懐かしのバレエ

バレエ、パフォーミングアーツ等の感想、及び、日々雑感。バレエは、少し以前の回顧も。他、政治、社会、競馬、少女マンガ。

トゥルソワ&シェルバコワ2

2022-02-15 17:45:03 | Weblog
五輪フィギュア女子シングルSP前。

さて。ドーピングの選手が金メダルかもね、という話は、横に置いといて。

競馬に予想、というものがあって、案外、予想してる時間も楽しかったのかも。という事もあって。若干、以下勝手予想?

【団体戦女子シングル雑感】
あれ見て思ったんだけど、単純に、1位のワリと2位の樋口、坂本、両選手との力量差がありすぎて。
観る側の勝手を言えば、ああいうのは、見ていて、あんま、面白くない。予定演技構成の段階で、話にならないし。

で、考えてみるとこの1年余りで、試合でワリエワとの試合で勝ってるのは、トゥルソワとシェルバコワの2人だけ

特に、真剣に予定演技構成考えると、勝てそうな構成持ってるのは、トゥルソワだけ。
なので、トゥルソワさん状況と関係なく、特にトゥルソワのファンでもない人たちに、トゥルソワ待望論的なものがあるのは、ちょっと感じたけど。

(それは、トゥルソワが好きな自分としては、今回は、どうかなあ、という気が。おみ足の怪我回復後ということもあるし。モチベーション的にもワリのドーピング祭りでど~なんか、という気もして、無事に滑ってきてくれればいいという気も。とりあえず、それは後述として。)

結局、ロシア以外の選手が、ワリエワに勝てるかというと、例外的な事がないと現実的ではないけど。

ちょこっと勝手予想。

トゥルソワ選手:SP。3Aコケは、もはやお約束。後が決まればよし。(「フリーダ」の演技は今季始め、練りが入ったみたいな動きで目は白目むくし、FSの「クルエラ」の動きからかなり意識的に変えていて、FSよりSPで演技力をみせる戦略かと思ったけど、エテリの戦略ミスでアメリカ大会前に負った怪我以来、ちょっと体を庇ってるかな、という動きと表現にとどまってた。今回も、無理しなくてもいいけど。

ワリエワ選手:SP。そんなに難しい内容ではないので、ノーミス

シェルバコワ選手:凄く分かりにくい、予想しにくい人。SPは、前回欧州選手権は、出来そうで出来ない、後半の得点源、高難度の3回転コンボ、ルッツループが決まらず60点台になったけど、今回はクリアできるかどうか。彼女の場合、SPミスっても、前回はFSで盛り返してきた。決めれば2Aでも80点台出してるので、どうかな。

後は・・・、
去年のワールドで4位だった、アメリカのカレン・チェン選手、本来期待したい所なんだけど、いまいち直近の団体戦で絶好調とはいえず、それで団体戦でたから、去年のワールドの演技まではどうかな。できたら嬉しいけど。

ユ・ヨン選手:3A決まるかどうか!の博打的な試合運び感が一番強い。決まれば上位。四大陸の出来はそんなでも無かったけど、少し間あいたし、若いし、なんとかなるかな。

ルナ・ヘンドリクス選手:今季、SPで上位に来て、FSで下がるパターンの印象。
アリサ・リウ選手:昔は、ジュニアの頃、ワリエワより上みたいな扱いで、ワリエワのライバルのように書かれていた時期を見た事がある。
今は、ゴーイングマイウエイでいいかな。自分的には演技見るのが好き。順位は中位位だったりするかも。選曲と表現はいいと思う。

坂本選手:3Aないし、演技構成が易しいので、ノーミスもあるかなと。上位総崩れなら可能性あるかもしれないけど、ただ、そういう試合は、見ていてあんまり面白くない。(勝手だな~~~)

樋口選手:全日本位のが再演あれば。FSで3A跳んで回転不足あっても、笑顔で滑ってくれると見てる人が幸せな気持ちになるんじゃないかと。難しい話だけど、ありがちな話だけど、3Aなしの坂本選手がほぼミスなければ、3Aやっても坂本選手が上にくる結果になったりあるかも?って思うけど。順位以外でも、SPの優しい白の世界、FSの劇を見たような気分になる世界、きっとやり切ってくれると思って期待してる。

河辺選手:3A、2本祈願!
以下略。

って色々考えると、やっぱり疑惑のワリエワに対抗できるのはトゥルソワ、シェルバコワしかいないのか。
彼女たちの直前の曲かけ練習の演技構成見ると・・・・。う~ん・・・。

もう少し外国勢に伍せる人がいたらもっと良かったかな。

ワリエワは、祖父のグラスのを呑んで陽性になったと言ってるそうで、嘘ならもっとうまい嘘をつけばと思った。本人は知ってたと思う。
こんな内容で失敬。

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トゥルソワ&シェルバコワ

2022-02-15 15:06:45 | Weblog
【小バレエネタ】
昨日の報ステに、「ロシアとウクライナ情勢」日本人退避の件で、なんとキエフバレエで活躍され、キエフバレエ学校で指導歴もお持ちの寺田宜弘氏が、登場!いや~、お久しぶりに拝見しました~~~。自分らからすれば、随分昔に、キエフで活躍する日本人ダンサーとして、日本に情報発信してくれたお方。本も読んだし。

懐かしい気もしたが、それ所じゃなく、もう日本人はウクライナ退避せざるを得ないので一時撤退のご様子で、劇場を離れたくないけれど、と仰せ。
無念でしょうが、命が大事なので、ご家族共々ご無事を祈ります。これからもキエフバレエの話を、たまには我々にも何か興味深い話を届けて頂ければ望外。

ロシアとウクライナのバレエ、好きなので、状況に戦々恐々としている。

【五輪フィギュア女子シングル】
噴飯もの、五輪の穢れ、ワリエワ選手のドーピング陽性出たのに出場できる話は(バカヤロー!出場停止に決まってんだろ!!とCASとかロシア大統領府その他を怒りたい。)、ちょっと横へ置いといて。

(ど~せ最終的にセーフになるだろうけど、色々出てる情報総合すると、ほんとはワリエワは知ってて飲んでたようにしか見えない。
(本人は知らなかった、で、白って決着させるに決まってる!五輪関係者、業界関係者の見識を嗤う。)汚れた五輪フィギュアの、「ドーピング金メダル!」になるとしても。  とりあえず、ワリエワ以外の試合は楽しもうと。(五輪はもう、やめた方がいいと自分は思った。不公平過ぎるし、不正も横行。こんな五輪はもう御免。)

【トゥルソワとシェルバコワ】
ちょっと、気の毒過ぎる状況なのが、この二人。CAS裁定の出る前は、エテリがなんか、チーム内は浮足立ってるんだか、表現忘れたけど、普通じゃない状態みたいに言ってたし。競技に打ち込む多感な少女たちが、異常な状態に置かれている。

何より、話がおかしな方向に転び、ワリエワの話って、出るたびにどっちかっていうと彼女が批判されるんじゃなく、褒められてるし。
日本の報道番組で、今回の練習の映像が出るたび、もう凄い数のカメラが、ワリエワだけを追っているのが分る。

時折そばを通り過ぎるトゥルソワが映り、シェルバコワらしき人も一瞬見えたけど。
何もかもワリエワ中心に回っていて、後の二人は無視されてるみたいな現場の雰囲気が伝わってきた。

そして、エテリが裁定前に「ワリエワは潔白を証明する必要はない。正義が認められることを期待している」だったか、「はあ?」と言いたくなることを言っていて。

ほんとは陽性出した方が悪いのに、エテリの言い方って、自分たちが正義みたい。ドーピングと言ってる方が悪者みたい。
そして、ロシアの記者がもう、ほとんどそんな感じに見えた。

「ワリエワは何も悪くなく、むしろ被害者で、悲劇のヒロイン」扱い。変なの。どこがだよ!って思うけど。
ただ、ワリエワサイドから見ると、ロシアの街に応援の大看板もたったし、通り過ぎるとロシアの記者が「応援してるよ!カミラ!」って言ってくれる。(シェル、トゥルには、掛かる言葉も何もないのよね)

さらに、まずトクタミシェワ選手が早期にワリエワ擁護のツイートかなんかして(リーザは株落としたね)、他にも彼女を応援、支持、評価するコメントを選手系や関係者がだしたみたいで。

かなり後になって、プルがワリエワを史上最高の選手かなんか、てきと~なこと言っちゃって。(プルにも立場はあるし、これはもう、仕方ないと思うけど。)

何か戦前の日本の、大政翼賛会みたいな状態。ロシア国内的には、フィギュア関係者は、例外的な立場の人を除けば、「ワリエワ応援しないと非国民」みたいな雰囲気になってるんじゃ?と思ったし。(トゥル、シェルもいるのに)

ちょうど、ロシアとウクライナが軍事衝突の懸念が走って、この状況下で、ワリエワから見れば、大統領からの激励も擁護もあるし、何か、国を挙げてワリエワが五輪で金メダル取る事を期待し、熱く応援してるように見えると思う。

「貴方は何も悪くない、悪いのはあいつだ」、みたいに教唆されてる未成年の子、みたい。

羽生は凄く五輪向きのメンタル持ってるけど、ああいう大舞台に強い人は珍しく、ワリエワはそこまで非凡な子ではないから、この、「国を挙げて君が金メダル取るのを応援してるよ!」みたいな雰囲気は、ワリエワに大きな力になった、1位へ大きく前進したと思う。

日本の報道でも、毎度彼女の演技映像が流れ、「他の選手が絶望するほど強い」と繰り返される。それは、そうじゃないよ。「絶望」は、だいぶ前、時々転んでた頃、4回転も入れるか入れないか位の頃に、「ロシアのメディアが付けた」と聞いている。フィギュアよく見てる詳しい人から見ると、その時期彼女はそんなに言うほど強くなかったし、他の選手が絶望したって話も聞かない。

絶望、という不自然で作為的なニックネームは、これも、自分的には「カミラ・ワリエワプロジェクト」の一環。
今は、ワリエワ、絶望じゃなくて、捏造とか、自分的にはそんな気分。失望とか。

とにかく日本の報道の、サブリミナル効果、っていうんだっけ、ワリエワ=凄い、という刷り込みは、洗脳みたいで首をかしげたくなる。今の日本のヤな所は、そういう一つの価値観を「皆、そう思ってる」と押し付けてくること。

でも、私はワリエワなんか別に凄いと思ってないし、見たいと思ってない。

私が見たいのはトゥルソワ。

世界女王シェルバコワ、容姿も含めて見たい人は居るだろう。

ただ、この二人、扱われ方が今回のワリエワのドーピング騒動によって、・・・・なんか、居ない人みたいに、扱われてないか???

ワリエワが史上最高の選手で金メダル取って当然、みたいな、試合の前から結果が決まっちゃってる出来レースを見てるみたいで、あんまこういうのは見ていて面白くない。

とにかく、国を挙げてのワリエワ応援モード、どうかすると、彼女が勝つことはロシアのウクライナ侵攻とかの現実の中で、政治利用モードも感じるし、やばい雰囲気。

トクタミシェワが、ジャンプを決めるためには、自信を持つことよ、と言った。
その通りだと思う。
今回、自信を深めたのはワリエワ。

逆の立場が、トゥルソワとシェルバコワ。
ワリエワが一番、みたいな異様な雰囲気の中、初めての五輪を迎える彼女たちは、五輪に出る選手の本来ある歓びが、無い状態にあると考える。

応援しちゃうけど、ここでは気持ちが届かない。
メディアの報道も、異様だ。ワリエワのドーピング問題を取り上げるなら、それだけ出せばいいのに。あれではまるで、批判ではなく、称賛してるみたい。付和雷同な態度に終始し、結局、どうせ最後は、ワリエワは悪くなかった、という決着で、ストーリー描かれるだけなんだろうな、腐敗だよなぁと思う。

私はドーピングのワリエワの演技を、薬やってもあの程度、としか思ってないし、最高なんて全然思ってないけど。

あのワリエワを最高の演技というなら、その演技はドーピングで実現した物であって、間接的にドーピングを容認、称賛してる事になるんだよ!

陽性確定してるんだから、本来出られない選手が出てるだけなのに。メディアは、称賛多すぎ!

こんな、変な洗脳みたいな流れでなく、もっとちゃんと普通の試合を見たかった。

頑張れ!シェル・トゥル!

≪続く≫

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ワリエワ、ドーピング問題、黒さに絶望

2022-02-15 10:13:21 | Weblog
ドーピング検査で陽性のワリエワが、今日のSPに出られるという茶番。

ワリエワの「絶望」の意味って、その黒さに絶望、って意味。

あの空騒ぎは、何だったの?

本来出られない、出てはいけない選手が、堂々出場。滑稽だよ。
ロシアのメディアは彼女を英雄扱いなので、海外メディアが批判するべき所を、
アメリカの記者が、ワリエワが出られて良かった、と言っていた。

ロシアの関係者は、今は批判を言える立場にないと思う。
こんな時に海外メディアがワリエワ陣営を称賛することに、黒さの上塗りを感じる。

ワリエワ、絶望。

エテリは、正義が勝つことを期待する、と言った。ワリエワ陣営にとっては、この絶望黒裁定は、「正義の勝利」なのね。
ロシアの街ではワリエワを応援する写真付きの大看板みたいのが、ビルの壁にあったのを、ニュースっでやってた。

ワリエワは、さぞかし力を得た事だろう。

・フロミフとワリエワのこの1年を比べると、どうみてもフロミフはドーピングやってないと思うし、やってたら今頃、もっと強くなってるよねって苦笑した。ワリエワはドーピング的には黒だけど(本人の承知のいかんにかかわらず)、それ以外の選手は、今の所何も材料もないし、証拠もないのに、他の選手も、みたいに言うのは、現状筋違い。

・ロシアの国威高揚に使われるワリエワ。

ただ、心配したウクライナ問題は、ラブロフ外相が動いて、もしかしてプーチンが危機回避してくれるかも?と、一縷の望みを抱いている。
バイデンはいざという時、頼りにならないけど、日本に要求だけはしてくる。

・蚊帳の外状態の、トゥルソワ、シェルバコワが、気の毒過ぎる。
せっかくの五輪の初舞台。全然、メディアにも無視されっぱなしで、本来あるような取材がないみたい。
ワリエワは応援されて、不公平この上ない試合。




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