いつもなら 朝早くに 自宅を出て
そのまま 勤務先(約100km彼方)へ向かうのだが…
今回は 赴任先のアパートに仕事を残してきたので
夜の8時に自宅を出た。
市内を走る。ガソリンの残量がちょっと気になったが…
「まぁ どっかで 入れりゃ~いいや。」とお気楽に考えていた。
市内脱出。山間部へ。
「ん? ここは閉まっている。」
「ありゃ? ここも閉店か。」
だんだん心細くなる。
自宅からアパートまでは
田舎度が【単調に増加する】のである。
一方 ガソリン残量は【単調に減少する。】
中間地点(50km)で私は深刻に考え込んだ。
ここから先は いよいよGSがなくなる。
しかも時間はどんどん遅くなる。
さらには連休最終日だからなぁ~
GSが開いている可能性は限りなく0に近くなる。
24時間のセルフスタンドなんて 山の中で見たことがないし。
電卓をカバンから出して 真面目に燃費計算をはじめる。
走行可能距離(予想)=60km
これから走行しなければならない距離=50km
したがって 余裕は 10kmしかない。
我が車の燃費は 16km/リットルだから…
運よくたどり着いたとしても
タンクの中は1リットルも残ってないことになる。
しかも、難所の峠が一ヶ所あるのだ。
果たして 計算通りの燃費が維持できるのだろうか?
はなはだ 怪しい状況である。
かといって ここで 腕組みをして 悩んでも
なんの問題解決にもならない。
どう考えても 我が車の性能を信じて 走りきるしかない。
最大限に 燃費優先の走りをして ガソリンを温存するしかないのだ。
そして 私は ピアニッシモで アクセルを踏みつつ
さっき アパートにスッカラカンで たどり着いたのでした。
いやぁ~ こんなに 神経使った運転… 久しぶり。
一休みしてから アパートの近所の24時間営業セルフスタンドで
我が愛車に 腹いっぱい ガソリンを食わせました。
タンクの中の推定残量は 0.7リットル。
偉いぞ! 我が愛車よ! よくぞ耐えた。
冷や汗かいたなぁ~ ほんまに。