Cat-Walk
小生の好きな単語である。
舞台や客席の上にある細い点検用の通路のこと。
演劇の世界にいたこともある小生にとっては
お馴染みの用語であり お馴染みの場所でもある。
登ったことがある人は あんまり多くないでしょう。
慣れていないと もの凄く おっかない場所でもあるのだが…
昇ると なんだか ウキウキしちゃうのである。
舞台の ぜぇぇぇぇ~んぶが 見えちゃうのである。
舞台も 舞台裏も 客席も…
役者さんも 裏方さんも お客さんも…
何もかもが ぜぇぇぇ~んぶ 見えちゃうのである。
きっと 人間界を見ている神様は こんな気持ちなんだろう。
あぁぁぁぁ あんなとこで ジタバタしている奴がいるよ。
おぉぉぉ こっちでは 盛り上がってるよ。
うぅぅぅぅ こら!そこ! そんなに泣くなってば。
なんて… 神様は Cat-Walk から
我々を きっと ニヤニヤしながら 見ているのである。
舞台の Cat Walk から 下を覗いていると…
妙に 下の役者さんたちが 小さく見える。
「そんなに ジタバタしたって しゃ~ないじゃん。」
なんて 勝手に 悟ってしまうことがある。
大声で 役者を怒鳴りつけている…
ブタカン(舞台監督)さんを…
「ケッ! 小者がぁ~ 何を偉そうに!」なんて
鎧袖一触しちゃったりするのである。
下界の生活に いささか疲れたので
ちょっと 高みに登りたいような気がする夜です。
幻のCat Walk を よいしょ&よいしょと 登って
神様の横で 人間界を 眺めていたいような気がします。
君の頭の上に… Cat Walk があったら便利なのに。
ないんだんぁ~ これが…(コンチクショウメ)
高みに登る方法を
今度 ダニエル・ジャクソン博士に 伺うことにしよう。
彼なら きっと 教えてくれるだろう。
あれ? 高みの存在は
下界の人に干渉できないんだっけ?
ありゃりゃ? それは ちと つまらんねぇ~
こんなことを 考えているようじゃ
高みの存在には いつまでもたっても なれないね。
ははは。(ため息)