にNHKの未来シアターという土日の夜の番組で、珍しく武豊騎手が、ちょっと出てて。左肩落馬負傷事故後、勝てない⇒いい馬が以前ほど回ってこない、という、負のスパイラル状況になり、それでもまだ頑張る、みたいな話で、この内容は、ちょっと面白かったですね。
”若いもんには負けられない”みたいな話と、このままだと、今までの自分のしてきたことが「薄まってしまうような気がして」とか、言ってたのとか、なかなか重さがあって。
「諦めてもないし、納得しても居ない」と言ってて。へ~っ、てな。

(感傷的な「ゆず」の曲が、私的には、いらない感じだった。
競馬、勝敗は冷徹なもの。その乾いた感じが、また良かったりするから。
”競馬場にも、冷酷な神はいるのかもしれない”と、その、武豊騎手の出てた番組見た時は、思った。
もっとも、今日みたいなレースだと、そんなこと考えないけど。)

(武騎手の馬は今日は来なかった、井崎が予想に入れていたっけ。自分は入れてなかったので、こなくてほっ。今日みたいな日は、伏兵にギャフン、ってのがイタいですから。)

豊の「ダービー4勝」ってのを、今日TVで実況が言ってて、ダービーの重さを、改めて感じた。
又、岡部幸雄が「騎乗したダービーのレース26回を、全て覚えてる」ってのも、さすが。

ついでに、豊の負傷話で連想したのは、岡部が、現役後半の頃、「負傷以来、体の左右のバランスが、微妙にとりづらくなった」ような話をしてた件。(たぶん、そんなこんなで引退を考えたのかな?)うろ覚えの記憶なので、私の記憶違いでなければ、だけど。

一方、アンカツは年齢高いけど、見かけが若い。実年齢聞いて驚く。競馬のG1に出る騎手って、何歳までできるものか?と。

★あ、グランデッツァはど~なったんだ、こなかったじゃないか。やれやれ。
(直線、居なかったような。もはや場所を確認する元気も無い。)

ボヤキも競馬の味?

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

横浜ベイサイドバレエ

2012-05-22 00:13:18 | バレエ
先日、公演に行った時、初台駅降りて、オペラパレスに向かう通路に、バレエ公演のポスターが貼ってあり。

1つは7月の「横浜ベイサイドバレエ」公演、
もう一つはニーナのグルジアバレエ日本公演。

前者。横浜のダンスのイベント”Dance Dance Dance@YOKOHAMA2012”に、東京バレエ団が参加するものらしい。

このポスター、上野水香さんの「ボレロ」が、なんとまあ、かっこよく写って!

撮影はいつもの長谷川さん。いつもながらいい写真撮る方ですね。
舞台もこんな感じなら、見たいんだけど・・。うう。夏か・・・。

※詳細ご興味ある方は、東京バレエ団か、横浜ベイサイドバレエの企画者のHPで、ご確認ください。(ってもう、既知か。)

そちらでも同じ写真はありますが、ネット画像より大きなポスターの方が、ずっとかっこよく、見栄えがします。
興味ある人で、まだ見てない人は、どっかでぜひ見てね。

★このフェスティバル、7月20日、21日の東京バレエ団の公演以外も企画があるみたいで、魅力ありそうですが。

★東京バレエ団の公演は、
演目も良いけど、日本では珍しい、海を臨む野外公演!というのが、ユニークなので、書いちゃいました。箱の中の公演に慣れたバレエのお客様は、一部とまどうかもしれないけど、こういう企画も私は大好き。ぜひいっぱいお客さま集めて成功してほしいです。

ザ・デートコースの横浜みなとみらい付近の赤レンガ倉庫内、特設ステージ。よる公演で、ライトアップされた海のみえる、すばらしいロケーション。

演目も、「ギリシャの踊り」とか、海の見えるステージにうってつけ。
「ボレロ」も元々は、バレリーナが浜辺から上がってくるのを見て、ベジャールが想を得て振付けたんだったんじゃなかったかな、たしか。

うわ~ん、どうしよう。行きたいけど、私、日程厳しいか?

演目&キャストは、

・「ギリシャの踊り」ベジャール振付
・「ボレロ」ベジャール振付
上野水香&東京バレエ団 

・「カルメン」アルベルト・アロンソ振付
カルメン:斉藤友佳理
ドン・ホセ:なんと!首藤康之
エスカミリオ:高岸直樹
ツニガ:後藤晴雄

野外の為、雨天順延ありという、スリリングな公演でございます。
野外公演や、周囲が水辺の公演は、私は、演劇では昔見たことあって、とても印象良かったので。
劇場の「場」も、劇場芸術には大事だと思い知らされます。

アロンソ版「カルメン」、私は好きで、上記キャストは、以前上演された時、特に首藤さんがカリスマ的っていうのか、良いという話は聞いたのですが、未見なので、見たかったような。もう、随分経つので、この方も変わったかもしれないけど。

高岸&後藤氏は、役的には適役なような。斉藤カルメンは、見ないと私には想像つかないです。清純なジゼルとか、そういう役しか見たこと無いので。
どの作品も、上演を重ねて練り上げられていくこともあるので、興味しんしんです。

※もっとも、日本人のバレエは好きじゃないと言う人にはお勧めしませんが。

私には行きなれた世界フェスAプロより、こっちの方が新味があって興味あるけど、フェスはもうチケットかっちゃったし~。
行く都合付くか、悩ましい所です。ああ、誘惑のポスター・・・。
(つまり宣伝も大事?だし、ポスター、写りいいのって、良いですよ、と。)

★一方、ニーナの「椿姫」赤いドレス姿のポスターも、大輪の赤バラのようで、京王線新宿駅3番線構内にも、新国立劇場前の通路にも貼ってあって、目を引き、はっとするあでやかさでした。同じ写真でも、大きいポスターだとチラシより迫力。
(下に小さく写ってるアフメテリ氏が、前回よりブラッシュアップされてて笑った。)


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オークス、信ずるものは救われる?!

2012-05-20 17:55:36 | Weblog
信ずるものは救われる。疑うものは?

という結果に。

直前までは、自分予想は桜女王ジェンティルドンナのつもり、だったのが。
私はもう、以前のように「まじめに競馬新聞見て予想」なんてしてなく、競馬ファンの見る目をわりと信頼してて、人の予想に乗っかる形で予想してまして。

今回、血統、実績含め距離不安とか、関東輸送とか、調教、馬体重その他もろもろのジェンティル不安説が出て、桜女王のわりには3番人気。
それに1番、2番人気も3倍台という混戦状態のオークス。

迷って、自信なさげに2番人気ヴィルシーナに軸変えて。

そしてレース前パドック⇒ジェンティル、ややイレ込み気味・・。
そして本馬場入場⇒ジェンティル、イレ込み。
レース直前⇒ジェンティル嬢、さらにコーフン気味。

だ~めだ、こりゃ~、ああ、予想変えて良かった、なんて思っちゃったりして。

レース前のフジTV実況&解説で、たしか、今日の馬場コンデションはインが良いとか、レースは速い流れになりそうだから、前目の競馬が良いとか、言ってたけど。

んで、レース。1000M通過59秒台、速い流れ。
1番人気馬:ミッドサマーフェアは、使いすぎの為、切ったけど、この馬はコースどりは良かったけど13着惨敗。
逆にジェンティルは、位置取り、中団よりやや後ろだったような気がするし、直線入り口では、各馬横一線の中、インじゃなく大外に持ち出してきた。
2400Mにしては、早く緩み無い流れで、ジェンティル向きとはいえ、地力実力を見せ付けた格好に。

で、レースの途中まで、どの馬が来るのか、さっぱりわからない(私には)展開だったし、ジェンティルも、直線で伸びてきたけど、じりじり来た感じ。
(直線の長い府中では、ちょうどいい感じ)

お、とりあえず買ったジェルシーナが来たかな~?ちょ~っと危ないかな~?あ、アイムユアーズも前に居る、って思ったら、別の馬が大外から出てきて、あれ?これ誰?ジェンティル?!と思ったら、1頭抜き、2頭抜き、ゴール前では、なんと5馬身差だったんだって?!
へ~、ふ~ん、やっぱジェンティルすごいじゃない!(って凡人の極み感想。。。)

ジェンティルの非凡さと、自分の凡庸でツマラナイ予想ドラマ。
馬券は取れたけど、1着予想は外れ。

牡馬じゃあるまいし、優駿牝馬で、『5馬身差』のレースって、私は記憶無い。

それで今日の教訓。
少し前から思ってたけど、最近は昔の競馬と違って、G1のレース前のイレこみは実力抜けた馬の場合、あまり気にしなくていいのでは??と。
(いや、当たってるかどうか、わかりませんが。)

なお、G1の牝馬イレこみで、もっとも記憶鮮明なのは、エアグルーヴの秋華賞でした。

と、長くなったけど、今週のレースは面白かったです。

アンラッキーはラッキーを連れてくる。
岩田騎手騎乗停止での乗り替わり、ラッキーボーイ川田将雅(これで『ゆうが』って読むのが・・・。)騎手。汗だくの勝利ジョッキーインタビュー。
(「自分のせいで馬の人気が下がったのでは?」とか、謙遜か本気か、言ってたけど、そのせいではないと思うけど。「人気が下がって緊張しないで乗れた」とか、前向き?というか・・。逆に、1番人気1倍台の時の重圧を改めて感じるご発言。)
(”直線は突き放したけど、それでもやっぱり最後まで追っちゃった”とかの内容。)

ドンナを信じた人々には、結局疑った人のおかげで配当もあがり、万々歳でしたね。
終わってみれば桜花賞の1,2着馬で、来年からこの線で買っても良いのかも?
(って、来年には忘れてそう。)

競馬は劇じゃないから、レースが面白いとか面白くないとかは、競馬関係者の責任じゃないんだけど。先週のG1は、レースレベル的には自分にはいまいちで、今日のとかは、見ごたえたっぷり。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アパパネ。

2012-05-13 20:14:51 | Weblog
アパパネが負けるのは見たくない、と思って、敗北主義の気分。予想通り負け。
去年の方が、ヴィクトリアマイルは面白かった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

芸術と浄化

2012-05-12 23:59:46 | バレエ
※【インフォメーション】
5月12日、新国立劇場バレエ団公演、『白鳥の湖』行ってきました。眠いので、感想は明日か明後日以降。でも。私には珍しく公演後半に行き、この公演、明日13日(日)で終了なのです。

今更ですが、12日、川村さんの日、良かったです。
主役違いますが、13日は、米沢唯さん(当方未見ですが、シルビアも出演決まって、団期待の次代の星?)&菅野英男さんキャスト。

今日の公演は良かったので、もし、迷ってる人居たら、良かったらお運びくださいませ。

*************************************

心を澄ませて向き合いたい世界がある、それが、バレエ『白鳥の湖』、そう思っていた。

でも。

前日の世俗の汚濁。今日は、心が汚れてる気がして、劇場に向かう道すがら、都会っ子の私には頼もしい新宿の空を車窓から見上げながら、この風景が、浄化してくれることを期待した。

しかし、ネガティブなエナジーって、ポジより強い。そう思った。前日の不快な番組の、人を憎む思い、貶めるエネルギーは、見た私の心にも負のエネルギーを送ってくる。いつもは頼もしい、猥雑な新宿の街も、今日は私の心を変えるに至らない。

到着。
初台、新国立劇場、オペラパレス。
いつもながら、水辺のある劇場が美しい。

今日は公演最終日1日前、
すでに劇場では、たぶんベテラン格の、新国立のクラシックバレエのスペシャリスト、川村真樹さんの1日だけの主演。パートナーは、悪魔と日替わりでの出演の、貝川鐡夫さん。

とても感動した。こんな気持ちで来ていいのか、白鳥の湖をみる気分になってないと思ったのに。

浮世離れした幻想美ではなく、若者が抱く夢、理想、そして、愛。
ここには、それが全てあった。女性の裏切りも、男性の裏切りさえも。

上手だったけど、名だたるスターの日でなく、この団で、よく宣伝されてるプリマの日でもないから、主観的な感想で、他の人にも是非行ったら良かった、とまでは、いえないけど。

私的には、じんじん熱く感動したし、青年と乙女が現世で幸せになるラスト、そしてカーテンコールで、客席からの盛大な拍手。2月のボリショイに比べ(ルンキナ&チュージン)、物語もバレエの幻想美も含めて、お客さんに良く伝わっている感じ。これは、おそらく姫と王子の、パートナーシップの差。)

(『白鳥の湖』総体としては、勿論ボリショイの方が、コールド、脇役の水準とか、全体に当然レベルは高いです。あちらは、物語のリアリティよりも、それで観客に大うけして大成功だった。)

観客の多くが、めでたく幸せをつかんだ二人を見て、幸福感に浸っているような手ごたえを、私も客席で感じることができた。

プリマの川村さんは、堂々とした白鳥の女王。長い四肢に恵まれ、舞台栄えがする。
黒鳥から乗ってきて、最終幕の白鳥の演技との演じわけも。油断してると既婚女性の色香(?)を不意打ちのように見せるのが、私的ツボ。

もちろん、ドミキャラ王子の貝川さん、コールド、道化の八幡さん(ノリノリの芝居、ますます増幅!ハイ・ジャンプ、やはり軽い。足音あまりしなかった気が)或いは初見の悪魔さんの舞台姿と踊りのキレとか、美容姿&衣装で押す、新しいタイプのルースカヤ:本島さんに見とれたとかetc.

あ、そうだ、今日の立役者の一人、人気者:奥村さんの王子の友人。
(彼のヴァリで、女性の高音のブラボーと熱め拍手。その人気で1幕を引っ張った。)
王子の友人の女性二人も、今まで見たのより上手かったし。。。

とか、私的には随所、楽しんで見られましたです。

何より、改めて『白鳥の湖』って良くできてる、と思った。
チャイコフスキーの白鳥って、やっぱり、何度聴いても、イイ。

オペラパレス、残響数秒って、やっぱり音楽がぐわぐわ来て、いいですね~~。
DVDじゃ、これは体感できないから。

んで、心を洗われるような、力強いハッピーエンドストーリーに、酔い、
気が付いたら、心を、舞台によって、浄化されていました。

白鳥の湖、静謐だけど、観ようによっては、結構熱い人間ドラマ。(感想詳細は他日に。)そして、移ろいやすい現世に生きる私たちに、改めて理想を信じる力を与えてくれる。
(って、私だけの感想かもしれないけど。今日は雑念があったから。)

バレエ団のみなさま、今日は、すてきな舞台を、ありがとう!


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【金スマ】公共の電波は、もっとましな内容を扱ってくれないと迷惑。

2012-05-12 00:31:32 | Weblog
(明日は、わしはゲージュツタイムで、心を澄ませなければいけないってのに!)

いや~、金スマ、酷かったですね~、みなさま。(笑)
番組を見なくても、新聞のTV欄に女の怨念発言とかが、長々と書いてあって。

中居はさすがにバランス感覚で中和も見せたけど、後の人々は、明日から見る目が変わるわ。(仮屋崎の生け花はすごいと思ったけど、芸能界って大変ね、あんなアホな話でヨイショ。)

出演してた料理研究家とか言う知らない女性(34歳)が、もし、相手の男性と本当に一瞬でもつきあっていたならば、

普通のまともな女性なら、つきあった男の悪口を言うこと自体が、寂しいこと。
それだけなら、かわいそうな女性だな~、で終わりだけど。
この人は親とかに資金余力があるのか、何か知らないけど、どうもそういう普通の女性ではないですね。

「私が男を変えたかった」という傲慢な一言。
まともな恋愛では、ないですね。

*園山さんと言う人への見方が、「金スマ」さんのおかげで、180度変わりました。(笑)
あんなに幼稚な個人攻撃、やめろよ!金スマ!あ~、思い出すと胸焼け。
なんで、どいつもこいつも、一方的に誰かを叩くのがこんなに好きな世の中になったのだろう。ムカムカ。

もう少し緩和型表現なら、TVの女性は、気の毒な位、虚勢を張って、何もそこまで虚勢で自分を守らなくっても、と思うだけだったけど。

私には全く無名の人で、TVに出てる料理も、なんだか、食べたいと思わなかったし、こんな言い方になってしまうけど、私だけでなく多くの人から見て名を売るっぽくみえたと思うから・・・。

沈黙は金、と言うけれど。(っって私も書いてるが。)私には、この人がこうしてしゃべるより、黙ってる方が、よく見えた。ただ、これをやれば、名も本も売れるでしょうからね。
もし相手に金銭を与えたなら、それを惜しいと思うなら、その程度の関係だったということ。真実の愛を得るほどのものが、自分になかった、或いは決定的な事実として、真実の愛を得られなかった、というのは、何を言っても、やっぱり人生上の一種の敗北であり、相手を悪し様にけなしているうちは、その事実を直視できてないの。だから、糧にもならない。と言うのが、私の恋愛論になるけど。必死で守らなければいけない自分があって、それがどうしても必要なら仕方ない人もいるでしょうけど、身近な友人に吐き出しておわればいいだけのことを。

(園山さんという人、最初に「彼」に会った時から、「ばかな男だと思ったけど」と自己防御してるから、そうしないと守れない自分があるほど、園山さんて、子供なのか、とは思うけど。
状況から見て、客観的には面食いなのか何なのか知らないけど、そういうばかな男に惚れたばかな自分がいるわけで。)

どう見ても自分を飾ってるのが透けて見える話し方で、片腹痛かった。もっと自然に素直に、愚かさも含めて自分を愛せないと、大変だと思うけどね。愚かだから、恋愛や恋は面白いのに。でも、彼女のあれが、商売上の都合もあるのなら、?。

あれをヨイショする芸能人軍団が、不気味。ロボットの集団か?そこまで自分を捨てて長いものに巻かれる存在も、きもい。)

やっぱり、売名?って思っちゃう。番組がいけないんだよね、園山さんの事務所の売り込みの力もあるのかしら?とは思うけど、何も金曜のゴールデンタイムに、こんな不快番組流さなくても。

ご本人が、出演して話しているのだから。マスコミが書くのとは異質。
何もわざわざ、自ら自分への見方を下げるような、良識の無いことをしなければ良かったのに。こんな人とは思ってなかったので、公共電波の使い方、もっと考えてほしいですね、TV局の人。

ところで、今回の件では女性週刊誌3誌が、なかなか健闘。今回の金スマとは、食い違う話が色々。

今回、男って大変だな~、と思いました。
男に生まれてきたら、こういう近づくとやばい女性にも、うかつに関わって、気が付いたら、蛇ににらまれた蛙状態、ってのもあるのね。

私自身、男に裏切られたことは無いけど、20代の頃、女の裏側を見て、うわべだけでは男女関係はわからないと思い知らされました。女性によっては、男性に酷いことをする人もいるんだなって。うわべだけ見てる人はおめでたいけど。今回の女性は、そこまで酷い人ではないかもしれないけど、TVでこんなことを話すのって、何かルール違反と売名行為と思われても、仕方ない気がします。

金スマも、いったいどうしたんでしょうか。こんな内容、放送して!
もう少し、良識を持ってほしい。完全に個人攻撃ですよね。気分悪かったです。

★・・・こういう人に関わってしまった、身から出たさびとはいえ、塩谷も大変ね。
蜷川演出で、彩の国埼玉芸術劇場に8月に出るなら、行こうかな。

蜷川、最近観てないし。あの劇場も行った事ないからちょっと観たくて。(私、劇場オタクだから)
しかし、塩谷もそこまで持つか、ちょっと未知数だけど。こんなにここまで叩かれると、相当ふてぶてしい人じゃないと、厳しそうだけど。

明日は雑念捨てないと!

★それと、一時期、このブログ、訪問者数が増えてて、おそらくフィギュアスケート関連だと思うので、こういう雑念話じゃなく、次週あたり、その辺の余話も書こうかと。
フィギュアスケート興味での訪問者の方おられたら、こんな内容で本当にすみません。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また買ってしまった・・。

2012-05-10 00:43:26 | Weblog
『兼子ただし最後の本~真実の骨盤矯正』
仙骨クッションつき。

骨盤グッズとか、本屋のこの手の本は、これで最後にしたい!
と思って買った。悪い品ではないのでしょうけど、自分向きではなかったか??
いや、再トライしてみないと・・。
(風船みたいに空気を入れて使用するので、その入れ具合によるのかも?)

本屋さんやコンビニの商品戦略って、このごろ上手。

以前、兼子ただし氏の紹介してたメソッドは、励行してますが。(フォロー?)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本とか

2012-05-09 00:08:57 | Weblog
本屋さんで目に付いた本。
○小出裕章氏著。「騙される貴方にも責任がある」(!?!)
スゴイタイトルだな~。わ~、何の話~?と思うけど。

・・例の原発問題で昨年、書店のランキング1位になってた話題の人、小出氏。
今回は、”今、日本で完全に安全な食物など無い。知らず、疑いもせず食べる方にも責任がある、自分で気をつけないと”という、警鐘を鳴らす趣旨らしい。食べ物も注意がいりそうだけど、がんに抵抗力をつける食事や生活習慣も、気を配らないといけないのでしょうね。

○だいぶ前から、本屋のベストテンや目立つ所においてあった、南雲吉則氏の本。
今更ですが。(『空腹が人を健康にする』とか、3冊くらいあった。)
美容外科医の人ね。

自分は購入してしまったけど、(細胞についての話が、長くて立ち読み向きじゃなかった)
家に帰ったら、著者がTVにも出てて、体に良い習慣のノウハウ説明はしてたので、本買わなくても、そういうの見ればノウハウは分かるかも。

生活習慣を正して、血管年齢を若くするとか、そういう趣旨。
何割方、正しいんだろうけど、耳の痛いことが書いてある。実行するのが自分には簡単でない条項が幾つか。(なのに買ってる)。
因果応報で、悪い生活習慣によって、色々悪いことが起こるって、正論だけど。

第一、この本の考え方では、今の時間はもう、寝てないといけない。
10~2時は睡眠で良いホルモンが出るって。(常識の範囲だけど、あまりやってないなあ、私。)
明らかにこれはちょっと違うと分かる事項も、中にはあったけど。

ゴボウ茶でも作ってみるか。(血管年齢が若くなるお茶、だそうな。)

他にも、「がんは、細胞を増やそうとして広い所へお引越しをする。これが転移。」って文が、表現がユニークだった。ネガ⇒ボジ。

○話は変わるけど、私、ネットのトップ頁を、ヤフーにしてて、ついニュースに引っかかってしまう。大阪維新の会、市議団が、発達障害の件で抗議を受け、謝罪だったかな。

その、抗議されちゃった維新の作成した文見て、呆れを通り越して、へ~大阪維新って、こういうのんか~、と。私、大阪人じゃないから、維新がこんなだって、知らなかった。

大人になれなかった大きな子供みたい。(内容興味ある人は検索してね。。酷い文なので、ここには書かない。)酷いと指摘されて、「これから勉強させてください」といったとか。そんな台詞言って、いい大人が恥ずかしくないのか。勉強してから提案するのが普通でしょ。22歳までに学生やって学んだり、その後社会人やって、20代半ば位までに学ぶ社会性が、彼らは根本的に欠落してる。(って、熱くなっても、なあ・・・)

(こういう団体が、次の選挙に出るわけね~。日本も末。何を言っても無駄ってか。
ま~、今のうちに楽しむしかない。)
ところで、橋下って、お顔がアンチエイジング。仕事の抜き所を知ってそう。

○さて、別件。シオシュンの件で、一番酷かったのは、島田紳介が出たこと。
この人、人にえらそ~に説教垂れられる立場じゃないでしょ、って。

非常識にも程がある。今の日本って、こういうのが出ちゃうって、本格的におかしくなりかけてる、のか。維新の件といい、非常識が常識になっていくのか??

芸能界追放じゃなかったっけ?何で関係ないのに、島田が湧いて出るのか?
女性タレントと色々書かれてたけど。彼にとって女性は品物なのね。そういう人が言うか?って。
ゴシップを利用して、自分の利益を実現したがる人が、こんな風に出てきて。

何だか、あの件も、本題から果てしなくそれて、TVやマスゴミの低俗の問題とか、そういう話になった気がする。「ご意見番」は、全廃すべきだと思う。視聴率下がってTVもマスコミも衰退しても、こっちは構わないし。
低俗なのをやめて、まじめな番組にしてくれても、一向に構わないし。変なTV番組が結構ある。

色男の恋愛や、芸事をやる人のお金の問題なら、思う所は色々あったけど、島田とかのせいで、それ所ではなくなってしまった。

○小沢一郎氏が無罪になってみて、結局、”小沢裁判って何だったのか?”と思うと、他人の言うことに、たやすく情報操作されてしまう、そういう人が多くなってるって事か?と。
(私、特に小沢ひいきとかでは、ない。)

裁判って、疑わしきは罰せず、じゃなかったっけ?という気持ちなだけで。理性的でない、感情的な采配になってた裁判員制度の結果だったのかしら?、と疑ってるということで。これが「全員一致」でなかったら、ここまで思わない。全員一致って、気味が悪い。

小沢という人が結局、出るべきか、沈むべきかも、私には分からないし。(そういえば、今回は昔の政治家みたく、秘書の自殺ってなかったような。死ななくてよかった。)

今、ツイッターとかもあるし、他人と軽く繋がるのが好きな人増えたけど、
(自分の会社にもいる)
ネットとかで、「みんなはどう思う?」みたいに安易にやっちゃうのも、事象と向き合い、自分で考える癖が、抜けていきやすいのかな?、と思って。

ご意見番とか、ほんとにいらないし。

小沢裁判で、当時、マスゴミが、「クロだクロだ」と刷り込んだら、無作為抽出のはずなのに、素人の裁判員が全員、「クロ」と裁いたのだ、としたら?・・・。

仮定の話として、そういうことがもしあるなら、市民一人ひとりが、自分の頭で考えることから、疎外しやすい要素は、できる所から排してかないと、
っていうことで、てっとりばやく、TVのご意見番、全廃してくれよ、と思った。
裁判員制度は、私は疑問があるけど、それはもっと重い話だから、この辺でクローズ。

○選挙といえば、前回の都知事選で、会社の人が、「私は今回はワタミに投票しようかと思ってる」と言っていた。その時は、私、ワタミ知らないし、「へっ?」と思った、
けど、彼女は、割と面白い人かも、と今は思う。

政治はともかく、経済番組に出てた、ワタミの渡邊氏(復興支援で、現地の起業アドバイス。「1円2円が勝負ですから」、と被災地の人にレクチャー。)と、
マックの社長の言ってたことが、ちょっと役に立ちそうな示唆で、面白かった。
TV番組の作り方として、安易に人を叩く話より、建設的な話の方が、私は良いと思う。

落雷の後、今日は混戦日記。
(日本問題にゃ、おさらばだ、と思ってたのに、またコンテンツが逸脱。)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨上がり

2012-05-06 16:27:57 | Weblog
G1、NHKマイルC。
競馬で、こんな天気をはじめて体験した。

レース前、3時台に、雷が鳴ったり、断続的な雨、突風。荒れ模様の天気?竜巻の注意報もあったかな。でもレース直前に、やや雨が落ち着き、やんだ頃スタートで、これでもレースは芝:良。
NHKマイルは、1600Mでも、レースの馬たちの走りが重厚に見える。軽いとか速いというよりも。

今日は銀行馬券系の日で、1番人気:カレンブラックヒルが、先行し勝負の直線で他馬をまた引き離す、終始安定したレースで、そのままゴール。後ろは明暗を分けた。

【暗】勝負所で、先頭馬が突き放す一方、後方で落馬。葦毛のシゲルスダチが1頭離れ、落ちた後藤浩輝騎手が 蹲ったまま動かない・・。先頭馬よりこちらが気になって気もそぞろに。(ちょっと落馬の中でも怖そうな落ち方ではなかったか?と、かなり心配だった。担架で運ばれたが詳細不明。)

レースは審議で、「直線で岩田騎手のマウントシャスタが斜行、シゲルスダチの進路妨害、失格。シゲルスダチ競争中止。」とのことで、確定。 後藤騎手の怪我と 好調、岩田康誠騎手の騎乗停止と、それぞれ別の意味で心配な結果に。

【明】秋山真一郎騎手、33歳にしてG1初制覇!だそうで、ゴール直後からゴーグルつけてても口元が笑ってるのが分かる。終始嬉しそう。”ず~っと頑張ってきて、それでやっと勝利、いい馬に乗せてもらって・・”、みたいな実直系、微笑ましい勝利インタビュー、こちらは会心の笑顔で見るものも幸せにする感じだったんだけど。後方が・・。

勝ち馬は4戦4勝、調教師「ああいう勝ち方ができるなら、どんな競馬でもできる」だそうです。ダービー出るのか未定。

1分34秒台、勝ちタイムは速くないけど、先行して上り34秒台の脚で、勝ち馬のレース内容は、頼もしい感じだった。
レースの時に、荒れる天気が収まったのが、ちょっと不思議。

【プレゼンター】
女優の田中れなさんで、この天気にノースリーブ。
競馬番組の途中でインタビューされ、内容が出演してる大河ドラマの話だったので、不思議な感じだった。(ま~、勝ち馬予想とか、無理にしなくてもいいけど)

彼女の役について、”狭い自分のことだけでなく、源氏の全体の利益を見通して物事を判断する、大きな女性で、演じていて惹かれる”、と言う意味内容のことを、一生懸命話しているのが可愛かった。そ~だったのか~。分かってなかった。

(大河ドラマは時々ぶつ切りでしか見てないけど、源氏の棟梁の妻となり、彼にまた新しい妻ができ、寂しそうに雨を見てたシーンだけ見てたので。あれは、そういう意味だったのね。彼女が演じると、歴史に名を残す偉大な女性の度量が初めから見えるより、理性的判断の影の、女の可愛らしさみたいのが、感じられた気がする。)

馬のことは、近くで見て、「雨と落雷音で馬たちが怯えてる」ようなことを言ってました。

☆2着は3番人気アルフレード、3着クラレント。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ららら♪クラシック「バレエの世界へ・・」

2012-05-05 16:10:32 | バレエ
ああ、やっとバレエの話。
えっと、先週放送分で。

ゲストは、元東京バレエ団ダンサーの首藤康之氏。前半はボリショイの『眠り』のローズアダージョ等の映像紹介で、なぜか首藤さんが解説だけど、まあ下手な評論家が入るよりは良かった。
後半は、日本のバレエ『バレエの饗宴』公演のさわり映像だけど、各バレエ団、均質紹介でなく、東京バレエ団「ザ・カブキ」の部分映像紹介が、ほとんど。

≪ボリショイ『眠り』ローズ他≫
前も全幕の放送があったけど、今回のような部分抜粋には、とても向いてるザハロワ。

単純に、画像がきれいで踊りが上手いし。最初は不思議な取り合わせと思ったけど、ここで時間長く取り上げられたことに納得。全幕のときより、背景に目が行った。
舞台は実力勝負だけど、残る映像は、カメラ写りも大事だと再認識。

<ローズアダージョ>
客観的には、私が今まで見たバレリーナの「眠り」の中では、1番位、上手な気がした。
よく調整された体らしく、難しいはずのローズが、安定感抜群で、ぼんやりみてると難しい踊りであることを忘れる。トゥで立ち続け、アチチュードで手を握ったり放したりとか、プロムナードとか、各パートで、まだ技術的に余裕があるように見えるけど、こういう人は、はじめてみた。表現も昔からの当たり役で、元々の個性が合っていて。演技も、周囲と関わる余裕のある貫禄の主役だが、初々しさ愛らしさ、天真爛漫、といったオーロラ姫の属性、少女的な感性が余す所なく漂う。ディテールも丁寧で申し分ない。
でも。

主観的には、私はもう既に、それ以前に、多くのオーロラ姫を見てしまっていて、そういうザハロワを、すご~く冷静な目で見てしまった。彼女を先に見ていたら、もっと感激したかも。

昔は、ここまで余裕しゃくしゃくで踊るプリマではなく。
ボリショイでは、例えば、昔、画像で見たセメニャカの眠りのローズは、今回と違い、もっと大仰な演出で。

前奏から階段をオーロラ姫が下りてくる所からはじまって、そこからたたみかけるように、興奮や感動を促す演出で、そんな中で、技術必死で踊るプリマの、「私は、セメニャカよ!天下のボリショイのスターよ!さあ、あなた、感動しなさいよッ!!!」と感動を強要されているかのよ~な、脅迫的スターオーラと音楽と技術が一体化して、M男的気分で、おおおおおーっ、これがボリショイか~!と、わらわらとコーフンして、ザハロワよりも技術的には下でも、なんかM気分が忘れられない感じだった。

難度を決めた時、セメちゃんが、アチチュードでバンザーイみたいにあげてる両腕から、「やったーっ!」という気分が伝わってきて、自分もそれを共有してる感じ。この時代は、それができたら技術的にすごいとか、そういう興奮度も高かったんだと思うけど。プリマの達成気分を共有させちゃう劇場の力と、プリマの怖さが・・・はまった。

ザハロワは、もっと優しい感じのお姫様。

お姫様の性格が、プリマごとに微妙に違うのもおつ。
【セメニャカ】4人の王子から貰った花を、バーッと投げちゃう、高貴な姫の傍若無人さに、ドッキリ。
【ニーナ】明るく外交的。ひまわりの花みたい。2002年、キャリア中期のニーナは、スターで多忙で、やや踊りが大雑把で、ザハロワもビシニョーワも皆やってた、脚裁きをやってなかったのが残念。(ローズの中途で、男の子たちの肩に捕まって斜めに進んで踊る箇所の。)でも、おおらか。(他のお客さんが、ロビーで、「キトリの方が合ってる」と言ってたが)
【グラチョーワ】2002年公演で。ニーナよりも、やや、内向的な女の子?自分的には、男性を意識してる女の子、という読み方をしている。
派手!というより、しっとり。外見がやや大人っぽい。演技は、ザハロワも申し分ないけど、グラチョーワは、毒針に刺され毒が回ってくる所は、リアリティの面では演技は上手い。
ただ、オーロラの性格と外見から見れば、ザハロワやニーナの方が、ことさらに作らなくてもオーロラかも。

【ギエム】
今にして思えば、お姫様に思えない。鋼鉄の女。強いポアント。

って、きりがないので、やめますが。

<カラボス>首藤さんの解説で、マイム解説あり。わかりやすい。

女装のカラボス役は、存在感あって好演だけど、毒がなく。子供にも安心して見せられるというのか、な・・・。私は,カラボスはやっぱり女性がやるのが好き。のけ者にされた恨みとか、女の冷たい感じや、毒がある方が。
<王子とオーロラ>
男性ダンサーは、ソロは個人的には、デジーレのホールバーグより、青い鳥のオフチャレンコ、シンデレラの王子アブドゥーリンら、ボリショイの教育で育った人の方が、脚の使い方とか好みだけど、今は王子役では贅沢は言ってられないし、ザハロワの相手ができるという意味で、ホールバーグは、とりあえずこれで、ま~いいのでは、と。キャリアもあるし。

ザハロワの舞踊は、アダージョよりソロが、より余力もあり、魅力的。でも、他の男性ダンサーと合わなかった時の舞台よりは、きっとずっといいのでしょう。
姫とは国が違って、衣装のせいもあり、”ヨーロピアンな王子”というイメージで見た。

≪首藤さんとか≫
既にTV出演も時々あった人と思うけど、私はTV番組でこういう風に座って話す首藤さんを、はじめて見た。
舞台とちょっとイメージ違って、終始ニコニコ。他の出演者はそんなことはないのに、昔の少女マンガみたく、「目からお星様が!」と言いたくなるくらい、瞳がキラキラする人。ネガティブな質問をされても、笑顔でポジティブに返す。首藤さんの『ボレロ』が僅か写って、少しだけ参考になった。

私自身は、舞台芸術家がTVに出るのは、あまり好まない方だけど、清冽なバリアを持ってて、この人なら手垢にまみれなさそう?な感じ。少年のような印象。
ニコニコ、瞳キラキラのトークがいい感じで、TV向きかも。

一方で、小林十市さんも少しインタビューが入って、この人も、またどこかのTV番組でも見たいかも。この二人はベジャールが関わってて、TVに出た位では、揺るがないものがある様に見受けた。

≪吉田都さん≫
短いインタビュー。質問に対し、即答せず、頭の中で言葉を探してきちんと答える。思慮深く理知的な芸術家の印象。踊り映像は、ワンショット。

≪他バレエ団≫
・新国立劇場バレエ団「アラジン」:自分が未見なので、僅かでも雰囲気が伝わってよかった。時間短い。群舞女性の中に、八幡さんの高いジャンプ。相変わらず、軽い。

・谷桃子バレエ団「ダッタン人の踊り」
日本での上演は多くない作品かもだけど、わらわらと盛り上がる音楽での、男女群舞のキャラクターダンスなので、自分的には好き。新しい作品もいいけど、ガラの中にこういう野趣の生命力のダンスも入っても、バランスがいいと思う。日本はキャラダンは弱いのは、泣き所だけど。

≪ザ・カブキ≫
去年このバレエ団を見た時も感じたが、自分的には、昔ベジャールがいた時の上演の方が、演出的に締まってて良く見えた。統合する目がある方が。贅沢ですが。

こんな感じのラインナップでした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする