カンスの背の上で

たまには火を吹け! カンス! ほれほれ!
              (ボッ!) 

ちょっと真面目に【平常心】を考える。

2012-01-11 21:40:29 | 竜の学校

 試験直前になると ガッコのセンセは…
 「落ち着け! 平常心で臨め!」なんて しゃべるのだな。

 オジサンも職場で 
 何人ものセンセが この【平常心】という単語を 乱発しているのを見てきた。
 
 今 gooさんの辞書を引いたら こう書いてあった。
   ⇒ ふだんと変わらない心。揺れ動くことのない心理状態。



 でも、我が高校時代の恩師が教えてくれた【平常心】って 
 この辞書とはちょっと違うのです
 
 (以下 敬愛する師匠からの受け売り)
 平常心という単語は もともと【禅の世界】の言葉なんだそうです。

 人間はだれでも、試験なんかで緊張する。ドキドキする。
 緊張のあまり 普段の力が出せなくて パニックになる。
 落ち着こうと思えば思うほど ますますパニックになる。

 禅の世界で言う【平常心】とは
 「そんな ドキドキしている 自分を そのまま受け入れなさい。
  試験のときに 緊張するのが当たり前。無理に落ちつこうなんて思わないで…
  ドキドキしている自分こそが 本来の自分なんだと 素直に認めなさい。」
                        ってことなんだそうな。

 私は禅の世界に潜り込んだことはないし、哲学的知識なんて からっきしだから
 師匠の話を 正しく再現できたかどうか さっぱり自信はないんですけどね。

 我が師匠は こんな風にも 教えてくれた。
 「お前が もしも 試験会場で 緊張していることを 自覚したのなら
  もう1人の自分(自分B)を 頭の中で無理やり作り出しな。
  そして 自分Bを 幽体離脱させて 自分Aを外から 眺めてみな。
  そして 自分Bに こう言わせるんだ。
   【ははは。俺って緊張してやがんの。割と可愛いとこ あるじゃん】
  そんな風に 自分を外から 眺めて
  自分の緊張感や焦りを 容認することができれば おまえの勝ちさ!」と…


 なんだか 誠にあやふやな アドバイスであり
 当時の私は 「なんのこっちゃねん?」と思ったのであったが…

 いざ、試験本番で…
 私は見事に 自分Bを 幽体離脱させることに 成功したんだな。(苦笑)

 「あらら。手のひらに 汗かいちゃってるよ。
  さっきから 神経質に 鉛筆を削ってるよ。
  らしくないねぇ~  ははは。 俺って 結構 ジャイなのねぇ~」

 そう 思ったら… すべての緊張が 楽しく思えてきた。
 緊張している自分が とても 可愛く思えてきた。
 そして ふっと あらゆる 不必要な緊張が 抜けていったのである。



 受験生よ。抽象的過ぎて 有効なアドバイスとは ならなかったかもしれないけど
 とにかく 騙されたと思って…
 別の意味の【平常心】(幽体離脱型客観視?)を実行してごらん。
 きっと 君の緊張は 見事に 抜けていってくれるはずさ。


               存分のご活躍を!






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