ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

語り

2012年11月04日 09時52分37秒 | いろいろ
昨日,日系人移民女性の語りを聞いてきました。ブラジル,ペルーの女性。ただただ,圧倒されました。親が南米に渡り,向こうでどういう暮らしをしていたか,家族のことや教育のこと,それから戦争によって現地の日系人社会がどのような状況におかれたのか,日本に来てどうだったのか。そんなにきれいに時系列に話すわけではないし,基本的には識字教室で書いた作文を読み上げ,その合間にいろんな話も語ってくれました。

何だろ。スピーチって考えたら,そりゃもっとはきはき,大きな声でユーモアも交えながらというのもあるかもしれないけど,でも,そんな「どや顔」のよそ行きの語りではなく,本当に日常の中で営んできた人生がそのまま静かに問いかけてくる,それも静かにだけどものすごい迫力でもって迫ってくる,本当に圧倒されました。

場所が教育文化会館というところだったんだけど,語りの場の隣には,識字教室の作品がきれいに並べられていて。それが語りをさらに迫力をもったものにしていたし,作品にも迫力を与えていたなぁ。その場にいて空気を共有できたのが,とてもとても貴重な感じがしたり,うれしかった。

識字って人から学ぶ,人の人生から学ぶ,人の人生をくぐるとかって,いろいろな表現がされることがあるけど,今日,初めてそういった言葉がすとんと落ちた気がした。やっぱり,人から学ぶんだな。

終わってから,職員と参加者で来てた人,3人で池上町の焼肉屋へ。お店の雰囲気も飾らない感じでとても居心地もよく,お店の人もいい感じで。話も本当に深く考えさせられる話やら,はっとする話も多く,楽しかった。街のことも,歴史ももうちょっと知りたいな。

…その後,また2人でフィリピンの人がやってる料理屋さんへ行って飲みの続き。店の人の姪だったか何だか忘れたけど,6歳の女の子がずっと店にいたけど,日本語は話せない感じ。来年から小学校ってだいじょうぶかな。


川崎へ来て3年半,最近,ようやくって感じだけど,ずいぶんとほっとできる友達が地元にできてきてるような気がして,とてもうれしい。移動すると本当に一旦リセットになるもんな。外国人支援とかも,本当はそういうレベルのところがしっかりとしていないといけないんだろうな。

昨日は本当にいろんなことを感じたし,本当に圧倒されたり,楽しかったし。何か支離滅裂な文だけど,しゃあないな。寝て起きたけど,全然理路整然とした話にならないや(笑)
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