25日、金曜日、平日、そして横浜、馬車道や関内傍の、関内ホールのバレエ公演、だったけど。
久々に、ロシアのボリショイダンサー他が出るガラコン、というので、チケットも初日にマチネソワレ、ABプロ、両方買い、多少無理もして行く予定にしていたけど。
やっぱりというか、ボリショイのコシュカリョーワ、ザハロフが降板になり、それと内容が時間が短いような気がして、見る前は、今回は、やりすぎたかな~?(夜だけで良かったかなとか)
と思ったのは、行ってみたらば杞憂だった。
いやいや、分らないもんです。
結果として、平日の昼公演だったAプロは、行って大正解!
(目玉の知名度のあるプリマのマリア・ホーレワが、Bプロの最後のグランドフィナーレには出ずに、次のミラノの公演に途中退出で旅立っていった、ので、(ただ、その報告をマイクもって舞台で話してくれた一幕もあって、Bプロもお得感。)
Aプロのグランドフィナーレのホーレワさんが、とても可愛らしくて目の保養だったりしたので(そのいきさつは、後日書けたら又。)。
それに、降板のコシュカリョーワ、ザハロフの代わりに来てくれた、ダンチェンコのソロミャンコ、ユルダシェフの二人が、Aプロではシェヘラザード踊ってくれて、これも良かったんで、とか、色々と、思う所はあって、Bだけにしないで良かった、と終わってみて思った。
内容も、それぞれのダンサーが色々と面白くて良かったんだけど、公演の形式として、女性アナウンサーとロシアの男性(どっかの大学の准教授だそうだけど、ユーモラスで日本語話せる人だった)が、踊りの前に舞台に出てきて、次にやる演目とダンサーの紹介その他をやってて、
それと、ホーレワさんが舞台にマイクもって出てきたり、
何より、Bプロの「石の花」(グリゴローヴィチ振付)の前に、ダンチェのポリーナ杉崎&ペリゾーニさんが、なぜこの演目を選んだのか、それは,先だって亡くなった巨匠振付家のユーリ・グリゴローヴィチへの追悼の想いで、この演目を躍らせて下さい、というような事前アナウンスがあって、なるほど~!そういう意味だったのね、と思ったり、
いつもは一方通行のバレエ公演の舞台が、もう少し双方向になってるのも興味深かった、とか。
(取り合えず、司会・進行役の女性アナウンサーの人、水準高くて感心した。)
内容も、客席の雰囲気も、大満足の公演でした。
ボリショイのミハルキンは、宣伝見た時からハンサムだなって思ってて、やっぱり見かけがよくって、ジャンプも回転も演技も良い感じで、アナスタシア・スミルのワと仲良く踊ってて、二人とも好印象で、まだソリストの二人なんだけど、なまじな人を呼ぶより良かったように思えた。美男美女のカップルを演じたAプロのはもう一回観たいとか、いや、前回のアナスタシアのカルメン、ミハルキンのホセで見たいとか、妄想は広がってゆくのでした。
一方、プリンシパルのドミトリー・スミレフスキーも、他バレエ団やバレエ学校のバレリーナと組んで大活躍。
マリア・ホーレワは、一人だけ宇宙から来た生命体のような、独特の雰囲気を持っていて、それに秋のバレエ美神ではやらない「白鳥」2幕をここではやってくれたし、ドンキは大受けだったし(多分、秋のバレエ美神、ボリショイのプリンシパルとドンキ競演になるから、この公演とは違う雰囲気になると予想)、正直楽しかったです。
日本人学生のコンテは、私的にはAプロの方が、心に感じるものはあったけど、個人差のある事だからね。
ボリショイの良さと、異趣のダンチェの良さ、というのを改めてしみじみ感じた。
全体的に、一つ一つを味わってみることができた公演でした。
会場で花束を売っていた。(購入したら、赤薔薇15本も入っていて包装も、他所で買うよりきれいに仕上がってて、高いのもあったけど安価なのもあって、お買い得だったかも。花束を買ってこなくてもダンサーにプレゼント出来たので、通過駅の花屋で買ってこなくて良かった。時間がなくて買わなかっただけだけど。)
グランドフィナーレはスマホ撮影OKだったけど、自分は取り損ねた。
他の観客の方々は、撮影したり、花束をプレゼントしたダンサーさんと一緒に写真撮ったり、楽しそうなフィナーレで、大いに盛り上がりましたです。
アナスタシア・スミルノワは、容姿もよくて踊りも演技もうまいけど、ファンの女の子と一緒に写真に写ってる様子みると、性格よさげで微笑ましかった。
秋口もボリショイ・マリインカのダンサーも日本のガラコンに来るけど、そこでは恐らく見ることができない、ここでしか見られない貴重な物を(少なくとも日本で見るしかない身としては)、見られる公演になってて、
ふたを開ける前は、やや不安もあった公演だったのが、終わってみると、今日は来て本当に良かった!と思えたバレエ公演でした。
会場全体を見渡す余裕がなかったけど、自分の席の周囲は埋まってて、思ったより客席埋まってたし、他公演と違って、変なお客さんが居なくて良かった。ちゃんとチケット買って、バレエが見たくて来てるお客さんで埋まってた。平日昼でこの位入ってたのは意外だったけど。
この公演を優先にして、行くのやめたり、保留にしたバレエ公演があったけど、こっちを選んで大正解、でした。
散漫失敬。
公演感想、後日書けるかな(?)書けたら幸い。
あ、スポンサーの飲料メーカー、サンガリアさんという会社が、来場者全員にペットボトルのお茶をプレゼントしてました。(「お~いお茶」じゃなくて、ラベルに「あなたのお茶」って書いてあった。)
この協賛者のおかげで、この公演が出来たんですね。
(ダンチェンコも、いいスポンサー探して、日本で公演やってほしいなあ)