懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

ジェンティルドンナ有終

2014-12-28 16:45:29 | Weblog
信じてなかった、来ると思ってなかった。

オッズ見ると、私と同じ予想の人が多かったみたい。っ

もうジェンティルは、過去に充分走った、と思ってた。

それなのに、彼女は来た、有馬で来た。ラストランで来た。

来るって信じてなかったけど、戸崎騎手の勝利ジョッキーインタビュー聞いて泣けました。

淑女の花道。

信じてなくても嬉しい勝利だから、彼女が来ると信じて馬券買ってたファンには、もっと嬉しいでしょうね。

いや、来ると思ってなかった。びっくりしました。こういうこともあるんですね。
(最近の走りには、勝てそうな感じがしなかったから。)
現実が、予想より、うれしい結果になる、ということ。


※フィギュア全日本の方は、ちょと若い子に対して、大げさな感じ。浅田選手の次のスターを作らなきゃならないのかもしれなけど。
見ていて、父母参観みたいな気分になる。何かの発表会を見てるみたいな気分。

※今日はバレエ公演があったけど、行けずに、家でケーキ作ってました。


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ちょっとだけ

2014-12-28 00:57:34 | Weblog
フィギュア全日本。ちょっとだけ。敬称略。

【羽生結弦】
何度も大会があって、そのたびに、いいもん見せてもらった。

今回もまた。

フリーの『オペラ座の怪人』、いつも感動するけれど、技術じゃなくて、演技の方は、今回が一番良かったんじゃないかと思った。
中国大会の時の演技も好きだけど。今日のは、顔に醜い痕のあるファントムをいつも以上に連想しやすかった。
振付は、ウィルソンのより、今の人の方が、合ってるように思った。

衣装は前のも好きだけど、今の白青系のも・・・、羽生選手が着たいと思う衣装を着て出てくれれば、それでいいやって気も。

毎度いい滑りっていうのも凄いけど、本人は大変だったでしょうね。

おつかれさま。ゆっくり休んでください。

【小塚崇彦】
小塚選手の演技を見て泣いたのは、はじめてだった。
苦しい所だが、何とか踏みとどまってほしい、と思ってた。この中にあっては、スケート本来の美しさを体現したこの人のあり方は貴重で、それに、幾らジャンプが飛べても、部分の技術力は上回っても、他の選手たちの動きは、小塚選手を見ると、何か足りない、と思ってしまうから。
でもでも順位はやっぱり大事で、評価を得ないと私らの主観で終わってしまう、って、思いながら見てたし。
この中にあっては、やっぱり動きのきれいさとか、目立つ。他の選手の水準が低いから、今回は腕の表情とか、手先の綺麗さなんかも、心に入りやすかった。3位に入れないんじゃないか?と思ったから、3位になってまた涙。日本の現役の中では、あるべきフィギュアスケートの姿を示せる人だから、この結果で今回は良かった、ほっとした。

【村上佳菜子】
衣装が、花を散らしたデザインが独創性があって目を引いた。ピンク系で良く似合って素敵だった。
今の女子選手の中では、一人だけ全身のトレーニングがゆき届いて、ギクシャクしないしなやかなラインが描ける人。
他に、そういう人がいないので・・・。
それと、今までの振付作品もそうなんだけど、女子選手の中で、一人だけ作品について、ずいぶん細かい創造性をもって作品作りに臨んでる姿勢が見えるひとなので・・・。
技術でかっちり決められないと、後輩たちに抜かれていく、という事はあるのかもしれないけど、逆に技術しっかり決めた人たちが持ってないものを持ってるので、ここまでできるようにトレーニング積んだのが勿体ないから、まだ踏みとどまってほしい気も。

そうはいっても、これはスポーツなので、もっと単純でもいいから技術を完ぺきに決める方が、良い評価を貰えるのは致し方ないのかもしれないが。

【町田樹】
う~ん、自分的には、熊川哲也の第九みたいだった・・・・。(自分は熊氏のファンではないので、ほめてません。あしからず)

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ディナーの後に・・

2014-12-26 10:00:59 | Weblog
今年は、仕事に穴をあけても、クリスマスディナーは死守した。

数年前、全く逆の状況があったから、こういう時もあっていいかな、と思った。

料理もワインもとっても良かった。形容できない味わいの数々。

しかし。

その後に、夜更けにお腹がすく。
帰り際に、コンビニで肉まんとか、買ってしまいそうになって自重した。

この頃、食欲というか、おいしいものを食べたい欲が発達して、B級グルメもその範疇にある。


今回のクリスマスディナーの店とは違うけど、
今回みたいな予約でなく、友人とふらっと立ち寄った新宿3丁目の伊勢丹の裏手のイタリアンバル、ちゃんとしたパスタやピザを出してて、雰囲気もいいし、あの界隈に行く時には使えそうな、いいお店だった。
って思ってて、まだ再訪してないんだけど。そのうちに。

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クリスマスディナー

2014-12-25 02:38:30 | Weblog
クリスマスディナーの前に、ちょっと無理をしたのか、腹具合が、いまいち。

せっかくのフレンチディナーがっ!

どうしよう。

時間までに治ってくれるかしら??

恋も仕事も、ってわけには、いかない自分です。

手を抜けば良かったのに。

ああ、フォワグラが・・・・食えるだろ~か?

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コフトンのボレロ!

2014-12-14 01:19:43 | Weblog
フィギュアGPファイナル、男子SP。
コフトンが1位かと思った。

ラヴェルの「ボレロ」。
音楽を伝える力は、もしかして女子シングルも含めて、この人が一番あるんじゃないか?と、今日改めて思った。
やはり、いい時のコフトンは、いい。

この人の持ち味の一つ,格調高さに加えて、ボレロの爆発力、全身で、湧き上がる力を表現し、この曲の本来の力をよく引き出していて、見ていて心が沸き立つ。

ラヴェルのボレロはフィギュアでやるには、難しく、ましてこの人のように手足も長く、大柄だと、ますます大変なはずなのに。

ボリショイINシネマ、12月18日、19日、ファラオの娘。

以前の日本公演の時と、一部のキャストが違うのが魅力。ラムゼが、ニーナ・カプツォーワだし。
文化村の方のチケットは、今回もすぐ完売になっていた。
これは、行けるかどうかわからないけど、1月下旬のくるみ割り人形は行きたい。

遊ぼうと思うと、企画いろいろ。

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迷い

2014-12-13 01:45:48 | Weblog
*日中、期日前投票に行ってきて。

「政党名」を、どれにするかで、すご~く迷った。



*夜、フィギュアスケートGPファイナル、女子シングル、を見て、

リプニツカヤ&ラジオノワ!!

どっちにも勝ってほしい!!

と、矛盾したことを思った。

結果は、リプさん、2位。(今日はうまくいって嬉しい。)ハラハラさせられるのも、魅力?
そして演技に熱入りすぎたか、伸びやか生き生き:ラジオノワが、え?、3位だってえ・・・。


*二つのものに迷う、複数のものに迷う心理って、度し難い。


追記:
バレエのこと。
公演を観に行ったあとに、よせばいいのに、昔のバヤデルカの画像を見てしまい・・・。
やっぱり、行った公演の演技はヌル気味だった、と分かって、ちょっとショック。
演奏も。昔の名演とされる公演の画像を見たら、演奏自体がとても感動を誘発する演奏になってて、たとえダンサーが同じでも、その名演の時の演奏の方が感動する位、差があった。

公演行くより、名演の画像を見た方がいいんだろ~か?と、ちょっと考えてしまいました。
ライブにはやはり魅力はあるけれど。

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演技の鮮度

2014-12-05 01:44:38 | Weblog
12/4、ボリショイバレエ「ラ・バヤデール」に行ってきて。
マチネに行って、ソワレも見たくなったけど、明日の仕事を考えて我慢した。

(★インフォメーション★
この後の、12月6日、7日の、東京文化会館公演、「ドン・キ」のチケット、ちけぴで、”A,B席をネット購入で、各々4500円値引き”って企画が、ぴあHPに出てた。例えばB席なら、10500円で、通常のC席11000円より安かったと思う。ごめん今更書いて。もう間に合わないかな。
どなたか参考になりましたら幸い。)

前週、スターのザハロワの方のキャストで、ライブビューイングで見た後なので、キャストの違い部分を比べて見てたりして。
で、ガムザ役のバレリーナが、まだ若い、キャリアも長すぎないクレトワだったので、まだ色んなことが新鮮なんだなあ、と思った。

念の為、双方の一部キャストを以下に。

12月4日マチネ

①ヒロインの巫女・ニキヤ:アンナ・ニクーリナ

②その恋人、戦士・ソロル:ミハイル・ロブーヒン

③ヒロインの恋敵、藩主の娘・ガムザッティ:クリスティーナ・クレトワ

ライブビューイング

①スヴェトラーナ・ザハーロワ

②ウラディスラフ・ラントラートフ

③マリア・アレクサンドロワ


ライブビューイングは、舞台で見るより、見えすぎてしまうせいもあるかもしれないが、アレクサンドロワは、ガムザのような若い女の子を演じるには、本人が大人になりすぎてる気がした。見かけだけじゃなく、内面的にも。

クレトワは、そんなにすごいバレリーナというわけでは、全然ないんだけど。

クレトワが良かったというよりは、若い女の子の等身大の思いが伝わってきて、結婚前の女性の心理の部分が、なかなか微笑ましかった。アレクサンドロワも、もっと若い時に踊ったガムザを2006年に見ていて、私的には、どちらかといえば、その時の演技の方が、心を動かされた。

今のアレクサンドロワのガムザは定番演技といえば、そうなんだけど。型どおりを、凄みをもって演じてるけど、動機づけが弱い。

ラントラートフ=ソロルが、この女二人の争いの原因にしては、そこまでの強烈な魅力を発散するに至らず、アレクサンドロワのガムザッティがこだわってるものは何なのか、ソロルが欲しいということなのか?、それとも「私が一番!」、というプライドか?、と考えると、どう見てもプライドのようにしか見えなかった。

クレトワの方がアレクサンドロワより演技力があるって意味ではなくて、芝居がマンネリしてないから、動機づけがしっかり入ってた。つまり、ソロルが欲しいとか、結婚したいとか、切ない乙女心や、ニキヤに醜い心を抱く姑息な面も、娘特有の懊悩として、ある意味、可愛らしかった。

妙齢の女性だから、「自分がガムザだったら、何をどう思うのか?」と考えて役作りしてるんだと思う。

(そういえば、数年前見た金髪美人のシプリナのガムザは、こういう普通の女の子系でも、なく。
今のアレクサンドロワみたいな、大見得を切る演技で、どろどろんちょを表現するのでもなく。

美人で自信があって、タカピーで、パパには甘えっ子。我儘な所が憎めない。少女漫画の敵役の縦ロールの人みたいなキャラで。

一方、アレクサンドロワの若い時のガムザは、普通の女の子系だった。
でもその後、別公演の画像で見た時は、アレクサンドロワも、シプリナみたいな、美人で金持ちの高慢お嬢様系の役作りだったから、同じダンサーでも諸般の事情で(相手役の要求とかも含めて?)、キャラが変わるっていうこともある。

ついでに、シプーリナの方が、クレトワよりずっと演技力はあるので、1幕の最後に、ニキヤを許さない!とポーズした時、メラメラと燃える憎悪の炎が、舞台の上に見えるように、私は感じた。こういう高度な演技は、クレトワとかではできないんだけど。)

誤解しないでほしいのは、別にクレトワを特別褒めてるわけじゃないってこと。演じ続ける、という事は、マンネリに陥りやすい。誰しも。

一方、年ごろの女の子というものは、恋や結婚に関する演技は、それぞれいい演技ができやすい条件を備えているのかもね。自分の身に引きつけて考え易いから。


バレエ全体の感想にぜんぜんなってないけど。全体感想は、またそのうちに。

なお、この回は、キャスト表見たら、脇は2番手キャストの日みたいで・・・。
2幕のディベルティスマンの踊りも…一部は二番手キャストに・・。

・太鼓の踊り:夜キャストも見たかった。昼キャストは、太鼓の男は第一キャストじゃないっぽい雰囲気ただよってた。
けど、中央の女性は、夜のカラショーワに比べても、昼の女性は、この役の人の中では色っぽさはちょっとだけあったのは、良かった。ここのキャラクテールの指導は、マルハシャンツあたりが入ってるのか、女性のこの役は、手堅い。

・マヌーの人(壺の踊り):アンナ・レベツカヤ
見せ方は心得ていて、さほどバレリーナ然とはしてないタイプ。
以前に別のキャストで見た時は、もっとポアントで長くやった個所を、レべツカヤは、すぐかかとを下すので、私の脳裏に前見た別のダンサーの踊りがよぎって、物足りなさを覚えてた。(自分が我儘なのか???)

花はあるし、アピールもあるから、一部のお客さんには好感度あったかな。
髪飾りのお花の付け方が、上手でセンスいいのは、ボリショイのヘアメークさんのレベルの高さなのか。

脇の子役は、日本人より、ライブビューイングでアップで見た、ロシア人の女の子がとってもとっても良かった、ので・・・。日本人だと…比べた私が間違っていた・・・非国民で、すまん。

・主役、ニクーリナも、クレトワよりは認められてキャリアも築いてる立ち位置としても、まだまだ若い女性の馥郁たる色気のあるプロポーションなので、2幕の赤い衣装は、やっぱりああいう娘さんがこういう衣装を着た方がいいわよね、と思って見た。踊り演技も大事だけど、一方で衣装が似合うかどうかも、大事。

数年前に見た大御所プリマは、こういう露出の高い衣装は、痛々しかった。

ただ、ニクーリナのニキヤについては、別に悪くはないんだけど、演技・踊りは、もうワンパンチあったらもっといいって水準。

今の彼女って、こういう立ち位置なのか、ふうん、と思ってしまうような内容でした。ボリショイの社会は複雑だから、色々あったかな?なんてね、思ったり。彼女は、前回来日の「スパルタクス」の時の方が、演技も熱入ってた。

・ソロルのロブーヒン:頑張ってたけど、やはりこの人もまた、こういう結婚前の男を演じるには、実年齢が、落ち着いた大人の男になりすぎてる気がした。私的には、ソロルよりも、2幕ソロルの両サイドの2人のソロルの友人役の若手に目がいって。特に向かって左側の青年の方が、見かけだけならソロル役みたいだった。真ん中がロブーヒンでなく、もっと花のある正統派の王子役だったりしたら、このサイドの青年位じゃ、目立たなかったはず。ロブのジャンプ、回転、まあまあかな。プロ意識で頑張ってるのは、好感持てたけど。若手の方が、つい、目が行く。

そうはいっても、2006年のボリショイ来日公演「バヤデルカ」の第3キャスト、マチネ公演で見た時の、フィーリンのソロルよりは、今回のロブーヒンの方が、踊りは、なんぼか良かった。当時、30代前半だったフィーリンは、既に20代当時の水準を失っていて精彩に欠け、目立たず、ブラボーとか全くなかった。地味でびっくりしたし、それにしても拍手が少ないので、”フィーリンのファンは何やってるのかしら?”と思った位。


それにしても、ガムザもずいぶん、色んなガムザがあるもんだなあと、歴代のこの役のいろんな人たちを思い出して、思った。ボリショイのだけでなく、印象に残ったガムザすべてに。

・2幕の結婚式のGPPD、最後のガムザのフェッテは、ダブル5回。質はそこそこ。そもそもクリサノワほど安定したテクニシャンではないのだろうと思ってみてたので、音楽外さずに周りとタイアップして盛り上げて。あのくらいやってくれれば、自分的には充分。

・2幕ニキヤの花籠の踊り:う~ん、なんか、・・・・ニクーリナ、演技もう少し、上のことができる人なんではないのかなあ??
別に悪くはないけど。スミルノワが重用されて、普通に堅実で終始するようになったとか?ニク。もう少し一生懸命やってくれた方が、自分は好み。ここのことは、気が向いたら、また書くかも。平日マチネ公演なら、これでも十分なレベルなのかもしれないが・・・。

ザハロワの方がニクーリナより演技力があるとか思ってるわけではないけれど、ザハロワはスターで、皆が彼女に注目する立場で、一生懸命やるから、ずっと説得力はあるわね。大バレエ団の中で、トップになるとか、ならないとかは、その芸術家の芸術の内容をも、左右してしまうものなのかも(?)と思って、複雑な気持ちでした。

二人とも、そこそこセクシーな衣装姿。この衣装は、スタイル悪いと着れない、残酷な衣装だと思う。踊りは当然ザハロワの方がより脚も大きく動くしうまいけど、舞踊はニクーリナ位でも、充分。
何だかな~、ニクーリナ、芝居が・・・。ソロルを思ってる真実味とか、胸破れる想いとか、そういうの、もっと出してほしかったな。環境によっては、彼女はそれはできる才能はあった人なのでは?と思うから。(って、そんなによく知ってるバレリーナではないけど)それと、ザハロワ以外のボリショイの人では、以前見たグラチョーワのニキヤは、ザハロワほど脚上げがハデとか、ではないけど、今回のニクーリナよりはもう少し、しっとり踊っていて、丁寧だった。ニクーリナが決して雑なわけでは、ないんだけど。

今まで見た何人かのニキヤ、今回よりは、恋する巫女の悲しさとか、もう少しあったと思う。演技を続けることによって、マンネリとか新鮮味に欠ける演技になりがちなのは、年齢の高いプリマだけではないのかも。
ニクーリナは、ニキヤとして容姿は申し分ないので、見る方も欲が出ただけで、そんなに悪くはないです。

・ロブーヒンのソロルの解釈は、あくまでニキヤを誠実に愛してる、って感じかな?

・コールド:ボリショイは、2幕の後ろに配されてるコールドのバレリーナがスタイルが良くて、そっちばっかり目が行っていた。

今どき、この位の水準のコールドを見られるのは、例外的なことだと思う。
揃いすぎるほど揃ってたとか、足音無音とか、そういうのじゃないんだけど。

・3幕、影の王国:バレリーナ32人整列シーン、壮観。後、白鳥のコールドと共通して感じたのは、コールドの腕の使い方が、昔のボリショイとちと変わった気がするというか、丁寧になって綺麗だったような気がする。

それと、やはりマチネだからなのか、もっと盛り上がってもいいんじゃないのか?と思うような所を、あえてやらずに、サクサク舞台進行。

例えば指揮(クリニチェフ。腕は超良い指揮者だけど。)が、3幕の主役二人のヴァリアシオンの後、いったん舞台そでに引っ込んだダンサーが、観客の拍手でもう一回出てきて、舞台の進行をいったん中断してレべランス、という段取りにするかと思ったのに、そうせずに、すぐに次の演奏に繋げてた。

あれでは、余韻を消す。ヴァリの後の主役拍手で時間食ったりさせないように、と段どってて、その分、ますます盛り上がりが今一つになったり・・。ちょっと勿体なかった。同じ踊り・演技の技術でも、その辺の舞台の呼吸一つで、観客の印象は多少変わるので。

【ラスト】以前は、このグリゴローヴィチ版、最後に神の巫女を裏切った代償としてソロルは神罰を受けて、ガラガラどっしゃーん、と寺院崩壊してその下敷きになって死ぬ、という形だったのが・・・。
寺院崩壊がなくなって・・・。

あれれ?ロブーヒン、ソロルさんは、死んでないのね?みたいな終わり方。

グリゴローヴィチ版は、以前はもっとも男性に厳しい版だったのが、今回のは、他の版に似てきたかも、で。
これはこれで見て、昔のグラチョーワの市販ビデオで出てた、寺院崩壊、下敷きバージョンの、某ダンサーのお笑い演技(あえて名を秘す。)とか、他のダンサーの感動的な演舞とかの記憶は、「今回のとは別のグリゴローヴィチ版」の記憶として、大切にとっておこう。

ニクーリナさん、「舞台を見た後、あなたの心の中に大切な何かが残るよう、願っています・」だったっけ、インタビュー内容。

私の心に大切な何か、残してくれた、過去のダンサーの名演、そうね、あったわ、ね。そんなことを思い出した。

・クリニチェフ指揮:相変わらずいい味出してた。
太鼓の踊りの時、踊り見ないで演奏聞いた方が一層興奮する位。(でも、太鼓の踊りの男性ダンサーさんは一生懸命でかわいかった。高く投げた太鼓を、落とさないでよかったわ。音を取りまくるより、そった背中を見せるとか、足高く上げるとかを意識した踊り。今の時代は脚上げ高くて、大変ね。)



★ライブビューイングに行く⇒舞台に行く⇒ザハロワ、ラントラートフの「ラ・バヤデール」DVDを買いそうになる・・

って、中毒。DVDは、買ってしまうと同じキャストで延々と見る羽目になって、そのうちそのキャストに飽きてくる傾向が自分的にあるので、迷い中。

★ドン・キホーテの3公演も、みたいけど、他の誘いもあって、断念・・・。

散漫勝手適当感想、素人ですから、ご容赦。

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太鼓の踊り

2014-12-03 00:59:42 | Weblog
バレエ、「ラ・バヤデール」の2幕の結婚式の祝宴ダンスシーンの一つ、「太鼓の踊り」は、見ると癖になる、踊りだしたくなるような、ダンス。今週、東京文化会館で、この公演に行ったら、そこをもう一回見たくなって、もう1公演見たくなりそうな気がする。

こないだの「白鳥の湖」の公演の方も、一回見たら、もう一回見たくなったけど、もうこの演目の東京公演は、おしまいだった。
1回見ると、もう一回見たくなる、というのは、自分でも困ったもんだと思う。


それと、ちょっと気になってるのが、降板プリマの代役のクリサノワ。彼女を見るかどうか。すごいファンとかいうわけでもないのだけど、せっかく来日してるから、みたいな動機で。

でも、今週は寒そうだから、どうしようか。



そういえば、知り合いの20代の女の子が、ダンスのオーディションを受けたと言っていた。
受かリますように、と祈って待ってる最中らしい。受かるまで落ち着かなさそう。受かるといいけれど、こればっかりは、撰者の好みは分らないし、気休めしか言えない。

踊りの画像を見せてもらったけど、衣装がなかなかセクシー。

見るのは楽だけど、踊るとなると、選んでもらわないと出られないし、大変。

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再び花は咲く

2014-12-02 00:42:51 | Weblog
羽生結弦さんのNHK杯、エキシ。「花は咲く」

一番好きな演目というわけではないのだけど、
心に沁みる滑りでした。言葉もなく感動。

女の子の登場と、小道具のお花が新味。これも良かったです。
羽生さんは、相手がいると、相手に掛けた芝居ができるみたいですね。

さて、今日の本題。
ちょっとしたことなんだけど。羽生選手のコアなファンについて、TV番組で解説してて、
「ユヅリスト」とかいう、熱心なファンの方の一部は、宿泊先とかの「出待ち、入リ待ち」をやらないのだそうで。

(これは、バレエファンの立場としても、ちょっと良いな、と思いました。

そう、やっぱり、出待ちとか、いりまち、邪魔にならないかしら?ってのは、いつも思うから。)

お花は手渡しでなくとか、そんな自己規制もあったみたい。

新規のファンの方は、この限りではないのでしょうけど。それぞれが自分に合った追い方で、自然な秩序形成ができていくのは、好ましいことだと思いました。

追うファンの人も、思われる羽生さんも、ちょっと羨ましいような。
「現在形」の関係ですから。

私にも、愛してやまなかったステージアーティストがあったけれど、相手が引退してからは、それは過去形になったから。

相手が現役で、走り続けるうちに、ファンとして、できることをやって精いっぱい愛すること。

それができるうちが、花。

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忘れた頃にエピファネイア

2014-12-01 02:28:25 | Weblog
ジャパンカップの日の競馬場は、いつもより華やかな雰囲気で、それは楽しいのだけど。

予想をジャスタウェイ軸にしたら、2着だった。

エピファネイア1着。いたっけ?みたいな。

ジェンティルは来ない、ハープスターも来ない、と思った所まではよかった。


勝ったスミヨン騎手のインタビュー、なかなかかわいらしかった。

プレセンテーターの中国人女優のドレスの胸の空き具合が、ド派手に大きくってそこしか目がいかないような服。
今どきの中国って、あ~んな感じ?

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