夏休みのガッコ 雨模様の日々
グランドは もはや 泥んこ状態。
野性の王国の我がガッコ
油断していれば すぐに グランドは
鳥さんたちの 集会場となる。
一昨日は 小雨の中を 大挙して…
カモメ軍団が訪れた。
その数 ざっと数えて 38羽!
全員がグランドで せっせと 何かを ついばんでいる。
ある生徒は言う。
「ミミズ 食ってんじゃないの?」
ある生徒は言う。
「変な藻みたいな奴がいっぱい生えてるから、
あの藻を食ってるのさ。」
何を食っているのか知らぬが…
一列横隊でカモメは グランドの端から 中央に向かって
ザッザッザッと ついばみながら 行進を続けている。
かなり 不気味な集団である。
かなり 強気な集団である。
午後 野球部が グランドの水取りを始めた。 【逃げない。】
陸上部が ランニングを始めた。 【逃げない。】
用務員さんがトラクターを引っ張り出して
外野の整備を始めた。 【全然逃げない。】(笑)
何が来ようが 彼らは 飛び立つ気ゼロ。
トラクターの横を平然と歩いている。
クラクション鳴らしても ギロッと睨むだけ(笑)
トラクターに同乗して 遊んでいた私は
メガホンで叫んでみる。
「はい。そこのカモメさん…邪魔です。
すぐに 退避しなさい。邪魔だってば!」
まるっきり 飛び立つ気配なし。(あきれ)
しかも、「ちょっと飛ぶ」ことすらしない。
トコトコ トコトコ 歩き続けている。
なんか 見てると、【だるい】んですけど。おまえら。
野球部がフリーバッティングを始めても、居座り続けている。
ボールが飛んでくると ちょっと【歩いて】よける。
ぐわぁぁぁ~ おまえら ほんまに 【鳥】かよ?
職員室では 真剣な討論が交わされている。
「あれ カモメ? それとも ウミネコ?」
はて? カモメとウミネコの定義の差はなんだい?
センセたちが 職員室から 真剣に 双眼鏡で 観察している。
これこれ。皆の衆。双眼鏡なんかつかわなくても、
2m付近まで 接近しても 逃げないぜ。あいつら。(笑)
野球部の顧問がため息をついた。
「うちの部員数より多いじゃねぇ~かぁ~」
陸上部顧問もため息をついた。
「野球部+陸上部より…多いです。」
平和な&小さな 野性の王国のガッコです。はい。