スノーマン見聞録

ジャンルも内容も気の向くまま~“素浪人”スノーマンの見聞録

東北のイケメン

2014年02月06日 | 雑感
どうです? いい男でしょう~! 
山形・山寺、蝦夷のアテルイと東北の話が続きましたが、「日本のゴッホ」と言われた棟方志功も少し。

   

以前東北を一週間旅した時に、「棟方志功記念館」に立ち寄ったことがありました。

絵や版画や書の凄さに驚き、その感性に感動したものです。

 
 弁財天妃の柵     鐘渓頌(雷文の柵)    釈迦十大弟子版画柵(一部)    華厳譜(風神の柵)
                                  
柳宗悦や河井寛次郎など民芸運動家からその才能を見い出され一躍有名に。
「バケモノガデタスゴイ」 柳が京都の河井に打電したのは有名な話)


棟方志功は若かりし時、文学・演劇の結社を起こしたり、同人雑誌「夢」を発刊し短歌を載せたりの文学青年だったようで、仏教にも造詣が深く《釈迦十大弟子版画柵》や《観音経版画柵》は傑作。

ベートーベン第九交響曲なども題材にしている。作家・壇一雄が訪ねた時、”家中震動するばかりに《第九》をかけ、舞うような足取りで仕事場に行き、版木に顔をこすりつけるようにノミをふるっていた”と語っていたという。

以前記念館を訪ねた時に《書》のなかにこんな言葉が刻まれておりました。

  『 ちかごろ 酒はまずいし 女も醜い 』  
  『 あおもりは 悲しかりけり 』

研ぎ澄まされた感性を持っていた人なんだなあ、、、そんな気がしたことを覚えております。

宮澤賢治や太宰治が、、そうそうエベレストの三浦雄一郎も東北出身だったのですね。
(宮澤賢治は当ブログに載せたことが)~『賢治の声聞』(クリック)

感性豊かな凄い人達が多くいる。 東北というところには。