墨汁日記

墨汁Aイッテキ!公式ブログ

スキャナー

2006-01-22 15:56:00 | 駄目
 リアルの日記はつけていない。
 その為、過去にあった事のほとんどは忘却の彼方だ。

 ところで、スキャナーが欲しい。 うちに今あるスキャナーは西暦2000年に購入した物だ。西暦2000年と言えば、かの恐怖の大王が訪れた、その翌年である。

 2000年の時の俺は満30才。
 その頃はまだ漫画家になる夢を抱いた青年建築作業員だった。拘束時間の長い職場に嫌気がさして、「もっと自分の時間が欲しい」と6年間勤めた会社を辞め、本格的な漫画制作にとりかかる準備をしていた。まぁ、ホントに準備だけなんだけどね。

 ある日、一人で悶々と漫画のネタを考えるのにも飽きて、webデザイナーをやっている知人の家に遊びにいった。
 それまでは、仕事が忙しくてコンピュータにはまったく興味がなかった。だが、知人はコンピュータを使いこなして金を稼いでいる。時間にゆとりが出来た俺は、コンピュータも面白そうだなと思った。
 彼は生活が不規則で、メールにせかされて仕事をしている。
「これを仕上げたら飲もう」
 とか言うので、彼の仕事を邪魔しないよう、仕事が終わるのをジッと待つ。ヒマなので、パラパラと本棚にある彼の本を流し読みする。
 その本棚で見つけたのが「スタパ斉藤」だ。
 彼の文章と、そのデジタルな生活ぶりに俺はすっかりしびれた。
「俺もパソコンが欲しい!」

 友人にその話をしたら、じゃあ明日電気屋に行こうと言うので、そのまま彼の家に泊まった。

 次の日、小平の電気屋に出かける。そこで、すっかりMacの輝きに魅せられてしまった。これさえあればなんでも出来るのだ。
 そして、脳裏には「デジタル漫画家」としての自分の姿が浮かんだ。紙やペンはもう古い。これからはデジタルな時代だ!
 
 そんなで、数日後にはG4とプリンター、A3まで読み込めるスキャナーを購入した。ペンタブレットとかあるけど、線だけはまだまだ手描きには及ばない、業務用のA3まで読み込めるスキャナーは必需品だ。と、その時は思ったのだ。

 そのスキャナーは13万円した。
 13回もスキャンしただろうか。なんにしろ元は取れていない。

 無謀な買い物のおかげで、たちまち貯金は底をついた。
 金がないならバイトでもすりゃいーさ。てなわけで、こうして現在まで続く俺のフリーター生活が幕を開けた。

 ちなみに、その時は友人は「マクロレンズで写真を撮りマクロー!」とか言う親父に成り果てている。時は残酷だ。


徒然草 第二百一段

2006-01-22 06:32:30 | 徒然草
 退凡・下乗の卒塔婆、外なるは下乗、内なるは退凡なり。

<口語訳>
 退凡・下乗の卒塔婆、外なるは下乗、内なるは退凡である。

<意訳>
 「退凡」と「下乗」の卒塔婆。
 外にあるのが「下乗」、内にあるのが「退凡」である。

<感想>
 テキストからの受け売りを今日も大放出だ。

 この段は、『大唐西域記』に書かれたインドの話をもとにしている。
 むかし、インドの霊鷲山でお釈迦様が説法をなされた。その説法を聞きに行くためにマカダ国のビンバシャラ王が山頂まで道を開き、その途中に卒塔婆を一対たてさせた。それが、「退凡・下乗の卒塔婆」である。
 霊山である霊鷲山に登ると、まず「下乗」の卒塔婆がある。その卒塔婆は、ここで乗り物から下りろという事を指示する。さらに行くと「退凡」の卒塔婆がある。この卒塔婆は、凡人・凡夫、すなわち一般人の立ち入りを禁止した。

 「退凡・下乗の卒塔婆」は、日本の墓場にささってる戒名とかが書いてある例の細長くてペラペラの木製の卒塔婆などではない。たぶん石などを塔のように積み上げた立派な物だろう。
 ところで、乗り物から下りることを指示する「下乗」の卒塔婆。昔のインドの乗り物はどんな乗り物であったのだろう。やはり像さんだろうか?

原作 兼好法師


おいし占い

2006-01-22 05:17:17 | こうさぎ
おいし占い:最後運よさそう

 御最後に近いは河竹、仁寿殿の方に寄って植えられてるのは呉竹でしょう。

★愛のアドバイス★
 「残りモノには福がアルぅ~」で、今日はサイコーに「最後」がついています。ほぼ「一番最後」で間違いがないかなと断言いたしましょう。
 行列に並んでも、あとから人が来たなら「ささ、どうぞ。さ~どうぞ」とドンドン順番をゆずっちゃって、常に最後尾キープを保持することをお奨めします。その結果は全ての残った福を独り占め。オホホの w w w みたいな結果にほぼ確定みたい。どーです最高でしょ?

*これはBlogPetおいしによる今日の占いです。
占い監修:マダムprotozoa


日曜の朝

2006-01-22 04:52:42 | 日常
 3時に目が覚めた。ベランダに出ると半月が出ている。
 立川では昨日の夕方には雪がやみはじめていた。今日は良く晴れそうだ。

 ベランダでしばらくぼんやりしていると、夜中だというのに住宅街からはいろんな音が聞こえてくる。
 ズオー。ザー。ブーンブーン。リーンリーン。
 ほとんどが自動車の走行音か、空調の室外機のモーター音だ。中には虫の音のように聞こえる高い音もあるが、これも室外機のモーター音だろう、機械の設置が安定してなくてどっかが共鳴しているのだと思う。

 夜中の街でも、耳をすませば機械がうなりをあげる音であふれている。
 遠くで新聞屋の原付が走り回っている音が聞こえてきた。
 そろそろ朝になる。