懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

マリニン!

2022-12-11 00:43:02 | Weblog
はぁ~、フィギュアGPSの男子シングル。期待のイリヤ・マリニン、5クワド成功!やった~、さすが、という夜で終わった。

SPでミス、そして、直前も、いつもほどズバズバ高難度ジャンプ決めてないし、
怪我あるかなとは思ってた。

心配したけど、今季台風の目のマリニン、FSでは、4Aからの5クワド加点付で成功!

たぶん、そうかと思ってた。
試合後にスポーツ紙のWEB記事で、怪我していて4回転ジャンプのうち4Lzを抜いたって出ていた。
それでも、4A,4F,4Tコンボ、4Sを前半に決め、後半に4Tと3回転のコンボ2つだっけ。3Aも入って、これだけやってて、出来栄えも充分。

そろそろ怪我とかの話が出てくるかなとは案じてた。4回転は4種5本を降りて立派。アメリカ人らしい曲想の楽しいステップ。  左足に怪我を抱えた中での演技としては、これだけできるのが驚異。
でも、マリニンだから。

今回、無事にやりたいように滑れるか、気になったけど、全て杞憂で、とてもほっとした。
これだけやって、これだけの点しか取れないのか~。と思ったけど。

でも、演技自体は良かったんで。
無事にマリニンのやるべき演技をやり通せて良かった良かった。

冒頭の4Aはきっちり決めて、…去年羽生がやってたのも見てるし、ぱっと跳べてしまうのが、不思議ちゃんで有難や。

今日は、他の選手も、自分のやるべき事はきっちり決めてるのが多かったような。

マリニンの表現がとてもアメリカ的に思えるので、グラスルの、ちょっと凝ったアンニュイな表現が、自分的にはヨーロッパ的に思えて、この二人が交互に出てコントラスト妙味。

佐藤駿、4Lz決まって嬉しい。4位だったけど、山本草太2位を思うと、これからまた上の順位狙えるといいなと思った。山本草太、今日も決まった!
宇野昌磨、さすがの200点越えで堂々の1位。男子、ほぼ皆いい演技になってたような。三浦佳生、試合重ねればもっと良くなりそう。やっぱ曲良い。
今季ではファイナルが一番良かったみたいで。

それと、表現的には、ファイナルで一番、お、と思ったのは、順位の低いグラスルだった。
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余談
ただ、表現というと、今年、男子シングルで見た全部では、意外と、ロシアの国内大会のセメネンコのSPが、何か込められた意味とか、その世界に引き寄せられて、今年の男子シングルで一番訴求力感じたかも。

一回見ただけだから、単なる気の迷いでなければ。(と言っても、見てない選手のもあるけど。コリャダとか。そのうち見ようと。)
ロシア男子は今年は技術・体力で押すコンドラチュクが頭角を現すのかと思ってたけど、2回目の出場の時はミスが出た。ちょっと意外。

4回転の中でも高難度のは持ってない4T4S止まりのセメネンコの方が、点数的には、男子全体の最高点を出していて、そういう所は、GPSファイナルとちょっと共通する要素もあったかも。

今の採点基準だと、安定して4T4Sやって、要所要所を抑えて出来栄え加点有れば、もっと上のジャンプ技術の人より上に行ける時もある、という結果。

でも、去年のネイサン快進撃、羽生4Aマジックとか思うと、マリニン位やってくれる人が出ないと物足りなく感じてしまうかも。

マリニン、これから細かいとこは磨かれて行っても、今ほどの驚異的過ぎる技術をいつまでやれるのか?と思うと、1回1回、目が離せない!

眼福マリニンに多謝!

ちょっと、今日の結果を見て、(4Aとかの評価がそんなに高くない採点基準なわけだし)
改めて羽生は、ネクストステージに行ってよかった気がした。

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