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ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

トプカプ宮殿の至宝展

2007-11-07 15:07:05 | 美術館・博物館
京都文化博物館で開催中の「トプカプ宮殿の至宝展」に行ってきました



宝石や金銀を惜しみなく使った豪華な武具・装身具・衣装などが展示されています
ハレムという魅惑的な意味を持つ場所で生活していた女性達によって
素晴らしい刺繍・織物・歌舞音曲などが受け継がれてきました。
歴代のスルタン達は失脚した時、生活して行く為に幼少から「手に職」を身に付ける教育を受けていたとか。
庭師や金細工師・家具職人として最高の腕を持つスルタンが居た、とわかりとても親しみを感じます。。

京都文化博物館がある三条通は、騒がしい四条通りと違い、趣のある通りです。
遠方の知人に京都を案内する時は、錦市場の脇道~三条通りを散策する事が多いのですが
歩く度、ガイドブックに載っていない京都の魅力を見つけるのが楽しみなんです~


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第59回正倉院展

2007-10-27 21:50:37 | 美術館・博物館
奈良国立博物館で開催中の正倉院展に行ってきました



東大寺境内にある、<正倉院・正倉> 
建物は一般に公開されていて、これくらいの距離から見る事ができます

初日は朝からあいにくの雨。こんな日はたぶん混まないと予想して出かける事に。会場に着くと予想的中で、こんな快適な正倉院展は初めてでした。(入場に30分くらいは待ちますが、これでも快適!)・・・毎年訪れる度、少しでもわかりやすく展示しようと努力されてる学芸員さんたちの熱意が伝わってきます。
展示品の中で一番理解できないのが「古文書」・・日本語なのに読めません!!でも最近、とてもわかりやすい注釈が付いています。今年は未亡人・孤児・体の不自由な人に食料を支給する為の台帳が出品されていました。
○○郡XX村に寡婦が一人、孤児が3人と、1300年もの昔とは思えないくらい綿密に調査された資料です。それが、今も残っているのです。これに比べると現代の年金記録って、いったいどうして~ですね。。。
昨年は税務署の記録に「未納の税金を催促に行ったら、病気を理由に会って貰えなかった」と。←今も昔も変わりませんねェ(笑)身分の高い人達はおしゃれなアクセサリーを身に付け、机と椅子を使い、ベッドで寝ていたという天平時代。豪華で華麗な調度品・仏具・古文書を通して古代の人達の息づかいを感じる事が出来るのは、正倉院宝物を守って来た多くの人々のおかげです。
1000年後の人達にも見てもらえるよう守り伝えていけたら・・と思いながら会場を後にしました。


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金の輝き、ガラスの煌めき

2007-10-07 21:21:58 | 美術館・博物館

私の家から歩いても行く事が出来る藤ノ木古墳。装身具、金工品などの出土品を見てきました。1400年経っても色褪せない、金色やガラスの装身具・・・平安時代以降明治維新までの日本人はアクセサリーを身に付けるという事は無かったのでしょうか。古代の人々(身分の高い人)は現代人よりオシャレで素晴らしい色彩、バランス感覚を持っていたのですね。
金属加工や織物の技術の高さにも驚きます。(橿原考古学研究所付属博物館で開催中)

午後は飛鳥へ。稲刈りが始まっている田んぼの上空をイワツバメとコシアカツバメが乱舞してます。40~50羽位いたでしょうか。渡りに備えてしっかり養分の補給をしているのでしょう。どうか無事に渡りを済ませ、また帰って来てくれます様に・・~天高くツバメ恋しや秋の空~(笑)


工事現場のような藤ノ木古墳