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懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

Young Star Ballet Gala 2025 プログラム

2025-08-08 01:31:34 | バレエ

Young Star Ballet Gala 2025

2025年7月25日(金)Aプロ:14:00~15:30  Bプロ:19:00~20:30

横浜、関内ホール

<A プログラム>
第一部

1.『ゼンツァーノの花祭り』より グラン・パ・ド・ドゥ

アレクサンドル・ドミトリエフ&ナタリア・ノヴィコワ

2. 『眠れる森の美女』より優しさの精のヴァリエーション
内田千裕

3.『眠れる森の美女』第3幕よりフロリナ王女のヴァリエーション
藤熊華子

4.『コッペリア』第3幕よりスワニルダのヴァリエーション
石山舞

5.『せむしの仔馬』より水の女王のヴァリエーション
ナターシャ・フルマン

6.『海賊』より メドーラのヴァリエーション
矢野東千佳

7.『シェヘラザード』よりパ・ド・ドゥ
エレーナ・ソロミャンコ&イノケンティ・ユルダシェフ

~休憩15分~

第二部

8.『パキータ』よりエトワールのヴァリエーション
ナターシャ・フルマン

9.『Tornado(トルネード)』
井上花音

10.『モシュコフスキー・ワルツ』パ・ド・ドゥ
ポリーナ杉崎&マルチェロ・ペリゾーニ

11.『ガーシュウィン パ・ド・ドゥ』

アナスタシア・スミルノワ&マカール・ミハルキン


12.『ドン・キホーテ』第三幕よりグラン・パ・ド・ドゥ
マリア・ホーレワ &ドミトリー・スミレフスキー

<B プログラム>
第一部

1.『白鳥の湖』第二幕より パ・ド・ドゥ
マリア・ホーレワ &ドミトリー・スミレフスキー

2.『フローラの目覚め』よりヘーベのヴァリエーション
田中結菜

3.『人形の精』より人形の精のヴァリエーション
山本里穂

4.『パキータ』よりエトワールのヴァリエーション
山﨑菜々子

5.『ジゼル』第1幕よりジゼルのヴァリエーション
渡邊流莉花

6.『エスメラルダ』より「ディアナとアクティオン」アクティオンのヴァリエーション
アレクサンドル・ドミトリエフ

7.『春の水』 パ・ド・ドゥ
エレーナ・ソロミャンコ &イノケンティ・ユルダシェフ

~休憩15分~

第二部

8.『Within the Fragments of Fullness』
石山舞

9.『Time and place』
ナタリア・ノビコワ

10.『月光』 パ・ド・ドゥ
エレーナ・ソロミャンコ &イノケンティ・ユルダシェフ

11.『海賊』よりグラン・パ・ド・ドゥ
ナターシャ・フルマン &ドミトリー・スミレフスキー


12.『石の花』より パ・ド・ドゥ
ポリーナ・杉崎 マルチェロ・ペリゾーニ

13.『パリの炎』より パ・ド・ドゥ

アナスタシア・スミルノワ &マカール・ミハルキン

 


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ヤング・スター・バレエガラ、追記

2025-07-27 02:28:31 | バレエ

ヤング・スター・バレエガラ2025、

時間がなくて、気づき事項の断片をちょっと書く。

・マカール・ミハルキンの先生が、往年の名キャラクテールで私も大好きだった、ミハイル・シャルコフ師だった!

・アナスタシア・スミルノワ、モスクワのボリショイ劇場で全幕物踊ってる時の動画は、パリの炎のフェッテとか、達者でいい感じなんだけど、今の人は皆そうだけど、ジャンプの着地音がする、と思ってたのが、今回の日本の公演では、着地音、記憶ない(私が舞い上がってて、記憶にない、とか出なければ、全体的に、他公演に比べて着地音が記憶ないっていうか、無かったかも。)

・公演は、予想外の素晴らしい公演になっていた。呼んでるプロダンサーの水準が、他のガラ公演に比べても、相対的に見て高かったことが、結果に繋がったと思う。

ただ、・・・・

一つだけ気になったのが、グランフェッテの時の、お客さんの手拍子。

NBSの故佐々木プロデューサーが、「32回転の時に、手拍子をすると、ダンサーが踊りにくくなるので、やめて下さい」

(ダンサーの回転を手拍子に合わせないといけなくなるから、やりにくい、らしい。)とサジェストをしていたことがあって、それで、観客の手拍子は、バレリーナには踊りにくいかな?と思っているので、25日の昼夜公演は、お客さんが盛り上がって自然発生的に、善意の手拍子が出たのだけど、実の所、踊りにくいんじゃないかと思って、ひやひやした。

Aプロのトリ、ホーレワのドンキの時、少し出てたかと思う。

これが、Bプロの第二部、スミレフスキーが入ったこともあって、ワガノワの生徒さんのフルマンの「海賊」が後半かなり盛り上がったまでは良かったんだけど、(この組み合わせって凄いかも。学生と、世界的バレエ団のプリンシパルが組むって・・・)

フルマンのメドーラ姫のグランフェッテの所で、お客さんが手拍子して盛り上がってたけど。フルマンのフェッテは、超絶技巧、両手を上げて回るのを入れてて、難度が高い分、ちょっと内心心配したけど、破綻なく踊れて無事終了。

そして3つ目。Bプロの大トリ、「パリの炎」でのアナスタシア・スミルノワのグランフェッテ。盛大に手拍子入って、(やっぱり踊りにくかったのか?)途中でフェッテが一回終わって、そこから何気なく、またプレパラシオンから入って、もう一回グランフェッテ始めて、その続きをやる、という展開になっていて。

曲を損ねてはいなかったし、何気ない雰囲気で、ミスが出たようには見えなかったかもなので、スルーでもいいんじゃないかと思ったけど、

もしかしたらアナスタシアは、いつもの通り破綻なく踊れたわけでないと思って、気にしたかも(?)

彼女は観客が好意でやってる手拍子を悪く思ってなかったかもしれないけど、強いテクニックも持つ彼女の実力が発揮されたとは言えない形になったのは、やっぱ、手拍子あったためもあるかな?とちょっと疑った。

彼女もグランフェッテで、超絶技巧を入れるので、(片腕だけ動かして回るとか)技術水準が高い分、手拍子で、回転を合わせるか気にしたりすると、もっと難度低いのより、ミスは出やすくなるかな?と思った。

お客さんは好意で手拍子してるので、それに佐々木さんが注意喚起しても結局直らなかったから、言っても詮無い事かも、と思うが。

舞台映えする容姿、観客に訴求できるテクニック、そして演技力と、3拍子揃ったボリショイのソリストにふさわしいトリの舞踊になって、公演の締めになれば、もっと良かった。(余計なこと言ってたらごめんなさい)

・スミレフスキーのリフトは、プリマを観客に近づける効果が大きいように思った。

・ダンチェンコの2組と、ボリショイのペアの組、3組とも美男美女で、恋や男女関係の演技が見ていて楽しかったし、3組も美男美女って、珍しい、かも(?)

みな、踊りも演技もよくこなしていて上手かったし。

・ホーレワ、スミレフスキーの「白鳥」2幕について、終わった後、司会のアナウンサーの女性が語った感想が、自分のと同じだった。

見慣れた作品も、新しいダンサーたちが踊ることによって新鮮な発見がある、様な事を言ってた。正確に再現できないけど。

・ダンチェのポリーナ杉崎さんらの、「石の花」。銅山の女王は、ちょっと女を感じさせる役作りで、石工ダニーラに気がある、というか、権高さと年上の女の色香の両方で、彼を屈服させようとしてる?みたいな感じに見えて、

「石の花」って、ああいう作品だと分ってなかった。プリマがスタイルがよくて、レオタード衣装で女らしい線が出て、役にあってた。

美男美女の3組が3組とも、演技が旨くて、見ごたえがあった。

。日本人学生の「ジゼル」。踊りと演技の融合があって、その点に好感を持った。

以下次号?

★公演のフィナーレ撮影可の案内があって、その動画を投下していた殊勝な方があって、目の保養。ありがたいことです。他にも撮ってる方の動画が出ると、なお嬉しいですね。


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ヤング・スター・バレエガラ2025、行って良かった。

2025-07-26 02:03:46 | バレエ

25日、金曜日、平日、そして横浜、馬車道や関内傍の、関内ホールのバレエ公演、だったけど。

久々に、ロシアのボリショイダンサー他が出るガラコン、というので、チケットも初日にマチネソワレ、ABプロ、両方買い、多少無理もして行く予定にしていたけど。

やっぱりというか、ボリショイのコシュカリョーワ、ザハロフが降板になり、それと内容が時間が短いような気がして、見る前は、今回は、やりすぎたかな~?(夜だけで良かったかなとか)

と思ったのは、行ってみたらば杞憂だった。

いやいや、分らないもんです。

結果として、平日の昼公演だったAプロは、行って大正解!

(目玉の知名度のあるプリマのマリア・ホーレワが、Bプロの最後のグランドフィナーレには出ずに、次のミラノの公演に途中退出で旅立っていった、ので、(ただ、その報告をマイクもって舞台で話してくれた一幕もあって、Bプロもお得感。)

Aプロのグランドフィナーレのホーレワさんが、とても可愛らしくて目の保養だったりしたので(そのいきさつは、後日書けたら又。)。

それに、降板のコシュカリョーワ、ザハロフの代わりに来てくれた、ダンチェンコのソロミャンコ、ユルダシェフの二人が、Aプロではシェヘラザード踊ってくれて、これも良かったんで、とか、色々と、思う所はあって、Bだけにしないで良かった、と終わってみて思った。

内容も、それぞれのダンサーが色々と面白くて良かったんだけど、公演の形式として、女性アナウンサーとロシアの男性(どっかの大学の准教授だそうだけど、ユーモラスで日本語話せる人だった)が、踊りの前に舞台に出てきて、次にやる演目とダンサーの紹介その他をやってて、

それと、ホーレワさんが舞台にマイクもって出てきたり、

何より、Bプロの「石の花」(グリゴローヴィチ振付)の前に、ダンチェのポリーナ杉崎&ペリゾーニさんが、なぜこの演目を選んだのか、それは,先だって亡くなった巨匠振付家のユーリ・グリゴローヴィチへの追悼の想いで、この演目を躍らせて下さい、というような事前アナウンスがあって、なるほど~!そういう意味だったのね、と思ったり、

いつもは一方通行のバレエ公演の舞台が、もう少し双方向になってるのも興味深かった、とか。

(取り合えず、司会・進行役の女性アナウンサーの人、水準高くて感心した。)

内容も、客席の雰囲気も、大満足の公演でした。

ボリショイのミハルキンは、宣伝見た時からハンサムだなって思ってて、やっぱり見かけがよくって、ジャンプも回転も演技も良い感じで、アナスタシア・スミルのワと仲良く踊ってて、二人とも好印象で、まだソリストの二人なんだけど、なまじな人を呼ぶより良かったように思えた。美男美女のカップルを演じたAプロのはもう一回観たいとか、いや、前回のアナスタシアのカルメン、ミハルキンのホセで見たいとか、妄想は広がってゆくのでした。

一方、プリンシパルのドミトリー・スミレフスキーも、他バレエ団やバレエ学校のバレリーナと組んで大活躍。

マリア・ホーレワは、一人だけ宇宙から来た生命体のような、独特の雰囲気を持っていて、それに秋のバレエ美神ではやらない「白鳥」2幕をここではやってくれたし、ドンキは大受けだったし(多分、秋のバレエ美神、ボリショイのプリンシパルとドンキ競演になるから、この公演とは違う雰囲気になると予想)、正直楽しかったです。

日本人学生のコンテは、私的にはAプロの方が、心に感じるものはあったけど、個人差のある事だからね。

ボリショイの良さと、異趣のダンチェの良さ、というのを改めてしみじみ感じた。

全体的に、一つ一つを味わってみることができた公演でした。

会場で花束を売っていた。(購入したら、赤薔薇15本も入っていて包装も、他所で買うよりきれいに仕上がってて、高いのもあったけど安価なのもあって、お買い得だったかも。花束を買ってこなくてもダンサーにプレゼント出来たので、通過駅の花屋で買ってこなくて良かった。時間がなくて買わなかっただけだけど。)

グランドフィナーレはスマホ撮影OKだったけど、自分は取り損ねた。

他の観客の方々は、撮影したり、花束をプレゼントしたダンサーさんと一緒に写真撮ったり、楽しそうなフィナーレで、大いに盛り上がりましたです。

アナスタシア・スミルノワは、容姿もよくて踊りも演技もうまいけど、ファンの女の子と一緒に写真に写ってる様子みると、性格よさげで微笑ましかった。

秋口もボリショイ・マリインカのダンサーも日本のガラコンに来るけど、そこでは恐らく見ることができない、ここでしか見られない貴重な物を(少なくとも日本で見るしかない身としては)、見られる公演になってて、

ふたを開ける前は、やや不安もあった公演だったのが、終わってみると、今日は来て本当に良かった!と思えたバレエ公演でした。

会場全体を見渡す余裕がなかったけど、自分の席の周囲は埋まってて、思ったより客席埋まってたし、他公演と違って、変なお客さんが居なくて良かった。ちゃんとチケット買って、バレエが見たくて来てるお客さんで埋まってた。平日昼でこの位入ってたのは意外だったけど。

この公演を優先にして、行くのやめたり、保留にしたバレエ公演があったけど、こっちを選んで大正解、でした。

散漫失敬。

公演感想、後日書けるかな(?)書けたら幸い。

あ、スポンサーの飲料メーカー、サンガリアさんという会社が、来場者全員にペットボトルのお茶をプレゼントしてました。(「お~いお茶」じゃなくて、ラベルに「あなたのお茶」って書いてあった。)

この協賛者のおかげで、この公演が出来たんですね。

(ダンチェンコも、いいスポンサー探して、日本で公演やってほしいなあ)

 

 

 


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7/25公演 『ヤング・スター・バレエガラ2025』

2025-07-25 02:22:01 | バレエ

マリインスキーのマリア・ホーレワ、ボリショイのプリンシパル、ドミトリー・スミレフスキーらを迎えて、7月25日、横浜の関内ホールで「ヤング・スター・バレエガラ」が開催される。

14時~Aプロ、19時~Bプロ

https://youngstarballetgala.com/


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巨匠逝く

2025-05-20 05:33:41 | バレエ

バレエ界の最後の巨匠振付家、の一人、かな、

月曜日に、ボリショイ・バレエ団等で活躍したユーリー・グリゴローヴィチ氏が、お亡くなりあそばしたそうです・・・・!

98歳。

一瞬、言葉を失いそうになった。

(客観的には、大往生で、舞踊芸術界でこの上ない成果を上げて、充分生きたと思うのだけど、主観的には、何か大きなものを失ったような、寂しいような気も・・・。

キャリアの途中までは、西側のベジャールなどとともに、バレエの革新で世界を席巻した振付家として勇名をはせたけど、人生が長かった分、キャリア後半は、国や時代の変化に応じて、娯楽色もある高め安定のグランドバレエを提供していた面もあるかと。

(創造者として、やりたいことをやった最後の作品は、2001年に改訂したグリゴローヴィチ版『白鳥の湖』悲劇版だと思う。

古典バレエの形式を持った、前衛芸術のような内容!幕切れの裏切り方なんか、ブレヒトの演劇にも通じるものがあって。

理想は失われる、そして青年は、理想の失われたこの現実世界の中で、生きていく!

この、青年の、苦い成熟!

日本人の批評家で、まともな解説をかけた人はいませんでしたが。)

代名詞化した男性バレエ以外の成功作に、

チャイコフスキー三大バレエの一つ「くるみ割り人形」がありますが。

私ら的には、1993年来日公演の『ロミオとジュリエット』にも高い評価があって、

バレエ友が、「音楽に造詣の深い知り合いが、『この振付を創った人は、スコアを大変よく勉強している』と言っていた」と教えてくれて、その言葉がこの作品の何たるかを端的に語りつくしてる気がしました。

(芸術監督が代わってこれがレパートリーから外される、というバレエ団の状況による不運もあり、世間的には『くるみ』ほどの確定評価を得てないかもですが。そして、2000年代で一時復活上演した時のは、キャストのこともあって、’93年に見た物ほどのインパクトは感じなかったです。)

振付家としてだけでなく、バレエの指導者として特別な存在だったことが、関わったダンサーや総裁ら関係者の言葉から窺い知れる人物でもあり。

私的には、たぶん人間的には好きではないんだけど、一方、舞台芸術愛好家としては、絶大な信頼を置ける、例外的な演出家の一人であって、この方の個人の話には興味がなくて、芸術性の面では、舞台芸術のエッセンスを大変よく理解していて共感できる、天才だった、という矛盾した感想を持ってたりします。

個人的には男性バレエのファンではないので、氏の振付の一部は、男性に踊らせてるけど、このパートは女性が踊る方が私は好み、と思う箇所もあったりしますが。

バレエ団を強くする、という揺ぎ無い信念のもと、超難しい振付をダンサーたちに踊らせ続けて、…大変そうでしたが、結果的に、30年経ってバレエ団は強くはなりましたね。

民族舞踊部分をトゥシューズで踊らせる、とか、ダンス・クラシックの技法の信奉者で、「良くも悪くもグリゴロ節」と思ってみてましたが、ダンサーたちがグリゴロヴィチを支持して、その振付をよく咀嚼して踊るので、最初は違和感で見た物も、途中から面白がって観れるようになりました。

三浦雅士が看破したのが、マイヤ・プリセツカヤらのスター主義に対し、グリゴローヴィチは、集団創造の人(私的には演出家主義)、という行き方の違いで、

これも、グリゴローヴィチ振付と演出を論評するなら抑えるべきポイントと思います。

取り急ぎ感想、

さて、追悼の足しになったかな?

(グリゴローヴィチ逝去で、ますますグリゴロ色がボリショイから抜けていくなら、それは心配で、無理すじかもしれんが、それは残してほしい。変にマリインカに似ちゃったりとか、他所のバレエ団の亜流みたいになってほしくない。

バランシンが亡くなる前に、次の人に引き継ぎをする中で、自分がいなくなったら、全ては変わってしまうだろうと予見していて、それはまあ、結果見ても当たってたので、それにグリゴローヴィチの場合、今の芸術監督がグリゴロ色を排したいのかな???という感じもするので、そこは懸念ありますが。

ボリショイはロシアだけのものじゃない、世界のボリショイなので、世界のファンの意向をスルーしないでほしいけど、来日公演もなくなっちゃったし、私らの声は届かないにしても・・・。

人の死は厳粛で避けられないものでも、巨匠振付演出家の死に、何か、一抹の不安を感じるのは、彼の死が、舞踊芸術界にマイナスを与えるようにならないように、というような、案じ方のせいなのだと思って、‥謹んでご冥福を、とか言う気になれない。)

巨匠逝く、私たちは、何かを失うんだろうか?

とりもなおさず、グリゴローヴィチ率いるボリショイバレエから、私たちは多くのものを得ていた。

「理想は失われる、そして私たちは、この理想の失われた世界で生きていく!」

あの、「白鳥の湖」のテーマは、ここにも当てはまる。

巨匠は大往生を遂げても、その作品は世界のバレエ界の遺産として、今後も良い形で保存されて残ってほしい。

と、理想に未練たらたらな私は、あのジークフリート王子の様には、悟れない。

 


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マラーホフ版「白鳥の湖」全幕、オンデマンド配信

2025-05-16 03:55:08 | バレエ

期間限定で、2月公演を、eプラスでログインして見る、有料サービス。

5/16(金)23時台まで。

一応見たけど、この配信サービスは、自分向きではなかった。通しで見られる時間が作れなくて。

 

舞台の感想は、”美は一日にして成らず。”

道化の人、股関節の柔らかさなど印象に残ったが、よく見たら東京バレエ団の二山さんだった。(元パリオペラ座バレエ団契約団員、と書いてあった。)

その内、もう少し詳しい話、書けるかな?

(gooブログ、11月サービス終了で、新規投稿は10/1までだけど。他所へ引っ越しするか、思案中。)


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東京バレエ団「眠れる森の美女」~公演に行くと、もう一回観たくなる

2025-04-30 19:42:15 | バレエ

上野の森バレエホリディという企画期間中の、東京文化会館公演、

東京バレエ団『眠れる森の美女』再演(プティパ版、齋藤新演出)、東京千秋楽4/29(祝)、行ってきました。

公演前は、仕事疲れで、行くのよそうかと思ったけど、観れば、行ってよかった、それに、自分のコンディションが良くなくてみこぼしもあって、これだけのものをやってくれるなら、もう一回観たい、と思って、一瞬、琵琶湖ホール公演(ここのホールをバレエ友が凄く褒めていて、一度行ってみたいホール。ボリショイ来日公演の時行くつもりが、コロナで公演中止になって、結局行ってない)に、行きたくなってしまった。

(時間が経って冷静になり、日程、仕事状況でそれはやめとこう、と自制)

私事はともかく、舞台は、満足度の高い公演でした。

オーロラ姫:沖香菜子

デジレ王子:秋元康臣(ゲスト)

指揮:ベンジャミン・ホープ

観る前は、プリマの沖さんは、上手に踊る人、技術的に手堅く遜色ない、と言う印象だったけど、それが、観ると、観る前より沖さんをもっと好きになる、と言う公演でした。

(今、ロシアのバレエ団が来なくなって、自分らの見方が甘くなってる所はあるかもしれませんが(?))

もう、第三幕のGPPDの辺りでは、ここまできれいにクラシックバレエを踊ってくれて、感謝感激、と言う気持ち。

日本屈指の、優れたバレリーナの一人なのではないかと。

プリマだけでなく、コールド、全体的に印象がよく、総合力として古典をきちんと上演できるバレエ団があるというのは、いいものですね。指導側がしっかりしているということかも。

王子の秋元さんは、人気があるので、彼が出ると観客が湧くので、客席で見ていて楽しかったです。見る前は、結局もしかして、眠り、って1幕が最大の見せ場?なんて思ってたけど、演奏と秋元さんらの踊りによって、王子の心を感じたので、2幕の印象が深くなりました。

って、感想言い出すと切りない。

「大入り、満員御礼」が出ていたけど、いいお客さんが集まっていて、舞台上も客席も両方が良かった感じ。

後日、感想書けるかな?

あと、前後に見た公演のリハーサル動画も、観劇の一助になりました。

文化会館の横側で、ダンサーのトークイベントをやっていて、昼過ぎ位?の時間は谷バレエ団の時間だったみたいで、この公演の終演後にちらっと見たら、東京バレエ団の秋山瑛(あきら)さんと、宮川新大さんが出ていて、宮川さんは、自然体トークでもしっかりした人柄と言うか、役を任せられる人柄の人なんだな、と言う感じがしたのと、秋山さんが、髪を下ろして黒髪のロングヘア姿が、とてもきれいで可憐で、見かけだけならアイドルの人みたいで、愛らしさにびっくり。(プリマは芯は気丈なので、そういう要素だけではないのでしょうけど)

ロシアのバレエ団が来なくなって、我ながらこの2年ほど、妥協してバレエ公演言ってる気がして、これを最後に暫く公演行くのやめようかと思ってたのが、この公演に行って、やっぱり次も見に行きたい気になってしまいました。

(そうはいっても日程調整が難しくて、今年はそんなにいかないかな、と思うけど)

自分主観では、もしかして、東京バレエ団と牧バレエ団は、古典で、自分的2強かも(?)極く私的独断偏見による見解ですが。(見解の相違は好みの問題とか、主観の違い、ということで。)

古典をきちんと上演することについて、指導側がしっかりしてて、年季もそれなりにある、と言う印象を受けました。

東京バレエ団については、沖さんも、前回観た別のプリマも良かったし、また別のプリマも機会があったら見てみたいなと思いました。

素敵な公演をやってくれたバレエ団に感謝。

---

【オンデマンド配信】

一方、マラーホフ版「白鳥」、オンデマンド配信があるそうなので、主催の衣装の会社のヨシノさん(バレエ衣装界の桂由美、と言いたいくらい、良い衣装を作ってるのを以前に見たような・・・)に免じて、これも見ようかな、と思ってます(ネットで見る位なら、公演行った方が良かったけど。)

こちらは良くも悪くも寄せ集めメンバー、かつ日本人の白鳥だし(←by非国民)、と思って、公演はいかなかったんだけど、神奈川県民ホールは行きたいホールだった・・・。

ロシアのバレエ団が来日しない、と言う状況の中で、今後、自分がバレエ公演どうするか、ちょっと考える機会になったGWでした。

一つ、公演に行くと、また見に行きたくなってしまう…ビョーキですねぇ~(笑)


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8月公演、バレエ・スプリーム

2025-03-21 03:10:34 | バレエ
8月公演。チケットは、今WEBで買える期間だけど。ちょっとだけ迷った。以下、自分用メモみたいなもんだけど、ざっと概要を。(詳細はNBSホームページまで。)

バレエ・スプリーム BALLET SUPREME 2025

2025/08/01(金) 〜 2025/08/11(月・祝)

   
英国ロイヤル・バレエ団とパリ・オペラ座バレエ団のダンサーたちによる公演
 
Aプロ(ロイヤルチーム出演)
 8/1(金)18:30
 8/2(土)14:00
 8/3(日)14:00
 
Bプロ(合同公演)
 8/5(火)18:30
 8/6(水)18:30
 8/7(木)18:30
 
Cプロ(オペラ座チーム出演)
 8/9(土)14:00
 8/10(日)14:00
 8/11(月祝)14:00
 
会場:東京文化会館
 
出演者

【英国ロイヤル・バレエ団】
サラ・ラム(プリンシパル)
マシュー・ボール(プリンシパル)
ウィリアム・ブレイスウェル(プリンシパル)
セザール・コラレス(プリンシパル)
フランチェスカ・ヘイワード(プリンシパル)
金子扶生(プリンシパル)
マヤラ・マグリ(プリンシパル)
ワディム・ムンタギロフ(プリンシパル)
五十嵐大地(ソリスト)※Aプロのみ

ヴィオラ・パントゥーソ(ファースト・アーティスト)※Aプロのみ

【パリ・オペラ座バレエ団】
マチアス・エイマン(エトワール)
ブルーエン・バティストーニ(エトワール)
ギヨーム・ディオップ(エトワール)
ポール・マルク(エトワール)
オニール八菜(エトワール)
パク・セウン(エトワール)
ロクサーヌ・ストヤノフ(エトワール)※Cプロのみ
カン・ホヒョン(プルミエール・ダンスーズ)※Cプロのみ
アントワーヌ・キルシェール(プルミエ・ダンスール)※Cプロのみ
アントニオ・コンフォルティ(スジェ)※Cプロのみ

   

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「くるみ割り人形」公演とか

2025-02-13 01:42:53 | バレエ
東京バレエ団の、2月ベジャール作品「くるみ割り人形」全幕、東京文化会館公演、
結局、会社を早退できなくて、行けなかったけど、
その練習風景や、出演主要キャストのダンサーさんたちのインタビュー動画があがってて、とても良い内容だった。

主要キャストのダンサーさんたちの、それぞれの想い。
今回は、充実の内容だった。(必ずしも、ダンサーインタビューの質が、毎度このレベルで聞ける、というわけではないのだけど)

ベジャールの夭逝した母の役の女性が、ベジャール作品は、古典バレエのような「手先」を意識するだけでなく、「手のひら」から発するエネルギーがとても大事みたいなことを言ってたりとか。いいベジャールダンサーは、そういうオーラが凄いようなことを言っていた。

彼らは踊りてであると同時に、ベジャール作品の最良の観客でもあるのだな、と思ったり。
客演ゲストのシムキンが体の不具合で無念の降板になったけど、インタビュー見たら、代役の宮川新大さんの方が、もしかしていいかも?ってちょっと思ったり(やはり、キャリア、という事はあるので、ベジャール初役よりも、前にも踊ってる人の方が、ベジャール作品の習熟ってあるかも?って、ちょっと思った。)ついでに、シムキンは降板コメントがとっても知的で、そういう人なんだなって思った。

もしかしたら、こっちに行った方が良かったかもしれないけど、東京バレエ団は、春の「眠り」全幕公演、東京最終日(沖香菜子・秋元 康臣キャストの日)に行く予定。こちらは、ベジャール作品と違って、古典だけど。

(自分のスケジュールでこの日になった。
ちなみに、今の東バ事情をしらないので、その前日の、マリインスキーからの客演ゲスト、永久メイ・宮川新大の日が、えらくチケットの売れ行きが良くて、びびった。自分がアクセスしたときはもう完売で。さすがにそこまで売れ行きが良いと,どんな公演になるのか、少し気になるけれど。)

後悔、役立たず。今回のベジャール「くるみ」上演は、ジル・ロマンも出ていたから、公演も締まったんじゃないかと思う。見られなくて残念。
----
クルミと言えば、年末年始から2月までのくるみ公演、あっちこっちであったけど、古典のくるみの方は、生舞台でなく、WEBでみた、モスクワ。ボリショイ劇場の「くるみ割り人形」が一番良かった。

日本人ダンサーの千野丸句さんが王子の日の公演もあって(プリマはクレトヴァ)、音楽が良く伝わって、とても感動した。
あとは、アンナ・ニクーリナとクリム・エフィーモフの日のが印象が良かった、エフィーモフの王子が特に。
プリマは、この作品は、ボリショイの近年の人だと、カプツォーワがいいかな。

オーソドックスな感動は、ここら辺のキャストだけど、
1月に入ってからの、ベリヤコフとコシュカリョーワだったかな、女の子と王子というよりは、女王と王みたいに堂々としてたけど、手堅いテクニックで、これはこれで個性的で、この版の王道を行くキャラとはベリヤコフは違うと思うけど(スパルタクスか何かみたいな体躯)、12月のキャストを見た後で見る分には良かった。別日のココレワは、とても精神的にしっかりしてそうで、だから上の人が重用するんだろうと思うけど、自分の思う古典のヒロイン役とは少し違うかな。

ボリショイの版は、女の子の心の成長を温かく見守る版で、昔はそんなにいいと思ってなかったけど、今は、これが一番、くるみ割り人形としてはしっくりくるようになってしまった。やはり、哲学的に優れてる物は強いのかも。
今日も与太話。

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春の「眠り」公演で・・・

2025-01-14 02:26:44 | バレエ
ちょっとしたこと、なんだけど。

東京バレエ団の公演と言うと、2月のベジャール版「くるみ割り人形」(ダニール・シムキン、ジル・ロマン出演)も気になってるんだけど。
(ちょっと仕事の関係で、いけないかもしれんが、見たら見たで、貴重な上演機会ではあると思う。)

そちらじゃなくて、4月の東京バレエ団『眠れる森の美女』全幕(新演出・振付:斎藤友佳理の版の再演)の方。
マリインスキーの永久メイさんがゲストの日が2日あって、これが。
今見たら、Webでは、全席完売の表示になっていた。

彼女の場合、大バレエ団で教師に恵まれたマリインスキーで、オーロラ姫は主役を踊ってるんで、彼女の個性だけでなく、厳しいマリインスキーバレエ団の自慢の作品の一つ、「眠れる森の美女」を正統的な方の指導者から指導を受けている、と言う価値もあるのは分るけれど。
それと版も衣装装置なんかも、たぶん新しくして、見ごたえのあるものにしているのかもなので、確かにそれなりの値打ちはある全幕公演かも、とは思うけど。

(自分が行けそうな日程だと、沖香菜子さんの日は王子がゲストの秋元康臣さんだけど、こちらはまだあるんで、ちょっとほっとしたりして。)
沖さんと永久さんで、チケット売れ行きの差ほど、バレリーナの為のバレエと言われる「眠り」全幕を踊る技量に差があるとは思えないんだけど。
(って、沖さんだって、だいぶ大人年齢になってて家庭もあるだろうし、いつまで以前の実力をキープ出来てるかは知らないけど。)

永久さんの日が、東京文化会館で2日あるのに、1月の今時点でも完売になってるのは、はあ~、こんなもんなのか、と思った。
最近、バレエ情報細かく見てないんで、ちょっと目を離すとこんな感じ?

東京バレエ団、5月はジゼル全幕。これも気になってる。もうキャストで選ぶ余裕はなくて、いつでも、自分の開いた日に行く状況だけど。
一つのバレエ公演で、何日も通い詰めた過去には、随分贅沢が出来ていたものだと思う。今と違って、自分の日程都合でなく、公演の内容で行く日を選べていた。

去年、バレエ公演に行ったり、チケット買ったりして、降板もあって、…昔は当たり前だったことでも、バレエ公演、半年や数か月先の公演チケットをあらかじめ買うのって、リスク高いと再認識したし、正直、前売りの売り出し直後でなく、後からでもチケット買えるのって有り難い。
当日で買えればなおよし。

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