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ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

中将姫さま

2013-05-11 16:23:36 | お寺・神社


奈良国立博物館で開催中の「當麻寺展」に行きました

子供の頃読んだ「中将姫物語」という絵本のお姫さま縁のお寺です。
絵本の挿絵のお姫様は、十二単の平安装束でしたので、平安時代のお姫様
だと思っていましたが・・・

博物館で藤原不比等の孫!だとわかり、奈良時代の方だったのね。

継母にいじめられて、その後出家して蓮の糸で曼荼羅を一夜で織り上げた
あのお姫さまです

中将姫の足跡を訪ねて、石光寺・當麻寺に出かけました



牡丹が見頃でした



中将姫が蓮の糸を染めたと伝えられている井戸
この井戸に紡いだ蓮の糸を浸すと、たちまち5色に染め上がったという
伝説があります



牡丹の絵を描いている時、花芯の様子がよくわからず、困っていました
良い機会ですので、しっかり観察。
でも花によって様々・・・



アオスジアゲハ(交尾中)
蝶の交尾は1時間ほど掛かりますが、その間ほとんど動かない事が
多くて・・・鳥や悪い人間に見つからない事を祈りつつ・・・



その後、當麻寺へ。



色とりどりの牡丹



ワイン色の牡丹・・・描いて見たい色です。表情も最高!



奥の院のお庭



博物館で拝見したオリジナルの當麻曼荼羅は、ほとんど退色していましたが
縦3.7m横3.8mのサイズの織物を奈良時代に製作できた事に驚きました

江戸時代に作られた複製も重要文化財に指定されていて、こちらは色鮮やかに
往時の様子が伺えます
(お寺の本堂に安置されています)

漢方薬のツムラ(バスクリンの会社)とも縁が深く、創業者の母方の
ご先祖様が中将姫のお世話をされたとか。
そういえば、中将湯(ちゅうじょうとう)という婦人薬ありました。
この婦人薬の処方は中将姫に由来するらしいです。

何回行っても新しい発見がある當麻の地です。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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そうそう! (boss)
2013-05-12 08:06:48
中将姫の事を呼んで、先ず第一に頭に浮かんだ中将湯
そんな昔話が有るなんて存じませんでした
ぴゅいさんは本当に色んな事を良くご存じで、何時も感心するばかりです。

素敵な大人色の牡丹ですね
お皿の中に咲かせて下さいませ~
返信する
bossさま (ぴゅい)
2013-05-12 21:44:26
実は、母の実家がこのお寺の近くなので、子供のころから
中将姫の話は度々聞きいていたのです。
中将湯って明治時代から売られてるのですよね。
ゆっくり効く漢方はロングラン商品なのが素晴らしい~

牡丹はさすがにどんな表情も絵になる・・・花の女王と言われる所以・・・でも描くとなると難しいですね。
写真だけは撮り貯めてあるのですが・・・・
返信する

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