ピュイ&キュイの徒然

ポーセリン・ペインティングや美術館・お寺巡り・バードウォッチングのことなどの覚書です

節分・立春大吉

2013-02-03 22:06:45 | 東大寺
良いお天気に恵まれた今年の節分
ぐるり~と回ってきました
春日大社は「長寿豆」興福寺は「興福豆」東大寺・二月堂は「福寿豆」



我が家では・・
ならまちの元興寺、興福寺、二月堂で買える鬼さん達
鬼は人間の煩悩の象徴とされて
赤ー貪欲
青ー怒り
黄ー我
黒ー愚痴
緑ー不摂生
を意味しているそうです



二月堂の豆まきに行ってきました
すっごい人、人、人!!
お水取りかと思うくらい!



この舞台の上から、これでもか~と沢山の福が降ってきます。
投げる人、下で待ち構える人、みんな楽しそうで、元気いっぱい。
ここに集まった人たちの所には鬼はやってきませんねっ。
悪い物も力負けして退散することでしょう。



帰り、興福寺の境内では夜に行われる追儺式の準備が進んでいました




今年も健康で過ごせますように。

東大寺・俊乗堂特別開扉

2013-01-25 07:34:18 | 東大寺
7月5日、12月16日の年に2回しか拝観できない俊乗堂(しゅんじょうどう)が
2月28日まで開扉しています!
一度も拝観した事のない私は、早速出かけました

俊乗堂には重源上人(ちょうげんしょうにん)坐像が安置されています
平家に焼き討ちされた後、再建の為、全国を回った方です
(歌舞伎などの勧進帳はこの重源上人がモデル)

俊乗堂の場所は大仏殿裏、鐘楼の横
この鐘は日本三名鐘(他は神護寺、平等院)に数えられています

東大寺ミュージアムも心待ちにしていた展示が始まります

興福寺ではこの春、南円堂が長期開扉されます
ここは、10月17日しか拝観できないので、貴重な機会ですね



お腹の大きなメス鹿ちゃん
春には、可愛いバンビが産まれますね♪


HP アトリエ・ラ・ヴィータ はこちらから


大仏さま秋の祭り

2012-10-20 22:29:28 | 東大寺
10月15日は聖武天皇が大仏建立を発願された記念日
東大寺では「大仏さま秋のおまつり」をおこなっています。

慶賛法要(けいさんほうよう)・献茶・午後から慶賛能が奉納されます




大仏殿前の鏡池に設えられた舞台



午後1時半から始まります

金春流 仕舞(しまい・能の一部を素で舞うこと)
    半蔀(はしとみ)
    松虫(まつむし)

観世流 仕舞
    花筐(はながたみ)
    春日龍神(かすがりゅうじん) 

観世流 能 「井筒」(いづつ)

「井筒」は夢幻能の傑作とされています
あまり動きが無いのが特徴・・・

伊勢物語の第二十三段「筒井筒」を元に作られています
待つ女である井筒の女が、業平の形見を着て井戸に身を映し、
昔を回想するという幻想的な能で、すすきをつけた井戸の作り物が
秋の寂寥感を際立たせていますが・・・



季節柄、遠足や修学旅行の一団が見物してして
夢幻能の特徴は、ほとんど動きが無いので、「人形?」「あ!動いた!!」
と大騒ぎです。
能楽堂などでは、観客も静かですが、野外公演では演じ手も集中力を維持
するのに大変だな・・・と思います

慶賛能は、5月2日(聖武天皇祭)と10月15日に奉納されます
無料です