左より
①アストロフィツム属 瑞鳳玉 Astrophytum capricorne
②アストロフィツム属 ニベウム Astrophytum capricorne var. niveum
③アストロフィツム属 ニベウム Astrophytum capricorne var. niveum
瑞鳳玉はトシさんからの頂き物。
中央と右側のニベウムはメサガーデン種子実生株としてオークションで入手したものです。出品者は中央の白点のあるものは白瑞鳳玉、右のは大鳳玉としていました。
少々、疑問に思って出品者に問い合わせたところ、②はメサのカタログでは55.56、③は55.51とのこと。どちらもクアトロシエネガス産のcapricorne var. niveum で、違うのは点以下が56か51かということだけです。さてさて、それだけの違いの種子からこれだけ見た目の違う個体が出現するものなのでしょうか。それもすべて同じようなのとは。
白瑞鳳玉も出典によって、capricorne var. niveum であったりcapricorne cv. HAKUZUIHOUGYOKUであったりとまちまちで、よくわかりません。
ますます、混乱してきました。どなたか、すっきりとした解答をお願いします。
メサの整理番号は便宜的なもので、同種の枝番の下に新しいバリアントが加わると小数点以下の桁がどんどん増える仕組みのようです。
瑞鳳玉ニベウムは標準対象名は白瑞鳳玉ですが、これも日本で園芸的にそう規定されている(成株になっても上部の白点に茶色味がかからない)ものとは必ずしも一致せず、まあ白点大目の瑞鳳玉といったところ。なかでクアトロシェネガス近郊には、無白点緑肌のコロニーがあり、これが日本でいう大鳳玉のオリジン?とみられる植物です。一時期はこの野生大鳳玉が大変な貴重品で入手困難でした。queiitiさんが入手されたものは、種子が謳っている本来の特徴がよく出ているものと思います。。
とりあえず、
クアトロシエネガス産のニベウム(無白点)
クアトロシエネガス産のニベウム(多白点)
と記銘しておきます。
それにしても、はるかクアトロシエネガスのコロニーについてまでご存知とは、恐れ入ります。
これからも、頼りにさせていただきますので、よろしく。