懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

謝罪会見

2020-12-25 03:10:38 | Weblog
夜遅い時間に、安倍前首相が、謝罪会見したのが報じられていた。
1週間位前だったか、安倍晋三について、文春に「本当に謝罪が必要なのはこの男!」とか、書かれてたのが、今や、予言みたいになってしまった。
次は議員辞職か。

菅首相の、この件へのコメントが冷たくって、こういう人なんだな~と思った、
しかしながら、菅元官房長官の、国会での虚偽答弁でもあるし、この人も他人事のような顔をしてるけど、当事者なのよね。

ポスト菅の流れになるのかな。

黒川氏の不起訴も、抗議の対象となっていて、殊勝な活動をして、起訴相当を勝ち取りたい弁護士さん達が結束して最新の動き有り。
断固支持。(今は、コロナで街頭で色々できないから・・・ちょっと不便だけど、それでも地道にやってる人は居るのね。)

妙なクリスマスイブだった。



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安倍前首相、任意聴取

2020-12-23 01:17:27 | Weblog
安倍前首相、任意聴取が報じられてた。
(これでもう、ステーキ会食の菅がダメダメだからって、自民党が安倍を担ぐこともなくなった。安倍しんは過去の存在として、追い落とされることになるらしい。)

結局、以前国会で安倍しんが答弁してた内容は、虚偽答弁だった、ということだそう。
(さんざん時間かかって、これかい。)

さらに夜のニュースで、安倍の国会での虚偽答弁が、何と118回!
だと、ばらされていた。(桜問題の、かな)

とりあえず、まずは、安倍、議員辞任待ってます。それで証人喚問だかなんか、なんでもやってやって。

(安倍晋三を庇って、四の五の言うなら、森山もやめていい)

むかつく。
(ついでに、菅も安倍の桜問題で虚偽答弁してたそう。菅、自滅政権。)

菅が、ステーキ会食した銀座のお店がネットに出ていた。ぶあついステーキも。

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西川内閣官房参与が参与辞任

2020-12-09 01:28:35 | Weblog
菅内閣の内閣官房参与を務める西川公也元農林水産大臣が、参与を辞任、って報じられてて。
安倍内閣の時からの参与。

吉川元農水大臣が鶏肉会社から現金を受け取った疑惑がらみだとかで。

安倍、菅内閣は、お金がらみの疑惑が多い感。

(ところで、リピートだが、やっぱり看護師不足とか辞める人が多いとか、12月に入ってとみに多く報じられてて。
中曽根葬式とか、河井疑惑とか、余分なお金があったなら、その、看護師さんたちに、コロナ禍特別給付金とか特別手当で出してあげればよかったのに、とつくづく思う。塔を青くライティングして感謝を示すとかって愚よりも。お金をうまく回す才覚があったらよかったのに。)

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バビロンベルリン シーズン3放送

2020-12-09 00:32:17 | Weblog
去年はまったドイツのドラマ、『バビロンベルリン』のシーズン3を、BSトゥエルビさんが放送してくれてるようで。金曜19時。
ノワール系のドラマで、暗いし、ちょっと日本のドラマにはない、リアルすぎるシーンもあるので、好みは分れるかもしれんが。

前回、シーズン1,2は、終わってほっとしたけど、今度の3は、どうなることやら。

前回、主役以外ながら、大活躍だった、悪女スヴェトラーナ・ソロキナと、彼女に酷い目に遭わされた演奏家のカルダコフは、今の所出てこないけど。
ナチの団体の謀略で、前行政長官がテロ死させられ、それをもみ消そうとする新行政長官、ヴェンダ氏の怖さがリアルすぎる。

これを見ると、ドイツは敗戦して多額の賠償を負って苦労した様にしか見えず、戦争って、やるなら勝たなきゃダメ!負ける戦争はやっちゃダメ!って、強烈な教訓を負ってるような気がした。安倍晋三、稲田朋美一味は、戦争したいっぽくて、改憲して戦争したそうだったけど、あの人たち、現実を全然わかってないと思った。

一方で、中国制作の大ヒットドラマ、『武則天THE ENPRESS』を日本で放送したチャンネル銀河さんで、今度はロシアのドラマ『エカテリーナ』を持ってくるみたい。こちらは、シーズン1が、演技、配役がはまりすぎだが、いまいち内容が固いかもで、シーズン2と3は、女帝のドレスや調度が見ものかも。女帝エカテリーナの愛人、ポチョムキン役の俳優が、…もう少し魅力的な俳優を使えばよかったのに、と惜しまれる。

シーズン2.3は、勝ち組でやりたい放題のの女帝に、あまり共感できそうにないが、ドレスは見ごたえある。
シーズン1は、俳優とキャスティングが無駄にうますぎる。

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ついに安倍氏の聴取、要請【桜前夜祭、3000万円補填】

2020-12-04 16:52:02 | Weblog
安倍元首相の公設秘書らが略式起訴、で安倍晋三元首相も、聴取の要請が出たと報じられていて。
ここまで来たか、の感があった。

素人考えだから、そう捉えてどうかは分らないし、やってることがことだけに、この位はあって当然で、
安倍晋三後援会の代表ら3人は、政治資金規正法違反で略式起訴、罰金刑で正式裁判は開かれない見通しだとか言ってたから、
その辺はどんなもんか知らんが。

首相の犯罪としては、何といっても、あっと驚く田中角栄逮捕!ってのが、数十年前にあって。
その時、たまたま知ってた人がTVのインタビューに(通行人として)映っていたので、時期の記憶がはっきりしているのだが。

逮捕された田中角栄を庇うわけじゃないけど、でもあれは、ロッキード事件がらみで背景がアメリカの大きな権力を持った人たちの思惑もある事みたいだったし、安倍晋三関連疑惑ほど、いってみればせこい話でもなかった。

安倍晋三政権時の、一連の疑惑については、もし疑惑が真実なら、悪い事は悪いし、酷い話の数々ではあれど、一方で鼻白むような話が多い。
桜もそう。聞いてて、内心、「でも、ばっかみたい」と思うような話。

リピートだが、田中角栄疑惑は、許されざる部分はあろうが、でも、こんなにここまでアホみたいな話ではなかった。
政治の劣化?

でも、本件も、ここまでこれたのは、もしかして、あの、黒川氏がかけマージャンやって、しくじって、安倍政権の思惑が外れたせい?っていう、これまた素人感想が、自分的にはあったりする。

もしや、もしや、黒川が掛けマージャンやってなかったら、こんな話はなかった?とか???

桜疑惑もアホみたいな話だが、検事の世界の上の人が、自ら法を破ってかけマージャン、おぜん立てしたのが、産経新聞記者とか朝日の元記者とか、つまりマスコミと政権の癒着っぷりも、・・・。

っていう話だったから。

安倍元首相の聴取をきっかけに、日本再生?もっとまともなニッポンになろう、って風に、なればいいと思うので。
取りあえず東京地検特捜には頑張ってほしい。

菅首相は、黒川氏とも近かったように報じられていたし、一連の安倍元首相の疑惑に、よく名前が出てた人であり、関係ないでは済まされない。

河井元大臣の妻選挙疑惑に関し、当時の安倍首相と共に、選挙の応援で、菅元官房長官も積極的に出ていてよく映っていた。
この河井元大臣、別の(元農林大臣だったっけ)大臣の人とも、数百万のお金のやり取りがバレていて、二人とも大臣って・・・
やな感じ。政権の腐敗が匂ってくる。

菅政権の次は、もっとクリーンな人になって貰いたいのだけど。
取りあえず、安倍追及希望、という事で、今日はこの辺で。

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年越し

2020-12-03 02:26:22 | Weblog
去年の今頃は、クリスマス会の話をしていた。
今年はまさかのコロナ禍で、・・・。

ここまで長引くと、どこかで掛かってはまずいが、あまりかからずに済む自信もなく、大人しく生きている。食事のとき、会話しないとか。必要外の外出しないとか、
クリスマス、忘年会は、今年はないっぽい。

菅政権が不思議だったのは、政権発足時、なんか、はんこがどうとか、日本学術会議とか、携帯料金とか、不妊治療とか・・・つまり、コロナ対策が真っ先に口を突いて出る様子ではなかった事。

普通は、コロナ問題が先に出そうに思うのは、素人考え?

自助、自分でやれって政権みたいだけど。

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ラブソング?

2020-12-02 01:28:46 | Weblog
フィギュアスケートGPSロシア大会、テレビ朝日の深夜放送、女子シングル、フリーを見た後で。

SEKAI NO OWARI の「silent」を聴いてたら、妙な替え歌が浮かんで・・・(これって、クリスマスの失恋ソングみたいな感じ?の曲だけど)

トルソワのジュリエットを想っての、妄想ソングです。ビョーキは止まらない・・・
---------

純白のリンクに 逆転の予測が全て外れて行った~
こんなに静かだと 閉じ込めた言葉も聴こえてしまいそう

上位者の中、貴女の演技だけ心に溶けていく
まるで全てとり溢した様なそんな夜

空を見上げて一人呟いた
消えて欲しいような試合結果 だけど心の感動だけは ジャッジでも奪えない~🎶

3Aなんて無ければ いつも通りの~何にも変わらないクワドなのに~♪
聖なるルールは崩せずに~ 3A投入、響いてる

夜を泳ぐように過ごした深夜放送 先週の試合の方を録画できたら~
見えない星に願いを込めて 入賞が無くなった夜に

敗北を受け止め大人な君には 触れることが出来ない
貴女は私の知らない時間の中にいる

倒れる身体、クワド3つ済んだら 乱れが少し治まった
でもそれは刹那 後半も3ルッツ 脚が、絡まっていく
こんな真っ白な世界の中にいたら サーシャだけちょっと異次元みたい

でも君の4位が衝撃で~ 今夜はきっと眠れない

時を奏でる様に寄り添った煌めきだとしても
目を閉じると去年の君を思い出してしまう

金メダル受賞は やっぱりサーシャで見たかったな

白いリンクの試合 「出るなら勝ってね、コロナが心配だけど」
そんな事を思った私を 悪魔が嘲笑ったか?

3Aなんて無ければ いつも通りの何にも変わらないクワドなのに~
聖なるルールは動かせず、 クワドクィーンを苦しめてる

トルソワ革命のあの瞬間を スケカナみたいにクワド決められたら~ 🎶
君を想えば心はロミオ 氷上のジュリエットに

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午前零時の

2020-12-02 01:27:47 | Weblog
こんな夜更けにブログしようとして、昔の舞台で出てきた歌を思い出した。

演劇実験室、天井桟敷の「阿呆船」だったかな?(演目間違ったらゴメン)

主役女優の新高恵子さんが歌った歌。

🎶阿片~黒猫~密輸~~~午前零時の零時の、零時の殺!

っていうの。

前回、バヤデールのことを少し書いたので、バレエ公演、しばらく行く予定も立たないもので、
(本来なら、今頃、悔しいが、ボリショイ来日公演の『スパルタクス』の感想を書いてる頃だった、はずが・・・・。来日中止で、すべておじゃんに)

2000年代の来日公演の「バヤデルカ」の感想でも書こうかなあ???なんて思ってる今日び。

もう、過去の公演感想しか、当分書けないかも。

第七病棟の公演記事に、ちょっとアクセスがあったので、天井桟敷公演感想なんかも、そのうち書けたらいいかな。
文字通り、「懐かしの..」って感じの日記に。

バレエや演劇の公演感想は、時折しか書けないかもしれないので、興味ある向きは気長にお待ちを。


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TV放送

2020-12-01 16:07:07 | Weblog
NHK杯はNHKの放送だけど、その少し前、11月下旬に、フィギュアGPSロシア大会の一部を、テレビ朝日で地上波でやってくれた。(関東のみ。深夜)それも女子シングルだけ。人気があるからか。確かに、ロシア女子のは、見栄えがしてTV向き。(有力選手も揃っていたはずだが)

今年はコロナの関係で、例年のGPSのTV地上波放送自体が貴重なもの。

選手のパフォーマンス以前に、スマホ画像、ネット画像より、自分の機器ではTVの方が綺麗で見ごたえがあり、また、このコロナ状況下ということもあって、実況・解説の良さがかなり印象に残った。

開幕前に、ロシアのフィギュア関係者のコロナ感染も報じられ、開催自体、不安がかなりあり、また、その対策が結構、試合に出る選手には拘束がありそうで、自分も見るにあたって、選手たちがいつもどおりのコンディションではないかも、とは思った。

さらに優勝候補のはずのアンナ・シェルバコワが、まさかの直前欠場(肺炎だとか)

と、手放しで喜べるものではなかったが。(中止もありなのでは?と思える大会ではあったけど、見てみると、見られたことがありがたくも感じられ。。。)

注目のフリー。

前回、11月初旬のロシア杯第四戦では、最高難度,4lz含む、3種類の4回転(コンビ含む)4つ投入、3つ成功で、我々を驚かせたアレクサンドラ・トゥルソワは、それから試合間隔が近すぎたのか、今回は、ちょうど反転したような演技で敗退。

よって繰り上がりみたいな感じで、223点台が一位。


なので、点数的には、それまでのロシア杯第一戦~第四戦と比べて、レベルは高くなかった。(でも、ロシア杯第一戦の時から、ロシアの女子シングル見てると、下位の選手でも、女の子が綺麗な衣装着て出てきて、この人たちって、こういう服着てスケートしたりするのが似合う体型、容姿で、ぼさ~っと見てても結構見れると思ってた。なので、一試合だけでも日本のTV放送画像が残るのは嬉しい。と強調しておこう。TV放送録画した。ありがたや。)

1位2位の点を見ると、去年までの優勝者とは、点数の水準が違うなとは思うけど。

【1位:トクタミシェワ】
それでも、リーザことエリザヴェータ・トクタミシェワの、高さは以前ほどでないが滑らかな回転が印象的な、、冒頭のトリプル・アクセルを決め、優勝したことに溜飲の下がる思いだったフィギュアファンは多かったかな。

(そのファンたちには怒られそうだが、バレエファンの私には、彼女のSP「スパルタクス」は、清純な妻フリギアの夫婦愛のシーンの曲なので、自分のリーザのイメージじゃなかった。

私的には、リーザは妖艶な娼婦:エギナの方があってるんじゃ?と思いかけた。

けど、よく考えてみると、エギナのパートの曲はアップテンポで、そっちもあってないか。

FS。背中に「愛」の感じの切り絵みたいな文字がある黒衣装。

愛は人生で一番大切なもの、との本人コメント。彼女は大人になって大学も行き、恋人がいて、愛と性について語ったりしてるので、その「愛」とは、まずは恋人とのものかなとも思うけど、たぶんそれだけでなく、もっと広義の、氷上に立って自分が観客から受けた愛、それを返す愛、というのが、あるんだろうなって感じた。リーザの表現って、うわべのテクニックとか巧拙でなく、その人柄みたいな所に基幹があると感じた。(テクニックだけなら、コスの方がリーザより、ばっと瞬間的に出せるものがあるんだけど。中身として、人生の年輪、人間性みたいのがあるのが、彼女の表現かな。)

と、そこまでは良かったんだけど。振付的には・・・バレエの、ニーナ・アナニアシヴィリの上演した「夢の中の日本」(愚作です)を思い出すと思った。けど、ユーリー・スメカロフだっけ、彼の振付なら、似てても不思議無くて、ちょっとがっかり。(真似た、っていうんでもないかもしれなけど。彼らは、日本文化を分ってるわけじゃないしね)リーザは何も悪くないけど、バレエファンの独り言ぼやき)まあ、彼女は大衆化路線の人で、ゴリゴリの芸術家肌、というタイプではないから、いいのか。

【2位 アリョーナ・コストルナヤ】
3Aでなく、2A。3Aのないコスなんて。体も後半の滑りを見ても調整途上っぽい。この人は本人のやる気次第と思う。

【アレクサンドラ・トゥルソワ、FS「ロミオとジュリエット」】
自分的には、この中にあっては、トゥルソワが一番きれいに見えた。4回転ジャンプ、転倒してもすべて4回廻ってたことだけでなく。

とにかく、録画を後で見ると、彼女一人だけ、突出して美しい。氷上の姿も、動きも。

今季、細かい事言うと、3Fに「!」がついてたので、後半の3Lz-3Tを、今回3F-3Tに変えたのは、そのせい?なんて勝手に思った(違うかも)今回は「!」がついてなかったので、トゥルソワの意地かな?って思ったけど、でもqがついてたが。(この2記号は注意喚起系らしく、このレベルだと減点ないみたいなので、ま、いーじゃん、と思ってしまうのは私が素人だから。)ちょっとトゥルソワはまじめすぎて、もう少し緩めないときついかもとは思うんだけど。優等生なのね。

ついでに、点数的には、最初3種の4回転3つでミスが出て、損失補てんとして、その後の2Aにさくっと3Tつけてたけど。これで8点位、稼いでたかな。凄く簡単そうに跳んでるけど、急きょアドリブでおまけの3Tつけちゃうこと自体、他の選手には、こんなに簡単そうにはできないこと。

何より転倒の3つの4回転、全て回転は足りてるのも、他の選手から見たら、出来ないことで、凄い事のはず。

ネガティブな所でとらえられてしまいそうな結果だけれど、負けてもトゥルソワの凄さが色々出ている。後半の4Tからの3連続のコンビネーションも、本当は女子ではなかなかできない技だし。

表現というか、彼女はバレエのトレーニング、年季入ってそうで、いつ見ても綺麗に動く。
手先まで神経の行き届いた動きで、足で跳ぶだけじゃなく、スピンだけじゃなく、何でもない所の動きが、今回のメンバー全員の中では、抜けて綺麗。手、腕のエレガントさって、指摘してる人、あまり見た事ないけど。綺麗でうっとりした。脚を上げる時の位置、顔の付け方というか、瞳の方向づけとか、全部的確で、品があって綺麗な動き。

表現的には、最初の両腕を後ろに組んで、ぱっと離すのは、軛があって、軛から解放されることを意味するのかな??とか、最初の方、違うかもしれないけど、仮面舞踏会を表しているのかな?と思う振りが有ったり。今回は、もしかしてロミオとティボルト剣のシーン?と思った(これは当たってるか分らないけど)があったり、色々とインスパイアされるものがある。

テストスケートの時から、3つの曲想を見事に表現しているので、殊更に衣装切替えに頼らなくても曲の重厚さ、運命の過酷さは充分表現できてると思うけど、今回は衣装に仕掛けで、寝てる棘が最後の曲の所で起きる仕掛けらしい。で、これが片腕側の衣装の棘だけ、起きてくれなくて、何か、ステップの前あたりで腕を触ってなおしてたみたいなのが、ご愛敬。

新衣装、物凄くレベルの高いデザイナーが作ったものだと思う。どんなモデルよりも今のトゥルソワが一番美しく着こなせる衣装を作った。あの変わった衣装は、縫製的に、今の彼女の、超鍛え抜かれた体幹あってこそ、最もきれいに着れる服に見えた。

胴衣が黒で、下のスカートの赤(濃いピンクかな)との、切替部分の処理が見事過ぎて、見とれた。
動かなくても素晴らしいが、動くと、スピン、ステップ、ジャンプの回転の時、スカートの翻り、黒と赤の溶け合い方が絶妙で。

衣装作った人が上手過ぎて目の保養。こんなハイレベルの衣装(スカート部分と上位の切替の絶妙なバランスが特に)作れる人いるんですね~。ザギトワのカルメンの衣装の赤黒切替の縫製技術レベルなら、大概の衣装制作者が作れるレベルと思うが。(ザギトワは何着ても綺麗だし、だからあの衣装で全然いいんだけど)

色々と見どころは多かった。この衣装のトゥルソワが可愛くて、労せずしてジュリエットに見えた。織田氏の解説とテレ朝の実況氏が、逆境で闘う彼女の偉大さをよく伝えていて、聞いてて感慨深かった。

本人は、他選手に比べいかにも頑張りすぎで、彼女のジュリエットにノックアウトされた身としては、次のロシア選手権が心底心配だけど。手抜きってものを知らんな。

ごめん、他の選手も面白かったんだけど、書く時間なくて割愛。

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順位を超えて

2020-12-01 01:36:34 | Weblog
フィギュアスケート、今年のNHK杯は、日本選手メイン。今宵は、ちょこっとだけ、アイスダンスと男子シングル方面で、素人のえり好み感想を。

(と、その前に、12月の全日本に、羽生結弦選手がついにお出まし、とのこと。ほんじゃ、これは見るかな。)

【男子シングル、山本草太選手】上位選手じゃなかったけど、山本草太選手FSの、変わらぬ佇まいに心洗われる思い。淡い緑系のお衣装も良くお似合いで。
本人的には完璧なジャンプでなく、不本意というのはあったろうけど、この方は、年齢を重ねても、良い所は変わらないなあ、と思った。見ていて清々しい気持ちになれる演技。お人柄が出ているのかしら?と思う時がある。

ついでに、FSは和っぽい感じがしたけど、SPは、ロシアのコサックとかを思い出すような雰囲気。アームスの使い方とか,ちょっとバレエっぽかったり、趣きがFSとは異なっていて、これも衣装の雰囲気も含め,堪能した。

点数や順位って、選手には物凄く大事なんだろうけど、点数や順位がすべてでなく、TV放送だと、この人が出ているから見る、と思う演技の人は居る。

【アイスダンス 有名人、高橋大輔選手と,新パートナー、村元哉中選手】
単純に、彼らが出てくると、近年TV放送で冷遇されていた、アイスダンスを、今迄よりも、うつしてくれるんではないか?という淡い期待が。

勿論、そういう効果は、他局番組では期待大だが。

このペア自体は、正直、どんな感じかな?と思ったんだけど。

まず、リズムダンス、フリーダンス共、振付が、大変素晴らしかった。誰?これ作ったの?って思った。

リズムダンス、最初、ざっと見ただけだったけど。
アイスダンスに詳しい人から見て、どうかは分らないけど、単純に、見ていて楽しい。
私が「マスク」のストーリーをすぐには分らないので、細かい設定が分ったら、もっと楽しめそう。

アイスダンスの専門的見地からの良しあしは別として、上質のエンターティメント。
作品として優れてるし、二人の動きが違う所を、二人とも、それぞれ面白く見られた。
高橋選手は、シングル引退後、人生回り道したけれど、キャスターもいいけど、舞台を2回はやってたと思うから、これが奏功したかと。ちゃんとプロの演出家がついて舞台の演出指導を受けた事が、今の試合でも非常にプラスになってると感じる。

一皮むけた感があって、何を演じても、楽しく見ていられる。
村元選手は、(アイスダンサーとしては出来て当たり前なのかもしれないけど、)腰を振ったりとか手慣れた感じで、他ジャンルから来た高橋選手と動きの質が違うのが、却って新鮮で、いい感じのコンビネーションに見えた。

「マスク」で充分良かったけど。
次の「ラ・バヤデール」!(バレエで来たら、自分の様なバレエマニアはよく出来ていたら喜ぶが、フィギュアスケータには、たぶん一番難しいのが、クラシックバレエ系演目なのでは?)

ちゃんと、バレエの「ラ・バヤデール」の世界になっていて、二人が清らかな舞姫ニキヤと、恋人の戦士ソロルに見えた。
振付が、フィギュアスケートの男子、女子シングルでは、なかなか望めない位、バレエの世界に肉薄していて、これ、また見たいって思った。

振付が、ほぼほぼ、元作品を踏襲した音楽の使い方で感心した。最後だけ、少し違うのをもってきたかな?
そのせいもあるのか、元作品は悲しい恋の話なのだけど、ラストは、愛し合う二人の思いが通じる、愛の勝利の様な幕切れに、自分には見えた。

二人が演じたのは、たぶん、バヤデールの第三幕、影の王国の部分がベースかと思ったが。

(元作品の筋は、ソロルは巫女のニキヤと恋仲だったが、権力者の娘、ガムザッティと結婚し、失意のニキヤは陰謀の手に落ちて絶望の中で死ぬ。第三幕は、死んだニキヤを想うソロルが夢の中で彼女と出会う、そして最後はニキヤの幻影が消えて…、という感じなのだけど。)

村元・高橋ペアによる「ラ・バヤデール」、とても素敵な、ソロルとニキヤになっていた。
(昔は私は、ソロルって役は、二心のある男と思ってたけど、今回、高橋選手の演じたソロルは、そういう感じじゃなくて、ニキヤだけ好きみたいな感じ。バレエブランまで行かなくても、終始柔らかな動きで、バレエの舞台の雰囲気に凄く近くて、もう少し長くストーリーを追った形で(試合じゃなくアイスショーみたいので)見られたら楽しいかも?とも思った。

クラシックバレエは大変難しく、30才過ぎてから、こういうものに取り組んだのかもしれない、高橋選手が、よくぞここまでやれた、と、意外というか、感心はした。いい先生が付いていたとしても。

高橋選手の、アームスの使い方とか、バレエっぽく変化していて。フィギュアスケートだけやってた人が、短期でここまではなるのは、なまなかではないと思った。バレエの男性主役の、独特の雰囲気もそう。

ただ、リフトとかは、大変体に負担がかかると思うし、凄く努力してここまで来てると思うので、体壊さずに、北京まで行けたらいいね、と思った。

「マスク」の時よりは、二人の動きが揃っていたので感心したけど、高橋選手が転倒したのは、頑張りすぎたかな、って思った。その直前がとてもよく揃っていたので。彼がやってる、30才過ぎてのアイスダンス転向とか、非常に努力のいる難しい事をやっていると思うので。頭ではどう動くべきか理解していて、やりとげよううとして、体が、転倒したところでついていけなかった、みたいな感じかな?って思った。

身体さえしっかりしていれば、明日はもっと良くなることもあるだろうから。
深刻な怪我さえ負わなければ、彼らの独自の世界を、アイスダンスの試合で見せられるかも?

と、彼らだけ見てると思った。

けど、優勝した小松原・コレト組をみていると、まったく異質な世界で、ああ、やっぱりあのくらい、二人の動きが異様に揃ってないと、オリンピック出場は難しいのかしら?とも思ったけど。

アイスダンスの世界には、独特の決まり事や価値基準があり、それを踏襲できないと上には行けないのかな?とも思うけど、現在の村元・高橋ペアの面白さは、他のアイスダンサーにはない種類のものであって、自分でも矛盾した感想を持った。(揃ってない所も含めて面白かった。っていっちゃいけないのかもしれないけど)アイスダンス界に、新風を吹き込むコンビではある。

そして、振付、音楽の使い方、素晴らしいので、先生含め、チームの良さが目立った。

以上、非・高橋大輔ファンにして、アイスダンスの現行ルールに無知な者の、勝手感想でした。

(ちなみに、エキシか何かで放送された、昔のシングル時代の高橋選手の「白鳥の湖」は、自分的には、だめだめで、ついていけん。ファンはあの高橋選手が大好きだったんだろうけど。良しあしじゃなくて、あれはロックじゃ。くらしっくばれえでは、ありまへん、という感想。

(そういえば、余談だが、対照的だったのが、羽生結弦選手の17歳当時の「白鳥」っぽいプログラム。

当時の日本男子とも思えぬ、究極の白鳥の世界で、なんで?なんでこの人、こういう雰囲気が出せるの?!って、衝撃を受けた。当時、日本の少年、青年で、「白鳥の湖」みたいのがやれる人って、めったにいなかったと思うので、フィギュア界にこういう人がいて、大変ビックリした。)

一方で、男子シングルで優勝した人とか、4回転やった人たち見てたら、改めてトゥルソワを気の毒に思った。彼女は、3Aやるより、SPから4回転やれたら、今頃無敵だったことだろう。残念無念。

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