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ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

東大寺本坊 襖絵 

2011-04-09 08:41:37 | 美術館・博物館
小泉淳作画伯の襖絵は・・・
言葉で言い表せない程でした

昼前後は120分待ち! 2時間ってこと!!
夕方には混雑も解消されるとの事でしたので、二月堂、戒壇院、大仏殿、
をお参りして、鹿と遊んで・・・3時半頃、それでも40分待ちの列に並びました

入場待ちに列の周囲の方はほとんど遠方からの個人旅行の方でした
私が一人なので自然に話しかけて下さり、周囲のグループ同士、話が弾みます
「気持ちが暗く、沈んでいたけど、思い切って出かけて良かった」
「関東は余震も多くて睡眠不足だったけど、久しぶりに熟睡できた」
という話が聞こえてきます

私も自粛が萎縮になってしまっていたのに気づきました。

公園の芝生で遊ぶ子供達。
鹿と戯れる観光客。
いつ訪れても変わらない奈良。
ようやく私も日常を取り戻せました。

待ち時間も長さも気にならないほど、楽しい時間を持つことができ
ようやく、会場へ

蓮池の襖絵は迷いのない線に改めて感動いたします
つぼみ、咲き誇る花、散りかけの花、咲き終わった花・・
つややかな蓮の葉
蒸し暑い夏の蓮池に涼しい風が吹き渡るような空気感です

渡り廊下を歩きながら見える庭も手入れがされ過ぎず、いい感じです

桜の襖絵は、お庭の桜とお互いが呼応しあってるような臨場感です
会場になった「東大寺本坊の桜」と奈良県宇陀市にある「又兵衛桜」
「吉野の桜」が三面の襖に描かれています
私も、周囲の人たちも庭園の桜と描かれた桜を交互に眺めて・・
なんて贅沢な時間なのでしょう!

高島屋で見た時とは全く別の絵のようです
「本来在るべき場所」で鑑賞できた事に感謝いたします

少し前、NHKの日曜美術館で小泉淳作画伯のお人柄に触れることが
出来て違う「見方」ができたことにも感謝です

画伯の印象的な言葉

「絵を描くというのは賽の河原に石を積むようなもの」
「絵の完成はどこで自分を許せるか、という事」
「1000年後の人達に名も無き人が無心の境地で描きあげた絵だと
見てほしい」(サインをされておられません)



樹齢300年になる又兵衛桜(写真は観光協会からお借りいたしました)
濃いピンク色の桃の花との競演が美しいです
(小泉画伯はこの桜を写生して描かれたそうです)








アトリエ・ラ・ヴィータ

東大寺・桜・さくら・サクラ・・deerちゃん

2011-04-09 08:25:11 | 奈良公園
氷室神社のしだれ桜
公園内で一番早く満開になります・・昨日からの雨で散りそうです・・




お寺のようにも見えますが、実はキリスト教の教会なのです
右奥に見えるのが興福寺の南円堂

ガイドブックに載らないけど、とても奈良らしい風景の一つだと
思います




桜に囲まれる大仏殿




東京国立博物館に貸し出されていた八角灯篭が戻ってきてます
創建当時からこの場所にあるのですが、この50年でかなり劣化が
目立ってきたそうです
私たちの便利な生活の影響なのだと・・・




早々に鹿の子模様の夏毛に着替えてる小鹿ちゃん
小さくてかわいいので観光客囲まれてます

鎖かみかみdeerちゃん
なぜか南大門近くで度々見かけます



自粛ムードでもっと閑散としているかと思いましたが、予想外に
賑わっている奈良でした
個人旅行の外国の方は沢山見かけましたが、団体さんは見かけません
京都も空いているそうですので、今年はゆっくりお花見出来そうですね


アトリエ・ラ・ヴィータ