ふんでノート ~ちいきづくり・まちづくりと日本語教育

ちいきづくり・まちづくりと日本語教育をつなぐことを,「場づくり・人づくり」から進めていきたいと思ってつらつら書くノート

外国人児童生徒の教育ニーズに応える

2015年08月09日 08時28分30秒 | いろいろ
学校教育における連携に試みというのがサブタイトルといてついていたんだけど。

あまりかっちりとした組み立てではなく,集まっている人も登壇者も入れて30人ぐらいだったかな。でも,おもしろかったな。連携というのは,学校外というよりも学校内,学校間でどうつながっていく中で教育効果を高めるかという感じだったけど,いくつかはっとしたこともあった。

中でも一番印象的だったのは,入り込み授業とか取り出し授業の発想。通常は遅れている部分をどう取り戻すかということを考えて,積み上げていく。でも,実際には積み上げていく一方で,在籍学級でも授業が進むからいつまでたっても追いつけない。それに,取り出し方とかがちぐはぐだったりすると在籍学級での授業の内容もついていけなくなって差がどんどん広がっていく。

そうではなく,在籍学級の活動にどう参加できるかということを考えて厳しい部分だけフォローとして入り込み,取り出しを行い,飽くまでも在籍学級の通常の授業に参加する,また,その中でこれまでに勉強していないことで関連する部分を少しずつ,取り上げていく。

って発想での実践報告があったんだけど,おもしろかった。授業についていけるようにということもあるけど,授業についていけるということが周りの友達との関係も大事にするし,また,そのことが自信にもつながって自分から学ぶようにもなるし。

いつまで経っても追いつけない…と思いつつ,必死に追いつこうとがんばるのではなく,まず助けながらフォローしながら一緒にやる。その中で少しずつ支援や援助の量を多くしたり減らしたりしていく。

大事やな。


支援することで孤立すること,支援が孤立することは良くないってことやな。
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