カンスの背の上で

たまには火を吹け! カンス! ほれほれ!
              (ボッ!) 

竹刀を持ち込んではいけない。(VS C.T その4)

2012-01-11 19:52:49 | 竜の学校

 剣道部だったB君は 日頃から素振りを欠かさなかった。
 選手生活を引退し受験勉強を本格化させた頃でも…
 休み時間に、教室の片隅で【素振り】をしていた。
   本人曰く、「素振りをしていると解法が閃くんです。」
   小生曰く、「脳細胞まで筋肉組織に侵食されているだけだ。」

 当初は、通常の木刀(または竹刀)を振り回していたのだが
 天井の蛍光灯を2度も破損し、級友たちにガラス片シャワーを浴びせたので
 「教室内での素振り禁止令」を喰らったのである。

 反省したB君は それでも 素振りを諦めきれず…
 部室に転がっていた竹刀を改造し「リトル竹刀」を作成。
 【小五郎】と命名して 肌身離さず持っていたのである。
   どうでもいいけど このネーミングだと…
   通常の竹刀は【大五郎】になってしまうのだが(苦笑)
 

 センター試験当日
 B君は当然のように小五郎持参で会場に現れた。
 
 小生「そんなもんを会場に持ち込めるわけないだろぉ~ 置いていけ。」
 B君「武士の魂です。置いてなぞ行けません。」
 小生「試験官に取り上げられるぞ~」
 B君「試験官も日本人です。説明すれば判ってくれます。」

 そんなはずない。(爆笑)
 予想通り、入口でチェックされ、説明むなしく 持込を拒否された。
 しょげるB君…泣く泣く 愛刀の小五郎を手放し、小生のところに持ってきた。

 B君「師匠 我が分身 小五郎を よろしくお願いします。」
 小生「うむ。貴君の魂 しかと預かった。存分のご活躍を!」
 B君「かたじけない。しからば 御免!」

    どっちも 時代劇オタクだからねぇ~(苦笑)
    回りの級友たちの苦笑を尻目に 
    B君は 肩で風を切って 試験会場へと 乗り込んだのである。


 そんなわけで 受験生諸君よ。
 試験会場に 竹刀または木刀を 持ち込んではいけない!

 まもなく本番! 存分のご活躍を!

 

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